PEG-11コカミド の成分解説と安全性、役割

PEG-11コカミドはポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドとも呼ばれる、非イオン（ノニオン）界面活性剤です。

非イオン界面活性剤とは、イオン化しないため水の硬度や電解質に関わらずその性質を保ち、他の界面活性剤と合わせて使用できるものです。

PEG-11コカミドは洗浄剤としても乳化剤・可溶化剤としても使用できる成分で、他の界面活性剤の補助、あるいは作用を緩和させるために配合されることもあります。

また、ヤシ油由来なので皮脂を取り過ぎることがなく、界面活性剤の中では刺激が少なくなっています。

非イオン界面活性剤は界面活性剤の中では刺激性が少ないといわれています。
また、現在のところこの成分は主にクレンジングやピーリングなど、短時間で洗い流してしまう化粧品に使用されていますので、それほど心配する必要はないでしょう。
しかし、美容液など洗い流さないものは、敏感肌の場合刺激となることもあります。

穏やかな洗浄成分として、ミルククレンジングやリキッドクレンジングに配合されています。
様々な油性成分や水性成分を均一に混ぜることができるので、毎日のオフィスメイクをすっきり落とすことができ、しかも肌のかさつきやつっぱりは抑えることができます。