ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン の成分解説と安全性、役割

ソフタゾリンLMEBとも呼ばれる、カルボベタイン型のアミノ酸系の両性界面活性剤です。
両性界面活性剤とはpHによって水になじみやすい親水基の帯電がプラスやマイナスに変化する界面活性剤のことで、水がアルカリ性なら陰イオン（アニオン）、酸性なら陽イオン（カチオン）の性質を帯び、主に洗浄剤や起泡剤、増粘剤として使用されます。
両性界面活性剤にはアミノ酸型とベタイン型があり、ベタイン型は刺激性が弱いという特徴があります。
特にカルボベタイン型は肌への刺激が穏やかでかゆみやかさつきなどを起こしにくく、他のタイプの界面活性剤と組み合わせ、その働きを向上させる補助剤として使われることが多いです。

また、ヘアカラーの退色を防ぐ働きがあることから、カラーリング後にこの成分が配合されたシャンプーを使用すると色持ちが良くなります。

アミノ酸型で、洗浄力は比較的高いのに低刺激という特徴があります。
また、陰イオンと陽イオンの刺激を緩和させる働きもあり、ベビーシャンプーに使用されるほどマイルドなので、ほとんど心配する必要はありません。
ただ、この成分が添加される場合比較的刺激の強い界面活性剤も併せて配合されることがあるため、特に肌が弱い場合は成分をしっかり確認することが大切です。

泡立ちを助けて起泡性を良くし、洗浄力も殺菌力もそこそこあるので、低刺激性の洗浄剤やシャンプーに配合されます。
また髪を柔軟にしてきしみを緩和し、指通りをよくする作用もあるので、ヘアケア製品に使用されることもあります。