白髪が生える時にかゆくなる、という話を聞いたことがありませんか?
もちろん人によっては全然感じないのですが、何だか最近頭がかゆいと思っていたらその部分から白髪が生えて来た、という人も結構います。
これは迷信?気のせい?
白髪がかゆいと感じる原因と、その予防改善について解説します。
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「白髪が生えるとかゆくなる」は迷信?本当?
「かゆい」というのは感覚ですから、かゆみに敏感な人とそうでない人では当然感じ方が違いますが、どうやら白髪がかゆいというのは迷信とは言い切れなさそうです。
2004年、資生堂が北里大学医学部皮膚科と共同で白髪の研究を行ないました。
被験者37人のサンプルを元に調査したところ、白髪と黒髪には以下のような違いが見つかったのです。
・白髪と黒髪の断面を比べると、白髪のほうが扁平のことが多い
・白髪と黒髪では、白髪のほうが直径が大きい
・白髪のほうが伸びが早い
このことから、生えてくる時に黒髪より太い白髪が毛穴を押し広げるため、その刺激でかゆみを感じるのではないか、という説があります。
また、長年毛髪研究を行なっている島根大学 生産資源科学部の松崎貴教授によると、何らかの原因で白髪が生える前に炎症が起き、生える際にかゆみ物質のプロスタグランジンやヒスタミンが分泌されるのではないか、ということです。
また、プロスタグランジンには様々な種類があり、その中には血管を拡張させたり発毛を促したりする作用があるものもあります。
そのため白髪が生えやすくなるものの、その際に白髪がかゆいという現象を引き起こす可能性があるのでは、という仮定もされています。
しかし松崎教授によれば、白髪がかゆいという現象はそれほど多くの人には起こっていないのではないか、ということでした。
白髪がかゆい場合に考えられるいくつかの原因
このように、白髪がかゆいという現象はまだ医学的に証明はされておらず、かといって迷信や気のせいの一言で片づけてしまえるものでもなさそうです。
現在のところ、この現象が起こる原因としては以下のことが考えられています。
・黒髪よりハリやコシがあるため、先端部が黒髪より尖っていて毛穴を刺激する
・白髪は黒髪より油性成分が少ないため、毛穴との摩擦が大きくなり刺激となる
これらは黒髪と白髪の形状の違いから来るもので、理論的には正しいといえます。
肌の感覚が鋭い人であれば、こういった原因で白髪がかゆいと感じることはあり得るでしょう。
しかし、これらとは別に、頭皮環境の悪化によってかゆみが生じている可能性もあります。
毛穴内の皮脂分泌量が少なくなり、髪が触れることで刺激となる
毛穴の中には皮脂を分泌する皮脂腺という部分があり、髪や頭皮をコーティングすることで様々な刺激から守る働きがあります。
しかし、女性は元々男性に比べると皮脂が少なく、さらに加齢とともに分泌量が減ってきます。
これはホルモンバランスの乱れや女性ホルモン分泌量の低下によって起こるといわれ、30歳前後から皮脂量の低下が顕著になってきます。
そのため、皮脂でしっかりコーティングされていない、太く楕円形で先端が鋭い白髪が毛穴内の壁に触れると、かゆみを感じやすくなるのです。
シャンプーによって頭皮が乾燥し、過敏になっている
多くの女性がドラッグストアなどで購入するシャンプーは、主成分がラウリル硫酸やラウレス硫酸という強力な界面活性剤で、洗浄力と脱脂力が非常に強くなっています。
髪がキシキシになるため、コーティング剤としてシリコーンなどが配合されていますが、これは皮脂の代わりにはなりません。
毎日シャンプーしていると頭皮は常に乾燥した状態になるため、刺激に非常に過敏になっています。
そこに先端が尖った白髪が生えてくるため、白髪がかゆいと感じるのです。
乾燥した頭皮が炎症を起こし、かゆみ物質のプロスタグランジンが分泌される
皮脂には紫外線を防ぐ作用がありますが、シャンプーで皮脂が根こそぎ取られてしまうと、紫外線が直接頭皮に当たってしまいます。
すると頭皮が炎症を起こし、それがプロスタグランジンの分泌を促してしまうのです。
この場合は白髪だけでなく黒髪も刺激となりますが、白髪のほうが太くハリやコシがある分かゆみが強く感じられる可能性があります。
頭皮が硬く狭くなっているため、白髪の先端が刺激となる
頭皮は、何もしないでいると加齢とともにどんどん硬くなってきます。
これは皮膚の新陳代謝の速度が遅くなってくるからで、20代で28日だったものが30代で約40日、40代で約55日、50代で約75日になるといわれています。
長くなればなるほど古い細胞組織が硬くなり、毛穴も収縮してしまいます。
狭くなった毛穴の中から生えてくる白髪は、表面に出てくるまでに毛穴内のあちこちに触れてしまうため、白髪の刺激が強く感じられてしまうのです。
二剤式白髪染めが原因の場合も
白髪が気になり出すと、根元部分が目立ち出したらすぐにリタッチしますよね。
白髪の伸びが早い人では2週間に一度はリタッチするといいますが、それがかゆみの原因になることもあります。
特に自宅染めをする場合、その可能性が高くなります。
二剤式白髪染めには染料を浸透させるアルカリ剤と、髪を脱色させる過酸化水素が配合されています。
これらには髪や頭皮のケラチンタンパク質を変質させる作用がある上に、一度髪に入り込むと特殊なシャンプーを使わない限り数週間は落ちません。
その間ずっと頭皮に留まるため、頭皮を荒らしてしまうのです。
さらに、染毛料として使用される酸化染料は、EU諸国では禁止されているパラフェニレンジアミンやパラアミノフェノールなどが配合されています。
これらはアレルギーを引き起こす危険性があり、日本でも旧表示指定成分となっていたものです。
さらに、市販の二剤式白髪染めはどんな髪質でもよく染まるよう、これらの薬剤の配合量が多くなっていますし、美容院と違い地肌につけないように塗るのは至難の業です。
そのためかぶれを起こしやすく、白髪染めをするたびに炎症を起こしたり、場合によっては顔が腫れ上がったり、呼吸困難やアナフィラキシーショックを引き起こすこともある大変危険な成分なのです。
白髪染めをするようになってから白髪がかゆいと感じるようになったという場合は、実は頭皮全体がかぶれやアレルギーを起こしている可能性があります。
白髪を抜いてしまえばかゆみは治まるのでは?
白髪がまだ少ないうちは、抜いてしまうという人が少なくありません。
特に白髪がかゆいと思えば、抜きたくなりますよね。
確かに、白髪がなくなれば毛穴や頭皮表面を刺激するものはなくなりますから、かゆみが治まるかもしれません。
しかし、抜いてみるとわかるのですが、白髪は黒髪より抜けにくく、痛みを伴うことも結構あります。
中には抜いた後に血が出てしまった、という経験がある人もいます。
これは、前述の通り白髪のほうが太いためです。
また、白髪は色素はなくなっているものの、成長が早いことから黒髪より健康だという説もあります。
白髪が黒髪より太く健康だとすると、そんな髪を無理矢理抜いてしまうとどうなるでしょうか。
通常、一つの毛穴からは髪が2~3本生えるのですが、白髪1本を抜くことで他の髪の毛根部までダメージを受けてしまう危険性が高くなりますよね。
1つの毛穴から生えている髪がすべて白髪とは限りませんが、毛根部を傷つけることで髪の色素を作るメラノサイト細胞が機能しなくなり、途中から白髪になってしまうかもしれません。
それどころか、白髪すら生えなくなってしまうかもしれないのです。
そのため、白髪がかゆいからといって抜いてしまうのはお勧めできません。
白髪によるかゆみを予防改善するには?
白髪を黒髪と同じ太さにする、あるいは先端があまり尖らないようにする、といったことはできませんが、頭皮環境を良くすることでかゆみを予防改善させることは可能です。
自宅でできる、簡単な方法をいくつか紹介しましょう。
シャンプーを見直す
頭皮が乾燥すると、ちょっとした刺激にも弱くなってしまいます。
できるだけ頭皮を清潔に、かつ乾燥させないようにするには、アミノ酸系が主成分の洗浄力が穏やかなシャンプーが安心です。
また、洗う時は頭皮を傷つけないよう、爪を立てずに指の腹で洗いましょう。
髪ではなく頭皮を中心に洗い、洗い流す時はすすぎ残しがないよう、髪を指でかき分けながら地肌全体にお湯がかかるようにしてください。
洗い流す時間はシャンプー時間の3倍程度が良いといわれているので、それを目安にしましょう。
シャンプー前の湯シャンをしっかり行なう
これまで洗浄力の強い高級アルコール系シャンプーを使用してきた人は、アミノ酸系シャンプーだと汚れが落ちにくいと感じることがあります。
そんな場合はシャンプー前に2~3分、頭皮全体を38~40℃程度のお湯だけで丁寧に洗いましょう。
すると1~2プッシュのシャンプーだけで汚れも余分な皮脂も落とすことができます。
また、頭皮の血行が良くなるので新陳代謝が促進され、頭皮が硬くなるのを防ぐ効果も期待できます。
頭皮マッサージを行なう
頭皮マッサージをすることで頭皮が柔らかくなると毛穴にも柔軟性が出るので、白髪が生える時の刺激が弱くなります。
また、マッサージによって血行が良くなれば、頭皮のターンオーバーが促進されます。
保湿成分のセラミドや天然保湿因子NMFはターンオーバーの際に生成されるので、頭皮にうるおいが出やすくなり、さらに頭皮が柔らかく、柔軟性が増すようになるのです。
それに、頭皮マッサージは色素形成細胞のメラノサイトの機能を高めるため、白髪の増加を防ぎ、黒髪に戻る効果も期待できるといわれていますよ。
女性用育毛剤を使用する
白髪が生える年代になると、頭皮環境も老化が始まっています。
少しでも頭皮を若々しく保つためには、女性用育毛剤の使用もお勧めです。
女性用育毛剤には必ず保湿成分と血行促進成分が配合されているので、使い続けることで白髪がかゆい状況が改善されてきます。
また、40代になると髪にハリやコシがなくなってきますが、女性用育毛剤を使用することで頭皮に栄養が行き渡り、髪にボリュームが出るようになります。
すると白髪が目立たなくなりますから、白髪で悩む女性は一度試してみてはどうでしょうか。
やっぱり白髪染めは出来るだけ控えるべき?
さて、白髪がかゆい原因の一つである二剤式白髪染めですが、白髪染めを止めることはできない、と考えている女性は非常に多いものです。
しかし、前述のように白髪染めに配合されている成分は頭皮に悪影響を与えるため、出来るだけ控えるべきです。
どうしても染めたい、という場合は、まずは美容院で染めてもらうことを考えましょう。
頭皮につかないように染めてくれるので、白髪がかゆい、炎症を起こすといった危険が少なくなります。
また、酸性カラー(ヘアマニキュア)はアルカリ剤や過酸化水素、酸化染料を使用していないので、頭皮にやさしくなっています。
染料はタール系色素で頭皮につくと非常に落ちにくいことから、髪の根元から5ミリ程度浮かして塗布します。
そのため白髪が目立つのが早いという欠点はありますが、頭皮がかゆくなることはありません。
自宅染め派には、カラートリートメントをお勧めします。
カラートリートメントは酸性カラーと同様アルカリ剤や過酸化水素、酸化染料を使用していません。
また、使用している染料はタール系色素より安全性が高い2種類の染料を使用しているものが多く、肌が敏感な女性でも安心して使用できます。
色持ちは二剤式白髪染めや酸性カラーには劣りますが、白髪がかゆい、頭皮がヒリヒリして炎症を起こすといった頭皮環境でつらい思いをしてきた人は、試す価値がありますよ。
白髪がかゆい原因には、白髪そのものの形状の場合と頭皮環境の場合があります。
白髪そのものを変えることはできませんが、シャンプーを変える、女性用育毛剤の使用、頭皮マッサージなどは今日からでもできますよね。
朝晩の日課にして頭皮環境をケアし、かゆみを予防改善させましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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