ゼニアオイ花エキスの成分解説と安全性、役割

ゼニアオイ（銭葵）はヨーロッパ原産のアオイ科ゼニアオイ属の多年草で、淡い紅紫色の花をつけます。
良く似たものにウスベニアオイがあり、ゼニアオイはウスベニアオイの変種とされています。
この2つは古くから鎮痛剤や利尿剤として使用されてきました。

通常、ゼニアオイから採られるエキスは花や葉から抽出されます。
花や葉からは粘りのある多糖類の粘液があり、保湿効果が高く、さらに炎症や肌の新陳代謝を促進するとされています。
また、花に含まれるアントシアニンには抗酸化作用があるので、肌の老化防止が期待できます。
さらに花粉症の予防にも効果があることが明らかになっています。

煎じたものをうがい薬に使用していたこともあり、安全性は高いと考えてよいでしょう。

花や葉に含まれる粘液は炎症を抑える働きがあるので、ニキビケアや日焼け止めに使用すると効果が期待できます。
また保湿力が強力なので、乾燥肌用の基礎化粧品やエイジングケアに使用されます。
花の色素アントシアニンには抗酸化作用があり肌のターンオーバーを促すので、ダメージの改善が期待できます。
髪のダメージにも作用し、うるおいのある髪に導いてくれます。