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縮れ毛やくせ毛の原因は加齢だけじゃない!?綺麗な髪の毛を取り戻すために出来ること
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縮れ毛やくせ毛になる原因について解説!

歳とともに、ストレートだった髪が縮れ毛になったりくせ毛になったりする女性は少なくありません。
髪質は加齢とともに変化するといわれるので仕方ないところもありますが、中には20代でも髪がねじれたりくせが出てきたりする人もいます。
それをドライヤーやコテで伸ばしていると、どんどん髪が傷んでしまうし…。

もうあきらめるしかないのか、と悩んでいるなら、その前にぜひこのコラムを読んでみてくださいね。
縮れ毛やくせ毛に変化する原因と、綺麗な髪を取り戻すための方法について解説します。

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昔は綺麗なストレートヘアだったのに・・・

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パーマが当たり前になった現代ですが、それでも多くの女性がストレートへアに憧れています。
だからこそストレートパーマや縮毛矯正という技術が生まれたのですが、中には昔は人に羨まれるほどのストレートへアだったのに…という人もいます。

家族に縮れ毛やくせ毛の人がいる場合、加齢とともに遺伝が出て来たということはあります。
遺伝子学的には、ストレートよりくせ毛のほうが強く現れる顕性(優性)遺伝だと考えられています。
くせ毛や縮れ毛のほうが空気を抱き込んで体温が下がりにくく、健康維持のために大切なので、より発現しやすいのだろうといわれているのです。

しかし、加齢でも遺伝でもない、ダメージによるものである場合も少なくありません。

縮れ毛やくせ毛になる原因【加齢・ホルモンの影響】

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加齢とともに縮れ毛やくせ毛になってきた場合、原因には髪そのものの変化と頭皮の変化の2種類あります。

<髪そのものの変化>

・キューティクルの層のムラ

髪の主成分はタンパク質で、髪の表面にあるキューティクルは硬いケラチンタンパク質の層でできています。

しかし、加齢とともにこの層にムラができ、キューティクルの層がたくさん重なっている部分と少ない部分が出て来てしまうようになります。
すると1本の髪の中に太い部分と細い部分ができてしまい、髪が歪んでしまうのです。

・コルテックス内のタンパク質のムラ

キューティクルの中にはコルテックスという部分があり、髪の80~90%を占めています。
この部分には水分を吸い込みやすい「オルトコルテックス」と、水分を吸い込みにくい「パラコルテックス」という2種類のタンパク質が存在します。

オルトコルテックスとパラコルテックスが均等であれば髪は直毛になるのですが、加齢とともにこのバランスが崩れ、配置が偏ってしまうのです。
それによって、オルトコルテックス側は水分を含んで伸びやすくなり、パラコルテックス側はあまり伸びないため、クセ毛になりやすくなります。

<頭皮の老化による変化>

・コラーゲンやヒアルロン酸の減少による毛穴のたるみ

加齢によって毛穴が広がるのは、多くの女性が経験していますよね。
本来毛穴には伸縮性があり、一時的に広がってもすぐに元に戻るようになっています。
しかし、この伸縮性は皮膚の真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸によって保たれているもので、加齢とともにこれらの成分が減少するに従い、重力の作用で毛穴も開きっぱなしになってしまいます。

毛穴は髪の毛を支える土台ですから、それが広がってしまうことで髪が固定されず、縮れ毛やくせ毛になって生えてきてしまうのです。

・紫外線による頭皮の老化と炎症

髪と頭皮が受ける紫外線は、顔の3倍といわれています。
しかも、頭部は顔ほど紫外線ケアされていないことがほとんどなので、頭皮は顔以上に老化が早いのです。

また、1年中紫外線を受けている頭皮は、常に軽い炎症状態になっています。
するとターンオーバーサイクルが乱れ、角質層がうまく剥がれなくなり頭皮が段々厚くなっていきます。
同様に毛穴の細胞も新陳代謝できないため歪んだり縮んだりしてしまい、その穴に沿って生えてくる髪の毛も縮れたりうねったりしてしまうのです。

・毛細血管の老化による栄養不足

加齢とともに細胞は老化していきます。
頭皮に張り巡らされている毛細血管は元々髪の毛の10分の1程度の太さしかない上、老化で血管が弱くなったり消滅したりしてしまいます。

そのため頭部に届く血液が減り、髪を育てる栄養が不足しがちになり、タンパク質不足から髪にハリやコシがなくなり、縮れ毛やくせ毛になってしまうのです。

・女性ホルモン減少による髪質の低下

女性ホルモンには髪の成長を助け、髪を健やかに保つ働きがあります。
しかし女性ホルモンの分泌量は30歳前後がピークで、それ以降は少しずつ減っていきます。
さらに、更年期に差し掛かる40歳後半になると分泌量がガクンと減少するため、その影響が髪に出てしまうのです。

縮れ毛やくせ毛になる原因【ダメージ・その他】

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<髪そのもののダメージ>

・元々の縮れ毛やくせ毛がダメージを受ける

縮れ毛やくせ毛は1本の髪の太さが部分によって違いますが、これは前述したようにキューティクルの層の厚みが違うことによるものです。
さらに、うねって反っている部分はキューティクルが開きやすい形状になっているため、その部分同士が摩擦を受けるとキューティクルは剥がれやすくなります。

一度剥がれてしまったキューティクルは再生せず、その部分に水分が入り込みやすくなり、それが縮れやくせを悪化させる原因となるのです。

・シャンプーによるダメージ

日本人の髪は元々キューティクルの層が少なめで、1枚の厚さも薄いといわれています。
平均すると5~6枚のキューティクルが重なって層を作っているのですが、中には2~3枚しかない人もいます。

キューティクルは温めたり濡れたりすると開くという特性があるのですが、キューティクルが少ない、あるいは薄い髪質の場合、開いている時に摩擦を受けると簡単に剥がれてしまいます。
枚数が少ないほどその影響は大きく、水分をどんどん取り込んで縮れやうねりが出てしまうのです。

その原因となるのが、シャンプーです。
シャンプー時に髪をゴシゴシ洗ったり、キューティクルが生える方向と逆の毛先から根元に向かってシャンプーを揉み込んだりしてしまうと、その摩擦で剥がれてしまうのです。

特に洗浄力と脱脂力が強い高級アルコール系のシャンプーは髪の表面にある皮脂をすべて取り除いてしまうため、髪が摩擦をダイレクトに受けてしまい、キューティクルが剥がれてうねりが出やすくなります。

・ドライヤーのかけ過ぎ

髪の主成分はタンパク質で、60℃前後から変質を始めます。
ドライヤーの熱風は100℃を超えるものが多いため、それを髪に直接当てると髪はどんどん変質してしまい、ゴワゴワになります。

特にドライヤーを毛先から根元に向かってかけてしまうと、キューティクルがめくれ上がった状態になります。
そんな髪に風を当てると髪同士の摩擦が非常に多くなり、キューティクルが剥がれやすくなります。
すると剥がれた部分と剥がれていない部分の強度が違ってくるため、うねりが出やすくなるのです。

・パーマやヘアカラーによるダメージ

パーマやヘアカラーにはアルカリ剤が使用されており、薬剤をより髪の深くまで浸透させるためにキューティクルを開きます。

しかしアルカリ剤は一度髪の奥に入り込むと2~4週間は抜けないといわれており、その間ずっとささくれた状態にあるキューティクルはシャンプーやブラッシング、睡眠中の寝具との摩擦などで簡単に剥がれてしまうのです。

<頭皮のダメージ>

・間違ったシャンプー方法

女性の場合、髪の毛はしっかり洗っても頭皮は適当、という人が少なくありません。
すると毛穴や頭皮表面に酸化した皮脂やスタイリング剤などが残ってしまいます。
毛穴がスタイリング剤や皮脂などで詰まったままになると、その隙間から髪が生えるため髪がうねりやすく、縮れ毛やくせ毛になりやすくなるのです。

・市販の二剤式ヘアカラーによるダメージ

美容院で施術する場合、薬剤を極力頭皮につけないよう注意してくれますが、自宅でそこまではできませんよね。

頭皮にもべったり薬剤がついてしまうと、頭皮のタンパク質が変質したり毛穴に入り込んで炎症を起こしたりして、毛根部にダメージを与えてしまいます。
すると髪を生み育てる毛母細胞のDNAが破壊され、縮れ毛やくせ毛になって生えてきてしまうのです。

・偏食や極端なダイエットによる栄養不足

髪の主成分はタンパク質ですし、食べたタンパク質を髪の毛や頭皮のケラチンタンパク質に変化させるにはビタミンやミネラルが必要です。

そのため、偏食やダイエットでこれらの成分が一つでも不足すると、健康な頭皮や髪が作られなくなり、細くハリやコシのないうねった髪になってしまう可能性があります。

・ホルモンバランスの乱れ、分泌量の低下

髪の成長を維持・促進するのは女性ホルモンと成長ホルモンです。
前述したように女性ホルモンは加齢とともに分泌量が減ってきますが、それは成長ホルモンも同じです。
成長ホルモンは主に睡眠時に多く分泌され、細胞の修復や新陳代謝を促し、髪の健康を守ったり寿命を伸ばしたりする働きがあります。

これらのホルモンは、自律神経をコントロールする脳の視床下部という部分で調節されています。
そのため、ストレスなどで自律神経が乱れるとホルモンバランスも崩れたり分泌量が減ったりしてしまいます。
すると髪の健康状態が悪くなり、縮れ毛やくせ毛になってしまうのです。

もう一つ問題となるのが、ダイエットによる脂質の極端な制限です。
ホルモンは脂肪から生成されるため、脂質が不足すると女性ホルモンも成長ホルモンも分泌量が減少してしまいます。

その結果、髪にうるおいがなくなり、パサパサで切れ毛や枝毛が増えるだけでなく、髪がうねりやすくなるのです。

綺麗な髪の毛を取り戻すためにできること

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縮れ毛やくせ毛には多くの原因がありますが、残念ながらキューティクルが剥がれてしまった髪を元通りにすることは不可能で、その部分をカットするしかありません。

しかし、加齢によるものでも間違ったケアによるものでも、縮れ毛やくせ毛を目立たなくさせることは可能です。
また、頭皮のケアによってこれから生えてくる髪を健康にすることも、不可能ではありません。
次のことを守るようにするだけで、ずい分違ってくるはずですよ。

髪と頭皮にやさしいシャンプーに替える

髪や頭皮の皮脂を取り過ぎず、しかし毛穴内の汚れをすっきり落とすオイル系シャンプーがおすすめです。

人気が高いのが「haru 黒髪スカルプ・プロ」で、ヤシ油由来のアミノ酸系なので皮脂を取り過ぎず、しかも汚れはきちんと洗い流してくれます。
また、「スカルプ」という名称からわかるように頭皮環境を良くしてくれるので、毛穴や頭皮のトラブルによる縮れ毛やくせ毛を防いでくれます。

ドライヤーの時間を極力短めにする

これ以上ダメージをひどくしないためには、ドライヤーの使い方も大切です。
シャンプー後はできるだけしっかりタオルドライをしてから、ドライヤーを使いましょう。

その際には、60℃前後の温度設定にするか、それができない機種の場合は15~20センチ離して使用すれば、かなり風の温度が下がります。

こまめにドライヤーを動かして、頭皮全体に満遍なく風を当てるようにします。
その際、あまり髪をパサパサ動かすと摩擦でキューティクルが剥がれやすくなるので、注意しましょう。
髪の毛をいくつかのパーツに分け、軽く引っ張りながら根元中心にドライヤーを当てるとクセが出にくくなります。

頭皮を中心に8割程度乾いたら、最後に冷風を当てます。
この時に根元にもしっかり冷風を当てるとくせがさらに伸び、キューティクルもしっかり閉じます。

なお、ヘアアイロンは非常に高温になるため、短時間でも髪に非常にダメージを与えます。
使用する時にはオイルなどで髪を保護し、1ヶ所を何度も伸ばさないようにしましょう。

栄養バランスの良い食事を摂る

髪のために食事を考えるというのは面倒かもしれません。
しかし、頭皮と顔はつながっていますから、頭皮の状態が良くなれば顔もハリが出て、シワやたるみができにくくなるんです。

髪やお肌が健康になるということは当然内臓も元気になっているということですから、いつまでも全身を若々しくキープするためにも、栄養バランスを考えた食事を摂るようにしましょう。

炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂るには、和食が最適だといわれています。
特に青魚に含まれるEPAやDHAは必須脂肪酸の一種で、脂質ながら血液をサラサラにする効果があります。

せっかく食べたものが血液をドロドロにしてしまっては意味がありません。
サラサラの血液を頭皮細胞に届け、健康な髪づくりに役立てましょう。

また、大豆にはイソフラボンという女性ホルモンに似た作用をする成分が含まれています。
女性ホルモンの分泌量が減る30代後半になったら、大豆製品を毎日摂るよう心がけましょう。

ホルモンバランスを整える生活習慣にする

女性ホルモンや成長ホルモンが加齢とともに減少するのは仕方ないとしても、分泌をスムーズにすることは可能です。

そのために最も簡単で大切なのが、良質な睡眠です。
睡眠中にしっかり成長ホルモンを分泌させることで様々な原因でダメージを受けた頭皮細胞が修復されやすくなり、健康な髪の維持に役立つのです。

また、自律神経を整えることも大切です。
現代はストレスで満ち溢れていますが、それによって自律神経が乱れると、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌量に影響を及ぼします。

それを防ぐためには睡眠や適度な運動、入浴などが効果的です。
特に湯船に浸かることで身体の緊張がほぐれるので血行が良くなりますし、心身がリラックスして自然な眠気を誘ってくれます。

ぐっすり眠ることで女性ホルモンも成長ホルモンもより多く分泌されるようになるので、できるだけシャワーではなく湯船に浸かることをお勧めします。

冷え対策をする

冷えは胃腸の消化吸収能力を低下させるため、髪の健康が損なわれやすくなります。
また、体温が低くなるほど動物性脂肪の代謝が悪くなり、血液がドロドロになるため、頭皮の血管が詰まって栄養が毛母細胞まで届かなくなってしまいます。
すると髪が細く弱々しくなり、真っすぐ伸びることができなくなってうねりやすくなるのです。

夏場でも極端な薄着を避ける、首・手首・足首を常に温める、冷たい飲み物や食べ物を避けるなど、冷え対策をしっかりしましょう。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは、血行を良くするためにはもちろん、毛穴内の酸化した皮脂や汚れを取り去りやすくするためにもお勧めです。

シャンプー前に5分程度オイル系のクレンジング剤などで丁寧にマッサージすると、頭皮や毛穴の皮脂が溶け出してきます。
その後シャンプーすればきれいに落とせ、しかも頭皮にうるおいを残してくれるのです。

また、シャンプー前とは別に1日数回行なうことで、常に頭皮の血行が良くなり毛穴が引き締まるので、縮れ毛やくせ毛を予防することができます。

縮毛矯正はリスク大!将来を見据えた選択を

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髪のうねりやクセを手っ取り早く解消しようと、縮毛矯正を選ぶ女性は少なくありません。
しかし、縮毛矯正は普通のパーマと違い、非常に髪を傷めます。

普通のパーマやストレートパーマの場合、1剤を塗布して髪を柔らかくはしますが、熱を加えることはありません。
しかし縮毛矯正の場合、アイロンで熱を加えて伸ばし、その後もう一度薬剤を塗布して髪を真っすぐに固定させます。

薬剤が強めであることと「アイロンで熱を加える」ことによって、髪が非常に傷んでしまうのです。
しかも、一度かけた縮毛矯正は取れることはありませんが、縮れ毛やくせ毛の原因が毛穴にある場合、伸びて来た髪にはうねりやくせがあります。

そのため、途中から下は真っすぐだが頭皮近くはくせによって広がりやすくなり、まとまりにくい髪になってしまうのです。

かといって、根元のくせを取るためにまた縮毛矯正をかけると、前回と同じ部分にも薬剤がかかることになるため、ダメージは計り知れません。
縮毛矯正を数回繰り返すと、軽くブラッシングしただけで髪が切れてしまうことも起こるのです。

縮毛矯正は縮れ毛やくせ毛特有の髪のデコボコを薬剤で溶かし、髪の表面をきれいに伸ばすのでツヤが出やすくなるというメリットはあります。
しかし、髪のデコボコはキューティクルによるものなので、それを溶かしてしまうということはキューティクルがなくなるということ。

2剤でキューティクルの代わりのコーティング剤を使用するものの、髪の成分であるタンパク質や脂質、水分はどうしても逃げ出しやすくなります。
その結果、髪がどんどんボロボロになってしまい、見た目もとても悪いビビリ毛になってしまうのです。

縮毛矯正は美容院での施術でも最も髪を傷めるメニューとされていて、さらに美容師のテクニックの有無によってかなり違います。
そのため、本当に技術の高い美容師に当たれば何とか見た目は保てるかもしれませんが、強い薬剤と高熱による髪のダメージ自体は避けることはできないことを覚えておきましょう。

髪の縮れ毛やくせ毛は加齢とともに増えてくるものですが、女性ホルモンの分泌を促す大豆製品を食べたり頭皮マッサージして毛穴を引き締めるだけでずい分違ってきます。
若い人ならなおさらですので、まだ髪トラブルに悩んでいない人でも正しいケアを怠らないようにしましょう。

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