女性の命にも例えられることのある髪。
ネットなどでシャンプーの成分について取り上げられることも増え、「ラウレス硫酸Na」という成分が頭皮にも髪にも良くないという話が飛び交っています。
実際にはどうなのか、本当に頭皮や髪に良くないのか検証しましょう。
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誤解!?真実!?ラウレス硫酸Naの評判
「ラウレス硫酸Na」とはドラッグストアなどで販売されているシャンプーの多くに配合されている成分の一つで、洗浄力の強い界面活性剤です。
ここで、シャンプーの歴史について簡単に説明しましょう。
日本では、戦後初期までは髪を洗う時に石けんを使用していました。
しかし、ヨーロッパから「ラウリル硫酸Na」という石油系界面活性剤が入ってきて、洗髪剤として粉末シャンプー、その後液体シャンプーが作られるようになったのです。
「ラウリル硫酸Na」は硬水が多いヨーロッパで充分泡立つよう開発された洗浄成分で、石油から安価に製造できるため、日本でも瞬く間に広がりました。
しかし、日本の軟水では泡立ちすぎて洗浄力と脱脂力が強すぎること、皮膚や粘膜への刺激が強力で髪や頭皮のケラチンタンパク質を変質させてしまうこと、分子が非常に小さいため髪や頭皮に残留しやすいことなどが判明し、改良製品が開発されました。
それが「ラウレス硫酸Na」です。
ラウレス硫酸Naはラウリル硫酸Naと洗浄力や脱脂力は変わらず、分子を大きくさせることで頭皮や髪への残留や浸透を防いでいます。
現在日本メーカーのシャンプーの多くはラウレス硫酸Naを配合しており、ラウリル硫酸Naを使用しているのはP&Gのパンテーン、h&sなど、主に海外メーカーのものです。
ラウリル硫酸Naは、洗浄剤としては非常に優秀ですが、肌が繊細な女性用シャンプーとして使用するには不向きといえます。
様々な添加物を入れることで手触りや仕上がり感をアップさせても、気づかないうちに頭皮が乾燥したり細胞が劣化したりして、フケや抜け毛の原因となってしまうのです。
その良い例があります。
あるTV番組で、イタリア人がシャンプーを週一度程度しかしないことが放映されました。
イタリアの水は硬水なのでシャンプーの洗浄成分はラウリル硫酸ですが、続けて使用すると髪や頭皮にダメージが大きいからだそうです。
硬水用に開発された成分で硬水の国の人たちの頭皮や髪が傷むのですから、軟水の日本で使用するとさらにダメージがひどくなることは容易に想像できますね。
その点、ラウレス硫酸Naは泡立ちが良く洗浄力が高い上に肌への刺激が抑えられているので、汗をかきやすい人や皮脂分泌が多く脂っぽい頭皮の人、1~2日おきシャンプー派には決して悪いだけの洗浄成分ではありません。
また、ラウレス硫酸Naは、開発当時は石油由来でしたが、現在はヤシ油由来のものがほとんどといわれています。
こんな人はラウレス硫酸Naを避けた方が良いかも
とはいえ、分子が大きくなって残留性はほぼなくなっても洗浄力と脱脂力は強いため、肌が乾燥しがちな女性にはやはりお勧めできません。
日本女性の多くは毎日シャンプーをするので、ラウレス硫酸Naを使用し続けると頭皮が常に乾燥し、フケやかゆみの原因になってしまうからです。
特に朝シャン派にはお勧めしません。
皮脂には紫外線や外的刺激を阻止する働きがありますが、一度失われると数時間は回復しません。
朝シャンで頭皮や髪の皮脂が失われてしまうと、紫外線を直接受けて頭皮細胞が劣化したり、髪のハリやコシがなくなりキューティクルが剥がれやすくなったりするのです。
また、シャンプーを洗い流す時に顔や身体にもかかりますから、敏感肌の人は炎症を起こしたりかぶれたりする危険性があります。
特に冬は頭皮も肌も乾燥しやすいので、ラウレス硫酸Naを主成分とするシャンプーを使用し続けると、フケやかゆみが起こるだけでなく、頭皮が硬くなってきてしまうことがあります。
すると頭皮表面のすぐ下にある毛細血管が押しつぶされてしまい、血行が悪くなって抜け毛や白髪を引き起こす危険性もあるのです。
使用していて何の問題も起こらないのであれば良いのですが、最近フケやかゆみがひどい、抜け毛が増えてきたという場合は、ラウレス硫酸Naを主成分とするシャンプーの使用は控えたほうが良いでしょう。
界面活性剤の種類と成分表示を見る際の注意点
ここでは、簡単に界面活性剤の種類と成分表示の見方について解説します。
界面活性剤はいくつかの分類方法がありますが、シャンプーの場合主に注目されるのは原料・製法による分類です。
高級アルコール系
ラウリル硫酸Na/アンモニウム、ラウレス硫酸Na/アンモニウムは高級アルコール系です。
高い洗浄力・脱脂力と泡立ちの良さが特徴ですが、頭皮にも髪にも刺激が強く、ダメージを与えやすい成分です。
また、ラウリル硫酸Naやラウリル硫酸アンモニウムは分子が非常に小さいことから、肌に浸透する経皮毒があるともいわれています。
これに対しては否定的な意見も多く、現在のところ医学的データはありません。
しかし、しっかりすすがないと毛穴に入り込んだままになってしまう可能性はあり、雑菌が繁殖したり炎症を起こしたりすることが考えられます。
なお、最近になってこれらの成分の代わりに「オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na」という成分が使用されるようになってきました。
これも一種の高級アルコール系で、洗浄力はラウレス硫酸と同等、刺激性はより低いといわれています。
石けん系
「カリ石鹸素地」「脂肪酸カリウム」「脂肪酸ナトリウム」「ラウリン酸K」「オレイン酸K」「ミリスチンK」などが成分の石けんシャンプーは石けん系と呼ばれます。
洗浄力が高いものの、アルカリ性なので髪がごわついたりフケが出やすくなったりします。
しかし安全性に関しては最も高く、ベビーシャンプーにも配合されています。
アミノ酸系
「ココイル~」「ラウロイル~」「ココアンホ~」「コカミド~」「ヤシ油脂肪酸~」「グルタミン酸」「グリシン」「アラニン」などという名称がついた洗浄成分で、洗浄力・脱脂力が穏やかで保湿力があります。
成分が残りやすいのでしっかり洗い流さないと肌荒れを起こすこともありますが、きちんと洗い流せば肌に刺激が少ないので、肌が弱い人でも使用することができます。
なお、「~ベタイン」もアミノ酸系成分の一種ですが、一般のアミノ酸系よりさらに洗浄力が穏やかで保湿力が高くなります。
この成分だけが単独で使用されることはあまりなく、他界面活性剤の補助として配合されることがほとんどです。
「~タウリン」はタウリン系とも呼ばれるアミノ酸系成分ですが、他のアミノ酸系に比べると洗浄力が強く、それでいて肌にはやさしいという特徴があります。
界面活性剤は分類方法がわかりにくいかもしれませんが、「石けん系」と「アミノ酸系」はアピールできる成分なのでその旨記載されていることが多いです。
最低限、成分表示をしっかり確認し、どんな洗浄成分が使用されているかチェックしましょう。
「薬用」と書かれていないシャンプーはすべて「化粧品」分類で、成分が多い順に記載しなければいけないという規則があります。
一番多いのは水で、その次が洗浄成分ですから、2番目以降の名称をチェックすればそのシャンプーの刺激がどの程度か推測することができるのです。
自分の髪質や肌質に合ったシャンプーを選ぶには
シャンプーの選び方は、案外難しいものです。
CMや価格、香り、美容師からの勧めなどで購入してしまい、それほど問題を感じなければ使い続けてしまいますよね。
また、インターネットリサーチのディムスドライブが2014年に行なった調査によると、女性はシャンプーを選ぶ基準として以下のことを挙げています。
・洗っている時の香り
・髪を乾かした後の香り
・シャンプーのテクスチャー(サラサラ、とろみなど)
・泡立ち
・家族みんなで使える
・価格
これを見ると、女性は好みでシャンプーを選んでいるのがはっきりわかりますね。
しかも、髪の毛のことは気にしていても、頭皮のことまで考えて選んでいる人は少なそうです。
しかし、仕上がり感はシリコーン、香りは合成香料、テクスチャーは合成乳化剤、泡立ちは界面活性剤によるものがほとんどですから、どれも頭皮に良いとはいえません。
もちろん、すべての成分は厚生労働省によって許可されているものですから、安全性はある程度保証されています。
ただ、肌がデリケートな女性の場合、これらの成分が刺激となってしまうことがよくあるのです。
以下に各界面活性剤のタイプのメリットとデメリットを挙げましたので、参考にしてください。
高級アルコール系
髪と頭皮の皮脂をすべて取り去ってしまいます。
シリコーンや油性成分などで手触りを良くするため気づきにくいのですが、髪のキューティクルが剥がれやすくなるので髪の成分が流出してパサパサになります。
また、頭皮の角質層が乾燥によって剥がれ、フケの原因となってしまうことがあります。
これらのデメリットを抑えるため、シリコーンやミネラルオイル、合成乳化剤や感触改良剤などが必ず配合されています。
また、女性好みの合成香料が添加されていることが多いのですが、この成分によってアレルギーや化学物質過敏症などを引き起こす危険性があり、注意が必要です。
石けん系
また、地味ながら愛好者も多い石けん系シャンプーですが、洗浄力がとても強いので慣れるまでが大変だといわれています。
シリコーンなどを配合していない場合、髪がパサパサぎしぎしになってしまいます。
使用後に酢やクエン酸でリンスすれば幾分良くなりますが、数か月はその状態が続きます。
さらに、石けん系はアルカリ度が強いため、弱酸性の頭皮をアルカリ性に傾かせてしまいます。
これも酢やクエン酸のリンスで中和されるのですが、頭皮がすでにダメージを受けている場合なかなか弱酸性に戻らず、しばらくはフケが出やすくなります。
ただ、天然の原料が主成分で添加物が少ないので、アトピーや敏感肌で愛用している人もいます。
数か月使用を続けると頭皮や髪が健康になり、ハリやコシ、ツヤのある美髪になったという人も少なくありません。
なお、洗浄力の高さからカラー剤が落ちやすく色持ちが悪くなるので、ヘアカラーや白髪染めを使用している人は気をつけましょう。
アミノ酸系
洗浄力も刺激もマイルドで皮脂を取り過ぎず保湿力が高いので、乾燥肌・パサパサ髪の人に合います。
しかし、その保湿性からサラサラというよりしっとりしやすく、髪が多い人にはまとまりやすくなって良いのですが、少ないとボリュームダウンしてしまいます。
また、スタイリング剤も落ちにくいので、ボリュームアップしたい場合や汚れをしっかり落としたい場合は、二度洗いが必要になります。
なお、アミノ酸系と表示されていても成分表示の後半に書かれていて、最初のほうには高級アルコール系洗浄剤の名称が記載されて場合があります。
さらに、アミノ酸系でも「ラウロイルサルコシンTEA」は高級アルコール系並みに洗浄力と脱脂力が強く、髪がパサついていたり頭皮が乾燥していたりする人には良くありません。
これらのことを総合的に判断し、何種類か使用して自分の頭皮と髪に合ったものを見つけましょう。
また、女性はホルモンバランスが崩れやすく、頭皮が乾燥したり脂っぽくなったりと状態が変わりやすいので、その時々に合ったシャンプーを探しておくとさらに安心ですよ。
まとめ~頭皮をダメージから護る=髪を護る
シャンプーは頭皮にやさしいものを選ぶべきです。
なぜなら、髪の毛は頭皮環境が良くなければ健康に生えてこないからです。
特に、頭皮が乾燥している人は刺激の弱いアミノ酸系をお勧めします。
シャンプーの強い洗浄力と脱脂力によって皮脂がすべて奪われてしまうと、皮膚バリアが正常に作用しなくなります。
皮膚バリアには皮膚の保湿をし、頭皮を紫外線や外的刺激から守る働きがあります。
なくなると頭皮が乾燥するだけでなく、髪を作る毛母細胞にダメージを与え、健康な髪が生えてこなくなってしまうのです。
また、髪のうるおいは頭皮の皮脂が髪全体に伝わることで保たれており、皮脂が不足すると髪のツヤも失われてしまうのです。
さらに、高級アルコール系や石けん系シャンプーはアルカリ性で、キューティクルを開かせてしまう働きがあるので、中のタンパク質や脂質、水分などが流出してしまい、髪がパサパサになってしまいます。
しかしアミノ酸系は弱酸性なので、キューティクルを開かせません。
その結果ダメージを防ぐことができ、髪を護ることにつながるのです。
頭皮にやさしいシャンプーを使用すれば、抜け毛やフケを防ぎ、ハリやコシのある髪を取り戻す助けとなります。
少しでも髪や頭皮に異常を感じたら、シャンプーを見直しましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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