自分で白髪を染めるたびにムラが出たり、一部だけ色落ちが早かったりことはよくありますよね。
セルフだから仕方ないのかな…とあきらめている人も多いと思います。
しかし、白髪染めはただでさえ面倒ですし、髪のダメージのことを考えたらできるだけ染める回数は減らしたいもの。
うまく染めるにはどうしたら良いのか、そのコツと染める順番を解説します。
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このページの目次
白髪染めの使い方次第で仕上がりは変わります
白髪を染める時、説明書をよく読んでその通りに染めていますか?
ほとんどの方が、最初はそうしても、いつの間にか自己流になっていると思います。
もちろんどんなやり方でも、染める順番が説明と違っても、きれいに染まるなら結果オーライですが、なかなかそうはいかないもの。
といって、説明書通りにやってもきれいに染まらないこともありますよね。
実は、白髪染めはおしゃれ染めよりテクニックが必要で、美容院で染めても色ムラや色落ちが出やすいといわれています。
従って、セルフカラーの場合完全にムラなく染めることは難しいのです。
また、白髪染めのタイプによっても染まり具合は違ってきます。
二剤式白髪染めには液タイプ、乳液タイプ、クリームタイプ、泡タイプが、カラートリートメントにもクリーム状と泡状があり、それぞれ特徴があります。
正しく染める順番や使用方法を知ることで、美しい仕上がりにすることができるのです。
貴方は大丈夫?白髪染めでよくある間違い
ここでは、白髪染めの際にやりがちな間違いや失敗について解説します。
ブロッキングしない
美容院で染めてもらう時は、美容師が必ず髪をブロッキングしますよね。
まずはざっとブロッキングして、染める際には一つのブロッキングをさらに細かくクシの柄で梳いて、塗っていきます。
しかし、セルフカラーする際はつい面倒で手で適当に髪を持ち上げる程度だったり、そのまま上から塗ったりしてしまいませんか?
するとしっかり染料がつかない部分が出てくるため、きれいに染まらないのです。
薬剤の塗布量が少ない
特にリタッチの場合、薬剤を作る時に少なめに作ってしまうことがあります。
また、セミロングやロングへアを全体に染める場合、何とか1箱で済ませようとケチってしまうこともありますよね。
髪質にもよりますが、通常1箱でできるのはショートから短めのミディアムまで。
それ以上の場合は、1.5~2箱必要です。
盛り方が少ない
リタッチでよくあるのが、最初は頭頂部の分け目と顔回りだけ、と考えていても、いざ塗っているとつい範囲を広げてしまうこと。
すると薬剤の盛り方が少なくなるため白髪がしっかり染まらず、色落ちもしやすくなるのです。
塗った後温めない
二剤式白髪染めもカラートリートメントも、温めることでよく染まります。
これは、キューティクルが温めることによって開きやすくなり、薬剤が浸透しやすくなるためです。
クーラーびんびんの部屋で塗布したりすると、キューティクルがしっかり開かないため、白髪がきちんと染まりません。
放置時間を短め・長めにしてしまう
髪のダメージを気にするあまり、ついつい指定時間より短めに切り上げていませんか?
髪が細い場合やダメージがある場合は指定より短い時間でも染まることがありますが、やはり浸透し切らず色落ちしやすくなります。
また、逆に長めに放置してしまうのもよくあります。
放置しながら何か別のことをやっていたり、髪が太いからと自己判断してしまったりして指定時間を大幅に超えてしまうと、希望の色より暗くなってしまいます。
入浴中に染める
これは、カラートリートメントに関しては問題ありません。
避けてほしいのは、二剤式白髪染めを入浴中に使用することです。
二剤式白髪染めは、乾いた髪に室内で染めることを前提に薬剤を配合してあります。
そのため、高温多湿の浴室で使用すると薬剤の化学反応が進み過ぎ、染まり過ぎてしまうのです。
また、二剤式白髪染めは液状もクリーム状もテクスチャーが柔らかめなので、液ダレしやすくなり、お肌についたり目の中に入ったりする危険性があります。
主成分のアルカリ剤や過酸化水素(ブリーチ剤)はタンパク質を変性させてしまうため、皮膚や角膜を傷つけてしまうのです。
シャンプー後すぐ染める
二剤式白髪染めの説明書を読むと、必ず「シャンプーは染める前日までに済ませておいてください」と書かれています。
これは、濡れた状態でも乾いた状態でも、シャンプー後の髪は汚れも皮脂も落ちてしまっているため、薬剤の影響をダイレクトに受け、非常に傷みやすくなるからです。
さらに、髪が傷むということはキューティクルが剥がれてしまうということで、薬剤の浸透度が増し、暗めに染まってしまいます。
なお、カラートリートメントの場合はむしろ清潔な髪のほうが良く染まります。
皮脂や汚れがついていると染料を弾いてしまうので浸透しにくくなり、染まりが悪くなります。
色選びを間違える
多くの人は、地毛よりも明るめのカラーを選びがちです。
確かに顔を明るく若々しく見せる効果は高いのですが、自分の肌色や瞳の色に合っていないと違和感が出てしまいます。
また、明るめな色ほど染料の配合量が少なくなるので、染めた直後は良くても数回シャンプーすると色落ちしやすくなります。
さらに、染料が少ない分ブリーチ剤の配合が多くなり、非常に髪を傷めてしまいます。
続けて使用していくうちに最初のシャンプーでも激しく色落ちし、希望の色より薄くなってしまうこともあるのです。
白髪を染める順番の重要性と正しい順番
染める順番も、仕上がりに差が出やすいポイントです。
おしゃれ染めと白髪染めでは、染める順番が違うのをご存知ですか?
おしゃれ染めの場合、「襟足→後頭部→サイド→頭頂部→前髪・生え際→毛先」の順です。
頭頂部、前髪、生え際は体温が高めなため、染料を早めに塗布してしまうとその部分だけが濃く染まり、逆プリン状態になりやすいからです。
しかし、白髪染めの場合は「生え際→分け目→前髪・サイド→襟足→後頭部→毛先」の順で塗布するのがコツです。
白髪は黒髪に比べて硬く、しかも根元に近いほどダメージを受けていないのでキューティクルがしっかり閉じていて、染料を弾いてしまいます。
そのためフェイスラインや分け目を先に塗っておかないと、洗い流した時にムラが出やすくなるのです。
もちろん、白髪がフェイスラインや分け目ではなく他の部分に多いという場合は、そちらを先に塗るのがコツになります。
「白髪は黒髪より染まりにくい」ことを覚えておきましょう。
なお、染める順番はカラートリートメントやヘアマニキュアの場合も全く同じです。
染めムラや染め残しをなくす白髪染めのコツ
白髪染めの場合、ムラや染め残しがあるととても目立ってしまいます。
簡単なコツがありますので、次回からやってみてくださいね。
これまでに染めムラや染め残しが出やすかった部分をチェック
塗り方には人それぞれくせがありますから、大体いつも同じ部分にムラや染め残しが出やすいものです。
例えば、いつも右手でハケを使っている場合、右側のほうが雑に塗ってしまいがちではないでしょうか。
自分の塗りグセをチェックし、次回からは意識して塗布しましょう。
カラー剤をケチらない
市販品はショートからせいぜいミディアムまでの分量しかありません。
髪が長めの人や多めの人は余分に用意しておき、ケチらずたっぷり乗せるようにしましょう。
さらに、カラートリートメントの場合は二剤式白髪染めと違い、キューティクルを開くという過程がありません。
染料が閉じたキューティクルの隙間から入り込むので、時間も量も必要になります。
特にしっかり染めたい部分はたっぷり盛るようにしましょう。
使用目的によって、タイプを変える
基本的には、液タイプ、乳液タイプ、クリームタイプとも染まりは変わりません。
しかし、液タイプや乳液タイプは薬剤がよく伸びるので全体染めに向くものの、ピンポイントで部分染めをするには向いていません。
クリームタイプの場合、テクスチャーが少し固めで塗った部分によく留まるので、特に根元の部分染めに使うときれいに染まります。
また、クリーム状の染毛剤は分けて使用できるので、1箱では足りない場合にちょっと追加することができて便利です。
使用目的によって、適したタイプを選びましょう。
白髪が目立つ部分を最初に塗り、あまりクシを当てない
まずは白髪が目立つ部分にたっぷり染料を乗せ、その後順番に従って塗っていきます。
この時大事なのは、クシで梳かし過ぎないことです。
クシで丁寧に全体に伸ばそうとして何度も同じところを梳かすと、染料がクシについて移動してしまいます。
白髪が目立つ部分は、あまりクシを入れないようにしましょう。
ブロッキングしてから染める
ロングへアはもちろん、ショートカットでも髪が少なくても、必ずブロッキングしましょう。
こうすることで奥まできれいに染まりやすくなりますし、スムーズに塗布できるので染まり過ぎ、染まり不足の部分が出にくくなります。
4~5か所に分け、染める順番に従って手際よく塗っていきましょう。
塗り終わったらシャワーキャップなどで保温する
ヘアカラーは温度が高いほうが発色も色持ちも良くなります。
塗り終わったらシャワーキャップやラップなどで髪を包み、保温しましょう。
なお、カラートリートメントの場合はキューティクルを開かせる薬剤が配合されていないため、特に保温が大切になります。
保温することでキューティクルが開き、染料が入り込みやすくなるからです。
洗い流す前に「乳化」させる
これは説明書に書かれていないコツです。
白髪染めの放置時間が終わったら、すぐに洗い流さず少量のお湯を髪にかけ、丁寧に揉み込みます。
これを「乳化」といい、頭皮についている染料をきれいに落とし、さらにカラーをなじませやすくする効果があります。
白髪染めはおしゃれ染めに比べると染料の量が多いため、頭皮に付着しやすくなっています。
乳化作業を行なうことでシャンプーの時に落としやすくなり、さらに色落ちしにくくなるのです。
あまり長い時間揉み込むと頭皮にダメージを与えるので、洗い流す前の1~2分、マッサージするつもりで乳化させてください。
泡タイプの白髪染めは使用しない
泡タイプを使用していると、あまり良く染まらないことがあります。
これは、染料の中に空気が多く入り込んでいるため髪に密着しにくく、特に根元にしっかり塗布するのが難しいからです。
また、配合されている染料も液タイプやクリームタイプに比べると少なめなので、さらに白髪が染まりにくくなります。
泡タイプは便利ですが、仕上がりをきれいにしたいなら避けたほうが良いでしょう。
「それでも上手く染められない!」という方は
どうしても上手く染められないという場合は、美容院で染め直してもらうのが一番簡単です。
しかし、美容院で染めたくないから市販品を使用しているのですから、一度ならともかく毎回は無理ですよね。
そこでお勧めの方法が2つあります。
ヘアマニキュアで補修する
ホーユー、ブローネ、サロンドプロなど、カラー剤販売メーカーの多くは、ヘアマニキュアも同時に販売しています。
そこで二剤式白髪染めと同じメーカーのヘアマニキュアを使用すれば、カラーが統一しやすく、ムラや塗り残しをうまく隠すことができます。
ただ、ヘアマニキュアは頭皮につくと非常に落ちにくいことから、市販品は頭皮につかないような形状の容器になっています。
そのため、分け目や顔回りをしっかり塗ることは難しいですが、それ以外の部分はクシ状になった容器でとても塗りやすく、色持ちも2~3週間ありますから、リタッチにもお勧めです。
カラートリートメントに替える
染毛力や色持ちの観点から見れば、カラートリートメントは決して優秀とはいえません。
一度では染まらず、色持ちも長くて10日前後です。
しかし、カラートリートメントの強みは、何度使用しても髪や頭皮にダメージを与えにくいことです。
二剤式白髪染めと違い、ムラや染め残しが気になったらすぐに染め直すことができますし、頭皮につけても問題ありません。
また、シャンプー後の濡れた髪に使用できるものが多く、週に1~2回、塗布して5~15分放置すれば色をキープでき、色ムラもできにくくなるのです。
さらに、その名の通りトリートメント効果が高いのもメリットです。
二剤式白髪染めを使用すればするほど、髪はダメージを受けます。
アルカリ剤やブリーチ剤によってキューティクルが剥がれてしまうと、そこからどんどん成分が抜け出してしまい、スカスカになってしまうのです。
キューティクルは再生しないので、その部分をカットしない限りダメージは進行します。
そのため、毛先が特にムラ染めになりやすいという場合、ダメージがかなり進んでいるのです。
そんな髪にお勧めなのが、カラートリートメントです。
白髪を染めるだけでなく、ダメージへアを補修する成分が配合されているので、キューティクルを保護して健康な髪へとサポートしてくれます。
さらに二剤式白髪染めと違って使用するごとにハリやコシ、ツヤが出てくるので、染めたとわからないくらい自然な仕上がりになるのもポイントです。
白髪を染めるのは、黒髪を染めるより難しいといわれています。
しかし、染める順番を守り、コツを掴めば段々きれいに染まっていきますし、カラートリートメントならヘアケアもできます。
自分に合った染毛料と使い方で、きれいな仕上がりを目指しましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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価格(税別) | 送料 | 内容量 | 月間コスト | 色持ち |
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価格(税別) | 送料 | 内容量 | 月間コスト | 色持ち |
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3マイナチュレ カラートリートメント人気女性用育毛剤ブランドによる渾身の製品
価格(税別) | 送料 | 内容量 | 月間コスト | 色持ち |
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