日本はピル後進国です。
これは、避妊や中絶自体に良いイメージがなかったことと、1999年までは低用量ピルが認可されず、副作用が出やすかったからです。
日本家族計画協会が調査したところによると、現在も日本でのピルによる避妊は4%台しかありません。
そのためか様々な都市伝説があり、「ピルを服用すると薄毛になる」というのもその一つです。
実際にはどうなのか、ピルが髪の毛にどのような影響を及ぼすのか解説します。
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このページの目次
『ピルを服用すると薄毛になる』という誤解
最初に言ってしまうと、ピルの「服用中」に薄毛になることはほとんどありません。
しかし、服用を中止すると髪が抜けることはあります。
簡単にピルの説明をしましょう。
ピルとは、女性ホルモンを配合した薬のことです。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)がありますが、ピルにはその両方が含まれています。
現在主に使用されているのは低用量ピルで、高用量、中用量に比べて配合量が少なくなっています。
低用量ピルは、プロゲステロンの種類によって第1世代~第4世代に分かれ、さらに1周期中の配合量が一定な1相性と3段階に変化する3相性に分かれます。
プロゲステロンを重視しているのは、このホルモンが排卵後に多く分泌されるためです。
前もってピルでプロゲステロンの量を増やしておくことで、脳がすでに排卵後であると誤認し、排卵しない=妊娠しないことを狙っているのです。
ただし、体内は妊娠しているのと同じ状態となるので、胸が張ったりむくんだり、といった症状が出ることがあります。
さて、そんなピルがどう髪の毛に影響するのでしょうか。
ピルにはプロゲステロンだけでなくエストロゲンも配合されています。
エストロゲンには髪の寿命を長くし、健康に保つ働きがあるため、ピルを服用すると髪が抜けにくく、太くしっかりした髪質に変化していくのです。
こう書くと、妊娠中抜け毛が増えた人は疑問に思うかもしれません。
しかし、妊娠中に抜け毛が増えるのは、つわりで栄養が摂れないこと、栄養を摂っても胎児に行ってしまうこと、マタニティーブルーによるストレスなどが主な原因だといわれています。
その他、お腹が大きくなるとシャンプーが辛くなって頭皮をしっかり洗わなくなってしまって頭皮環境が悪くなったり、運動不足で血行が悪くなり、血液が頭皮に行きにくくなったりすることなどが挙げられます。
ピルの服用を中止すると産後と同じような状態に
ピルを止めた時の状態は、出産直後と同じです。
妊娠後、エストロゲンとプロゲステロンは妊娠の維持と出産後の授乳の準備のために、どんどん増えていきます。
最高時には通常の100倍分泌されるといわれ、妊娠を支えています。
しかし出産すると、この2つのホルモンは1週間前後で一気に妊娠前の分泌量に戻ります。
これと同じようなことが、ピルの服用を中止すると起こります。
それまでピルで増えていたホルモンが、一気に以前のレベルまで戻ってしまうのです。
ピルを止めてしばらくはバランスを元通りにする調整が体内で行なわれ、1~3ヶ月後に排卵が起こるようになるので、生理が再開します。
ただし、元々生理の周期が一定でないなど問題があった場合は、生理が来ない場合があります。
また、ホルモンバランスが整わないうちは肌が荒れたりじんましんが出たりしやすく、人によってはアレルギーを発症したり更年期障害に似た状態になったりすることもあります。
しかしこれらは一時的なもので、半年~1年もすれば症状は収まるのが普通です。
3ヶ月以上経っても生理が再開しない、あるいは半年以上体調が回復しない場合は、一度産婦人科で診てもらうほうが良いでしょう。
なお、ピルは28日を1周期と考えて作られているため、止める時期は医師と相談しましょう。
自己判断でシートの途中で止めてしまうと、ホルモンバランスが大きく乱れてしまい、体調不良がひどくなったり、抜け毛がなかなか止まらず薄毛になったりしてしまう危険性があります。
ピルの服用中止で薄毛になってしまったら?
人によって、あるいはピルの種類によって差はありますが、多くの人が抜け毛を起こします。
しかし、これはピルに含まれるエストロゲンの作用によって寿命が伸ばされていた髪が抜けているだけなので、それほど心配することはありません。
本来、女性の髪の毛の寿命は4~6年で、1日50~100本抜けるといわれています。
しかし、ピル服用中はこの寿命が伸びるため、抜ける本数が減っています。
ピルの服用を止めると、寿命を超えて留まっていた髪が成長を止め、2~3週間の退行期、2~4ヶ月の休止期を経て抜けて行きます。
そのため、ピルの服用を止めて2~3ヶ月後から抜け毛が増えてくるのです。
抜け毛の期間は人によって差があり、半年程度で収まる人もいれば、1年経ってもまだ抜けるという人もいます。
しかし、これは妊娠中の女性ホルモン分泌量の差から来ているので、それほど心配する必要はありません。
ただ、育児に追われて食事や睡眠が削られたり、出産後のストレスが強かったりすると、自律神経が乱れてホルモンのバランスも狂ってしまいます。
すると30歳前でも薄毛になってしまい、なかなか元に戻らないことがあります。
さらに、30代後半以降の場合は注意が必要です。
女性ホルモンの分泌量は30歳前後がピークといわれ、それ以降は徐々に減っていくため、たとえ生理が再開しても抜け毛が止まらず、薄毛になってしまうことがあります。
女性の場合、薄毛は本数が減る以上に細くなるという傾向があります。
また、ハリやコシがなくなってくるため、頭皮が透けて見えることもあります。
ピルを中止してから半年経っても抜け毛が減らない、あるいは地肌が透けて見えるほどの薄毛になった場合は、その可能性が強くなります。
ピルの服用にはメリットとデメリットの理解が大事
ピルは医薬品ですから、場合によっては副作用も出ます。
メリットとデメリット、両方をしっかり押さえておきましょう。
<メリット>
・精神が安定する
生理前にイライラしたり落ち込みやすくなったりする、という経験は誰でもあると思います。
これはエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が大きく変動するからです。
性ホルモンの分泌をコントロールしている部分と自律神経を司る脳内の部分が同じなので、ホルモンの分泌量の乱れが自律神経にも影響を及ぼしてしまいます。
その点、ピルを摂取するとホルモンバランスが変動しなくなるため、自律神経も安定して感情の浮き沈みが少なくなるのです。
・生理不順や生理痛などが改善される
ピルは28日周期で女性ホルモンのバランスを取るため、生理不順が改善されます。
また、生理痛は子宮内膜が厚くなることで起こりますが、ピルには子宮内膜を薄くする働きがあり、出血量を減らすことができるので生理痛が緩和されます。
・卵巣がんや子宮体がんになりにくくなる
卵巣がんや子宮対がん、子宮内膜症などの発症を減らすことができます。
これは2017年に英国のアバディーン大学が発表したもので、ピルの服用を中止しても30年前後はこの効果が続くという結果が出ています。
ピルの働きによって卵巣が排卵しなかったため、卵巣の劣化が抑えられたためではないか、と考えられています。
<デメリット>
・初期にマイナートラブルが起こりやすい
一時的に微量の出血や吐き気、頭痛、胸の張りや鈍痛、眠気、下痢、うつ症状などが起こることがあります。
これはピルによってホルモンバランスが変化したために起こる症状で、1ヶ月程度で回復することが多いようです。
ただし、処方されたピルが合わない場合もあるので、1~2ヶ月経っても改善しない、あるいは耐えられないほどつらい場合は医師に相談しましょう。
・薄毛になることがある
最初に「ピルで薄毛になることはほとんどない」と書きましたが、実はピルの種類によってはまれに薄毛になることがあります。
第2世代と呼ばれるタイプは、副作用は少ないものの男性化しやすいという特徴があります。
プロゲステロンが正常に作用するには、プロゲステロン受容体と結合しなければいけません。
しかし、プロゲステロン受容体とアンドロゲン(男性ホルモン)受容体は非常に似ており、第2世代に配合されているプロゲステロンはアンドロゲン受容体に結合してしまいやすいのです。
すると本来の作用でなく、男性ホルモンの働きをするようになってしまいます。
そのためニキビが出来やすくなったり筋肉質になったり体毛が濃くなったりするのですが、中には男性のように頭頂部や前頭部を中心に髪の毛が抜けてしまうことがあるのです。
しかしこの場合は、アンドロゲン受容体と結合しにくい薬のタイプに変えれば改善されます。
・水分代謝が悪くなる
人によっては、むくみやすくなることがあります。
これはプロゲステロンに水分を溜め込む作用があるからで、ピルに配合されているプロゲステロンの量が増えるほどこの傾向は出やすくなります。
これを解消するには、ピルの種類を変えてもらったり、運動や入浴などで身体を温めて発汗を促したり、利尿作用のある野菜や果物、カフェインなどを少し多めに摂るようにしましょう。
・血栓症を発症することがある
低用量ピルの場合はほとんどないものの、血液が固まって血管に詰まる血栓症を引き起こすことがあります。
これは遺伝が大きく関係し、家族に心筋梗塞や脳梗塞などを若いうちに起こした人がいる場合、血が固まりやすくなる傾向があります。
1万人に一人という発症率なのでほとんど心配することはありませんが、手足のしびれや激しい頭痛・腹痛・胸痛、舌のもつれなどが起こった場合は病院で診察を受けましょう。
・乳がん・子宮頸がんのリスクが高くなる
近年、乳がんとピルの関係は否定されつつあるものの、現在乳がんを発症している、あるいは以前経験がある場合、女性ホルモンが増えることで乳がんが悪化したり再発したりする可能性があるといわれています。
また、子宮頸がんはウイルスに感染している男性との肉体関係によって発症するがんですが、ピルを飲んでいると避妊具を使用しなくなることが多いため、発症しやすくなるとされています。
薄毛の改善目的でピルを使用するのはアリ?
自分の薄毛が女性ホルモンのバランスの乱れや減少によるものだとわかっている場合は、ピルの服用によって改善効果が出るかもしれません。
しかし、ピルは市販されておらず、病院で処方してもらう必要があります。
内診を行なわず、症状を自己申告するだけで処方してもらえることもありますが、「薄毛改善のため」という理由で処方してくれることはありません。
というのは、薄毛が女性ホルモンの乱れや減少によるものであっても、それは病気とは見なされないからです。
また、ピルは保険が適用になることがありますが、それは月経困難症の場合のみです。
そのため、婦人科系の症状がない限り、保険はもちろん自費でも手に入れることはできないと考えましょう。
なお、最近は通販で個人輸入することができるピルがたくさんあります。
しかし、前述のようにピルには様々なタイプがあり、体質に合わないと男性化したり不正出血が続いたりと、様々な副作用が出やすくなります。
また、何らかの異変が起きた時にも相談窓口がありません。
さらに問題となるのは、それが本物かどうかわからないことです。
産婦人科で処方されるピルは、日本語の説明があっても製造国は欧米です。
しかし、個人輸入はほとんどが東南アジアからの発送で、偽物でないという保証はありません。
しかも、ピルは欧米でも処方箋が必要な医薬品で、個人輸入業者が手に入れられること自体がおかしいのです。
厚生労働省も、個人輸入の医薬品に関しては何らかのトラブルが起きても救済措置は取っておらず、一切自己責任になると注意を喚起しています。
女性の薄毛を改善するには、女性用育毛剤の使用や頭皮マッサージ、生活習慣の見直しなど、他にもできることがたくさんあります。
また、女性ホルモンの減少が思い当たる場合は、女性ホルモンに似た作用をするイソフラボンを含む大豆製品を食べたり、ホルモン分泌を調整するビタミンB群やビタミンE、亜鉛を意識して摂取したりするだけでも大きく違ってきます。
薄毛改善のために副作用の危険性があるピルを無理して服用するより、日常生活でできることから始めましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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