テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチルの成分解説と安全性、役割

ステアリン酸と酸化エチレンを付加重合してできるペンタエリスリトールのエステルで、ヤシ油とデンプン、石油から作られる合成ポリマーです。
製品をゲル化する作用があり、他のゲル化剤より少量の使用で粘性を出すことができます。
また、非イオン性なので中和する必要がなく、使いやすい成分です。

化粧品には感触を良くするためや油性成分と水性成分を均一に混ぜるための乳化剤として配合されています。

医薬部外品に使用できる成分で、安全性は高いと考えられています。
石油由来ではありますが、ヤシ油やデンプンなども原料の一部なので、比較的肌への刺激は少ないと考えて良いでしょう。
また、合成ポリマーを配合することで、皮膚への刺激が強い界面活性剤の添加量を減らすことができます。

製品の粘度を高めてクリーミー感を出し、扱いやすくするために配合されています。
また、シャンプーに使用すると髪をコーティングするため、髪を保護したりハリやコシがアップしたりする効果が期待できます。