産後に脱毛することはよくあり、それを事前に聞かされていた人や実際に経験した人はたくさんいます。
しかし、その原因を知っている人はあまり多くありません。
今回は、産後の脱毛症がなぜ起こるか、そしてその時にどうすれば良いのか、を詳しく解説します。
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このページの目次
産後に毛が抜ける産後脱毛症とは
産後に髪が抜ける症状を「産後脱毛症」または「分娩後脱毛症」といいます。
医学的にはよくある一過性の症状で、病気などではありません。
【悲報】7割もの女性が産後に脱毛症を発症
ベビー用品メーカーのコンビが調査したところによると、産後の女性の74.1%が産後に脱毛症を発症しています。
時期的には、出産後すぐという人はあまりおらず、最も多いのが産後3か月頃からですが、半年以上経ってから抜け毛が増えだしたという人もいます。
終わる時期もまちまちで、3か月程度で終わる人から1年以上脱毛で悩む人までいます。
産後脱毛症を発症するとどうなるのか?
産後脱毛症の発症時期が違うように、その本数も人によります。
言われてみれば…という程度の人もいれば、このままハゲてしまうのではないか、と深刻に悩むほどごそっと抜けてしまう女性もいます。
数えてみたら部屋に落ちていた本数だけで1日200本以上、入浴時はさらに抜けたという例もあります。
自分の母親の出産後の写真を見たら、地肌が透けて見えていた、自分もそうなるのではないか、と心配している人もいます。
しかし、大半はいずれ脱毛は収まりまた髪が増えてくるので、ハゲてしまうことはありません。
ただ、人によっては新しく生えてくる髪の本数が減ったり、細くハリやコシのない髪が増えたりして、全体的にボリュームダウンしてしまった、ということがあります。
産後脱毛症の原因について
女性を悩ませる産後脱毛症はなぜ起こるのでしょうか。
医師や助産師、回りの人から脱毛のことは聞いていても、その原因まで知らされている人は非常に少ないようです。
ここでは、主原因とそれによって起こる作用による脱毛について、詳しく説明します。
産後脱毛症の主な原因は女性ホルモンの影響
コンビのアンケートによると、産後脱毛症がなぜ起こるかという質問に対し、疲れやストレス、睡眠不足、生活リズムの変化だと回答した人が非常に多く、ホルモンバランスの乱れだと考えている人は4%ほどしかいませんでした。
しかし、実際は女性ホルモンバランスの乱れが主原因なのです。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあり、妊娠前はこの2つの量が1ヶ月の間に増えたり減ったりしてバランスを取っています。
しかし妊娠すると両方の分泌量がぐんぐん増えて、妊娠を維持させるために働きます。
エストロゲンには妊娠維持のほか、髪の毛を健康に保ち、寿命を長くする働きがあります。
そのため、妊娠後はだんだん髪の毛が抜けにくくなっていくのです。
しかし、出産後は分泌量が一気に減り、妊娠前の量まで減ってしまいます。
そのため、寿命を超えて留まっていた髪がどんどん抜けるようになります。
つまり産後にどれだけ多くの本数が抜けたとしても、それは一時的に寿命を伸ばされていた髪が一生を終えて抜けるだけなので、特に心配する必要はないのです。
女性ホルモンの分泌量とその他の原因の関係
女性ホルモンは一生のうちにたったティースプーン1杯程度しか分泌されない、といわれています。
そんな少量でありながら、女性の妊娠・出産はもちろん、女性の身体に起こる多くの現象をコントロールしています。
そのため、分泌量がほんの少し減っただけでも体調に影響が出てしまうのです。
分泌量を減少させる原因は、出産だけではありません。
女性ホルモンの分泌を指揮するのは脳の視床下部という部分ですが、視床下部は以下の機能も持っています。
・食欲や喉の渇きを感じさせる(摂食中枢・満腹中枢・渇中枢)
・体温や血圧の調節
・心臓・胃腸などの調節
・自律神経(交感神経・副交感神経)の調節
・感情のコントロール
・睡眠と覚醒のコントロール
このように多くの機能を脳の一部分で行なっており、どれか一つの機能が乱れると、他の機能にまで影響が及んでしまいます。
例えば、女性ホルモンの分泌量が減ると自律神経が乱れていつも交感神経が優位になり、脳が興奮状態になってしまうことで眠れなくなり、常にイライラして過食してしまったり、逆に摂食障害を起こして疲労が溜まったり、といったことが起こってしまいます。
つまり、多くの女性が感じている「抜け毛がなぜ増えるのか」の原因である疲れやストレス、睡眠不足などは、女性ホルモンの減少という根本の原因から来ているのです。
女性ホルモンの分泌に影響を与える要因
しかし、視床下部が多くの機能を持っていることで、逆に出産後の様々なトラブルが女性ホルモンの分泌量にも影響を与えてしまうこともあります。
産後は赤ちゃんの世話に明け暮れる上に、夫の世話や家族との付き合いもありますから、どんどんストレスが溜まって自律神経が乱れてしまいます。
しかも数時間おきの授乳で夜は熟睡できませんから、疲労もどんどん溜まっていきます。
食事をゆっくり取る時間もなく栄養不足になると身体が冷え、血行不良も起こってきます。
そういったことが重なると視床下部全体の機能が低下するために女性ホルモンの分泌量が減ってしまい、女性ホルモンが減るとさらに様々な機能が低下してしまう、という悪循環に陥るのです。
産後脱毛症になってしまったら?
10人のうち7人以上が発症するという産後脱毛症は、意図的に避けることは不可能です。
しかし、そのまま放っておいて良いとはいえません。
なぜなら、産後脱毛症からそのまま薄毛が進行してしまうことがあるからです。
生理が再開する頃には落ち着きますが・・・
多くの女性は、産後生理が再開する頃には脱毛が収まってきます。
生理が再開するということはエストロゲンとプロゲステロンのバランスが整ったということで、髪を成長させる働きが強くなってくるからです。
しかし、生理が再開する時期は人によって大きな差があります。
一般的には産後8か月程度までといわれていますが、母乳で育てているとプロラクチンという母乳ホルモンが分泌され、エストロゲンの分泌を抑制してしまうため6~10か月後、ミルク育児の場合は産後2~4か月後に再開するという人が多いようです。
しかし、ストレスや睡眠不足、栄養不足などが重なるとさらに遅れたり、一度再開してもまた止まってしまったりすることもあります。
また、子宮の回復が早いか遅いかによっても違い、1年以上たっても生理が来ないという女性もいます。
このように個人差があるため、脱毛もいつ収まるとは一概にはいえないのです。
第一に考えるべきなのは女性ホルモンの分泌促進
抜け毛を一日でも早く止め、美しい髪を取り戻すためには、女性ホルモンの分泌を促進させることが大切です。
女性ホルモンにはコラーゲンの生成を促進させる作用があるため、弾力のある美肌を作るにも必要ですし、シミやしわはコラーゲン不足によるところが大きいのです。
アンチエイジングの専門家であるウィメンズヘルスクリニック東京の浜中聡子医師は、女性ホルモンの減少による影響は髪に最も出やすいが、基本的なことを守るだけで分泌が促進されると説いています。
その方法とは、以下のことです。
・良質な睡眠を取る
・ストレッチや簡単にできる運動を習慣化する
髪の毛はケラチンというタンパク質でできているので、その素となる良質なタンパク質を摂ることと、そのタンパク質をケラチンに変化させるビタミンやミネラルを十分に摂取することがとても大事です。
また、睡眠時間が少ししか取れない時期だからこそ、質の良い睡眠にすることが重要です。
睡眠のサイクルはレム睡眠とノンレム睡眠に分かれており、この2つが約90分で1つのサイクルを作っています。
レム睡眠は脳が起きている状態、ノンレム睡眠は脳が休んでいる状態なので、レム睡眠の時に目が覚めれば睡眠時間が少なくてもある程度脳が休めているため、視床下部の機能が回復しています。
すると女性ホルモンの分泌量が正常になり、髪の毛にも良い影響を与えるのです。
睡眠時間が短くてもすっきり目覚めるためには、できるだけ早くノンレム睡眠に持っていくことが必要になります。
しかし、ノンレム睡眠は脳が興奮状態のままではなかなか訪れません。
寝る直前までスマホやPCで調べごとやメール、ゲームなどをしていると、脳は活性化して交感神経が活発になっているため、すぐにノンレム睡眠に入ることができないのです。
そのような状態を避けるために、<特に夜はできるだけスマホやPCの使用を控えるようにしましょう。
また、出産後は赤ちゃんの世話でかなり運動しているような気になりますが、なぜか痩せないと悩むママは多いものです。
実際には予期せぬ動きの連続で、決して筋肉を鍛えたり血行を良くしたりする運動にはなっていないため、意識して運動することが必要なのです。
また、脳は単純で継続的な動きによってリラックスを促すアルファ波やセロトニンなどの幸福ホルモンを分泌しやすくなります。
そのため、血行促進や筋肉を鍛え、さらにストレスを緩和して血管を広げるためにも、散歩やウォーキングなどをするのがとても良いのです。
綺麗な髪に戻したいなら頭皮ケアを怠ってはダメ
食事、睡眠、運動をきちんとしていても、髪と頭皮のケアをきちんとしなければあまり効果は上がらないばかりか、台無しにしてしまうこともあります。
それはなぜでしょうか。
例えば、産後は頭皮もとても敏感になっているため、使用するシャンプーが合わなくなることがあります。
一般的な1,000円以下のシャンプーのほとんどは高級アルコール系と呼ばれ、非常に刺激の強い石油系界面活性剤を使用しています。
中には浸透性が強く細胞を劣化させてしまうものもあり、産後でなくても使用しないほうが良いものがあります。
そういったものを敏感な産後の肌に使用すると、乾燥や肌荒れを起こしやすくなり、髪の毛根部までダメージを受けてしまうのです。
また、妊娠中は栄養が赤ちゃんに行ってしまうため、出産後も全身はかなり栄養不足になっています。
女性ホルモンの分泌が減ることでそのツケが一気に髪の毛に出て、パサパサでツヤやハリのない髪の毛になってしまうことがあります。
そんな時に洗浄力や脱脂力の強いシャンプーを使用すると、髪のキューティクルを剥がしてしまい、中のタンパク質や水分が逃げて切れ毛が増え、薄毛になってしまうこともあるのです。
産後の頭皮はとても乾燥していますから、できるだけ洗浄力が穏やかなシャンプーに変えることをお勧めします。
アミノ酸シャンプーはシャンプー剤の中では最も洗浄力が穏やかで、必要な皮脂を残してくれます。
皮脂には紫外線や寒暖などの外的刺激から頭皮を守る働きがあるので、頭皮の状態が良くなってくるのです。
また、水分が逃げにくくなるので頭皮に柔軟性が戻り、その下にある血管に十分血液が届くようになり、新しい髪が健康な状態で生えてくるのです。
さらに、女性用育毛剤を使用するのも育毛を促進させるために良い手段です。
産後の脱毛は抜けるべき髪が抜けているので減らすことはできませんが、育毛剤によって新しい髪をより早く生やすことは可能です。
女性用育毛剤は女性の生理をよく考えて成分を配合してあるので、頭皮がうるおい血行も促進され、頭皮環境が改善されるので新しい髪が生えやすくなるのです。
あまり無理をせず自分の身体を労わりましょう
ここまで書いてきましたが、あれもこれもと焦ってやっては逆効果になることもあります。
なぜ抜け毛が増えるのかと悩み過ぎるより、脱毛するのは当然なのだと考えてその時をやり過ごしたほうが、ストレスにならず結果的に元の状態に戻りやすくなります。
元気で明るいママでいるためにできるだけ栄養や睡眠、運動を心がけるだけで女性ホルモンの分泌量が自然に増えていきますから、髪の毛は後から生えてきますよ。
抜け毛が止まらない!?
色々やったのになぜか抜け毛が止まらない、という女性も中にはいます。
これは、女性ホルモンの分泌量が少なくなったままの状態になってしまうことが主な原因です。
こんな人は回復に時間が掛かってしまうかも
女性ホルモンの分泌量は一生で決まっているといわれています。
とすると、加齢とともに女性ホルモンは残り少なくなっていくことになりますね。
特に女性ホルモンの分泌量のピークは30歳前後ですから、それ以降は出産するしないに関わらず分泌量が減っていきます。
そのため、出産が遅くなればなるほどホルモンの残量が減るので、妊娠前の量まで戻らなくなってしまうのです。
また、2人以上出産した場合も、妊娠中に女性ホルモンを多く使用することになるため、脱毛がなかなか回復しない傾向があるようです。
その他の原因としては、妊娠~出産でかなり体力を使うため、以前から身体が弱い場合は卵巣や子宮がなかなか回復せず、ホルモンバランスが整いにくいこともあります。
身体が弱いというのは胃腸の機能があまり良くなく、食べたものをしっかり栄養にできないものです。
すると少ない栄養素は心臓や脳などの内臓の機能を支えるためにすべて使われてしまい、子宮や卵巣を回復する余力がないため、脱毛が止まらないことがあるのです。
さらに、加齢による細胞の劣化によって、抜け毛が続いてしまう場合もあります。
髪を作る毛母細胞は常に新陳代謝を繰り返していますが、加齢とともにその機能が衰えていきます。
すると脱毛ばかり増え、新しい髪がなかなか育たなくなってしまうのです。
もう一つ、女性ホルモンの減少によって男性ホルモンの作用が強くなることで、脱毛がひどくなる場合があります。
男性型脱毛症は、男性ホルモンが脱毛力の強いホルモンに変化することで起こります。
女性にも男性ホルモンは少し存在していますが、女性ホルモンの働きによって通常この作用は起こりません。
しかし女性ホルモンが極端に減った場合や元々男性ホルモンが多めの女性の場合、相対的に男性ホルモンの働きが強くなってしまいます。
これをFAGA(女性男性型脱毛症)といい、特に頭頂部や前頭部の髪が脱毛し、薄毛が進行してしまうことがあります。
1年半以上経っても止まらない場合は医師に相談を
1年半以上経っても脱毛が止まらない、あるいは生理が再開しない場合は、医師に相談することをお勧めします。
考えられる疾患として、以下のことがあります。
・高プロラクチン血症
母乳ホルモンのプロラクチンが分泌されているとエストロゲンの分泌が抑えられることは前に書きましたが、普通はプロラクチンは徐々に減っていくものです。
しかし、いつまでも分泌が止まらず「高プロラクチン血症」を引き起こしている場合があります。
すると脱毛がいつまでも続いてしまったり、生殖機能が低下し不妊症を引き起こしたりする原因になります。
・甲状腺機能低下症
特に40代に入った女性に多いのが「甲状腺機能低下症」です。
甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまう病気で、脱毛やむくみ、疲れ、動悸、息切れ、低体温、肌の乾燥などが起こり、さらに生理が止まってしまうことも良く起こるため、更年期障害と勘違いし見過ごされがちな疾患です。
・更年期障害
更年期が始まるのは平均で45歳前後といわれています。
しかしストレスや環境などによって、30代で閉経してしまう女性も増えています。
閉経すると女性ホルモンの分泌量が極端に減ってしまうため、髪の毛の健康を維持することができなくなり、脱毛しやすくなるのです。
・膠原病
自己免疫疾患の一つで、自分の免疫が細胞を攻撃してしまい、血管や筋肉、関節、皮膚などに異常な炎症が起きる疾患です。
女性に多く、発熱や湿疹、口内炎、脱毛などの症状が出やすいといわれています。
円形脱毛症のように、一部分が全部抜けてしまうこともあります。
このほかにも、病気の一症状として脱毛が起こる場合がありますので、抜け毛が1年半以上経っても収まらない場合は一度病院で診察を受けましょう。
産後脱毛症は出産後しばらく経ってから起こることがほとんどで、なぜ急に髪が大量に抜けるようになったのかと不安を感じる女性はたくさんいます。
しかし、適切な対処をすればまた元のように髪が増えていきますから、あまり深刻にならず食事や運動、睡眠、シャンプー、育毛剤など、できることを少しでもやっていきましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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