スギナエキス の成分解説と安全性、役割

スギナはシダの一種で、トクサ科に属する多年草の雑草の一種です。
北半球の温暖な地域に生息し、日本でも全国に生えています。
胞子茎はツクシで古くから食用にされてきましたが、全草を生薬として使用することも行なわれてきました。

スギナはサポニンの一種のエキセトニン、カルシウム、カリウム、有機ケイ素、タンニン、葉緑素、リン、鉄などを含んでいます。
お茶にしたものはアトピーの改善や生活習慣病、ガンの予防、便秘解消、利尿などの効果があるといわれており、お茶を湿布することで悪性腫瘍を破壊するとまでいわれています。
最近では花粉症に効果があるという説もあります。

化粧品への効果としては保湿や収れん、抗炎症作用があります。
さらに、最近の研究で真皮のヒアルロン酸を増やす効果があることが判明し、アンチエイジング効果が期待されています。

古くからお茶や湿布薬、利尿剤として使用されてきたので、身体にも皮膚にも安全と考えられます。
しかし植物アレルギーがある場合は、一応パッチテストで確認してから使用しましょう。

スキンケア製品に配合することで、保湿効果や収れん効果によって肌がうるおい、ハリのある状態に整える効果が期待できます。
また、抗炎症作用があることから、化粧下地や日焼け止めに使用することもあります。
さらに、頭皮や髪を保湿してパサつきを抑える効果を狙って、自然派のヘアケア製品などにも配合されています。