加水分解ダイズエキスの成分解説と安全性、役割

大豆または黒大豆のエキスを酸や酵素で加水分解して採れるエキスのことです。
加水分解ダイズタンパクが脱脂した大豆を加水分解したのに対し、こちらは大豆の油も入っています。

大豆はアミノ酸スコア100で、必須アミノ酸全てをバランス良く含んでいます。
抗酸化作用のあるサポニン、脳や神経、細胞の情報を伝達するレシチン、女性ホルモン様の働きがあるイソフラボンなど、非常に多くの栄養素が含まれています。
また、ビタミンB群・E、セレン、銅、亜鉛、鉄、リン、マグネシウムなどビタミン・ミネラルの種類も量も非常に多いです。

これらの成分によって、高い抗酸化作用による生活習慣病の予防や集中力強化、更年期障害の緩和などに効果が期待できます。

黒大豆（黒豆）は表皮にアントシアニンというポリフェノールを含んでおり、抗酸化作用がさらに強くなりますが、他の成分は大豆と変わりません。

大豆は古くから食べられてきたものですから、基本的に安全です。
しかし大豆アレルギーがある場合は避けたほうが良いでしょう。

また、大豆の自給率は食用が約21％（平成25年）で、後はアメリカ、カナダ、中国などからの輸入です。
日本向けは遺伝子組み換えでないものが増えていますが、まだ組み換えのものも多いのでその点も心配です。

保湿作用に優れているので、肌理を整えうるおいのある肌に導いてくれます。
また、イソフラボンにはエストロゲンと同じ働きがあり、コラーゲンやヒアルロン酸の減少を防ぐことから、しわやたるみ対策の目的でエイジングケアにも使用されています。
またヘアケアに使用すると頭皮環境を整え、髪を柔軟にする効果が期待できます。