ハトムギ種子加水分解液の成分解説と安全性、役割

ハトムギと呼ばれる植物の種から抽出される成分で、加水分解ハトムギ種子などとも呼ばれています。
ハトムギの種子を酸や酵素などで加水分解することで得られる素材で、主に保湿や湿滑剤として用いられています。
ハトムギはイネ科ジュズダマ属の植物で、ハトムギ種子はよく苡仁（ヨクイニン）とも呼ばれ、薬用に用いられきた歴史をもちます。
いぼ取りの効果や利尿作用、抗腫瘍作用、滋養強壮効果などがあることで知られており、漢方では?苡仁湯などにも使用されています。
そんなハトムギ種子から得られる素材は保湿以外にも、ニキビなどの肌荒れ改善や美白に効果的と言われており、基礎化粧品ほかヘアケア製品などにも採用されています。

毒性はないとされており、安全性についても問題視されていません。
（ハトムギについては、子宮収縮を促進する可能性があるため、妊娠中は多量に常用することは避けるよう注意されています。）

肌に潤いを与える保湿成分として、化粧水や乳液などの基礎化粧品に採用されている素材です。ハトムギ種子には、肌の再生を促進させる効果や消炎効果など、肌荒れに有効的な働きがあると言われています。
漢方としてイボ取りに使用されてきた歴史ももつことから、おできやニキビを取る解毒作用が期待できる成分として、ニキビなどの肌荒れ対策化粧品にも配合される素材となっているでしょう。
また、ハトムギ茶についても同様の効果があると言われており、飲用することでイボやニキビの改善が見込めます。
基礎化粧品以外にも、髪に潤いを与え頭皮環境を整える成分として、シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどに配合される素材です。
白髪染めの場合も、頭皮環境改善や保湿といった効果を見込んで成分採用される商品が存在しています。