水酸化Naの成分解説と安全性、役割

代表的なアルカリ剤のひとつ、水酸化ナトリウムのことを指します。別名で苛性ソーダとも呼ばれる素材です。
スキンケア製品やヘアケア製品においては、pH調整剤として使用されるほか、中和剤、乳化剤、ゲル化剤などに用いられます。
石鹸の合成に用いられることでも知られる成分で、薄い水溶性のものは皮膚表皮を軟化させる作用があります。
この素材そのものに肌に対して何かしらの効果があるということではなく、肌をなめらかにするなど仕上がりをよくするための素材とも言えるでしょう。
美容製品以外にも、医薬品や工業用として活用される素材のひとつです。

濃度が高い場合には皮膚に対して強い刺激を与えたる恐れがあります。
ただし、美容製品などには中和させてから配合するのが一般的なため、配合されていても特に不安を感じる必要はないと思われます。

主にpH調整剤やアルカリ剤、乳化剤などに用いられる素材です。
ステアリン酸やラウリン酸と結合させることで石鹸を合成することにも活用される素材となっています。
乳液やクリーム、洗顔料といったスキンケア製品のほか、シャンプーや白髪染め、パーマ液などのヘアケア製品でも見かける機会のある素材のひとつでしょう。
皮膚の表面を軟化させる役割を担いますが、水酸化Naそのものが何かしらの効果を持つという訳ではありません。
例えば乳液やクリームに配合されることで、肌をなめらかに仕上げることに役立てられます。
水酸化k（水酸化カリウム）や界面活性剤と合わせて洗浄剤として用いられるケースもあり、医薬品製造においても使用されます。
一般的な製品の配合量であれば問題はないと考えられますが、濃度が高い場合には皮膚に対して刺激が強くなる恐れもありますので、使用には注意が必要な場合もあるでしょう。