最近は地毛の色が明るめの人もいますが、親族にアジア人以外の人がいない限り、それほど髪色の差はないといわれています。
しかし、微妙な違いでも真っ黒に近いと重い感じがしますし、何より白髪が目立ちますよね。
そこで明るい色に染めたいと考える人が多いのですが、白髪染め用のカラートリートメントで地毛より明るい色に染めることはできるのでしょうか。
人気のカラートリートメント | 染まり | 持続 | コスパ | 詳細 |
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利尻ヘアカラー違和感のない自然な色味 | 4.9 | 4.0 | 4.4 | 詳 細 |
マイナチュレ人気女性用育毛剤ブランドによる渾身の製品 | 4.8 | 3.6 | 3.3 | 詳 細 |
このページの目次
白髪染めトリートメントの色選びの基本
カラートリートメントの色選びに悩む人は多いと思います。
ほとんどの製品はブラウン系かグレー系で、最も無難なのがダークブラウンでしょう。
そのため、カラートリートメントの中にはカラーがダークブラウン1色しかない商品もあります。
かと思うと、ブラウン系だけでもブラウン、ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウンといったように何種類もある商品も。
そうなると、色選びをどうしたら良いのか迷ってしまいますよね。
自分の地毛の色に合わせて選ぶのが基本です
髪の明るさの度合いをレベルといい、カラーチャートでは1~20レベルに分けています。
日本人の場合地毛は4レベル程度が多く、少し明るめな人は5~6レベルで、それ以上になると紫外線によく当たったりして焼けたり褪せたりした場合の色で、健康な地毛で6レベル以上の人はあまりいません。
このカラーチャートを見てもわかるように、4レベルは重ためで、6~9レベルだと軽やかで柔らかいイメージになりますから、できれば明るい色に染めたいという気持ちになりますよね。
しかし、日本人の場合髪と目の色は同じメラニン色素によって作られているため色が連動しており、どちらかだけ大幅に変えるとバランスが悪くなるといわれています。
はっきりわかるほどアンバランスだといかにも「染めた」感が出てしまい、若いうちは良くても段々「無理して若作りしている」ように見られてしまうかもしれません。
そのため、色を選ぶ時は地毛と同じか、1レベル明るい程度に抑えたほうが自然です。
白髪の量や髪質で仕上がりは変わる
2剤式の白髪染めで明るめに染めていた人は、白髪染めトリートメントでも明るい色を選びがちです。
しかし、2剤式白髪染めとカラートリートメントではヘアカラータイプが全く違うため、同じ仕上がりにはなりません。
白髪が多い人は明るく少ない人は暗い仕上がりに
2剤式の白髪用ヘアカラー剤の場合、過酸化水素というブリーチ剤が配合されており、地毛をブリーチして一旦染める色より薄くし、白髪と同じ色に染まるようにしています。
対して白髪染めトリートメントの場合、地毛をブリーチする作用はないため染毛力が弱く、白髪以外には色がほとんど入りません。
つまり、白髪は商品のカラーチャートに近い色に染まるため、明るい色を選んだ場合白髪が多ければ多いほど全体的に明るい仕上がりになります。
逆に、白髪が少ないと白髪自体がいくら明るく染まっても地毛の濃さ・暗さが勝ってしまい、希望通りの色味にならないのです。
仕上がりが明るい色になりやすい人の髪質
白髪が多い場合以外にも、仕上がりが明るめになりやすいのはこんな髪質の場合です。
・軟毛である
・地毛が明るめ
白髪染めトリートメントは、髪の表面をコーティングする塩基性染料と、少し奥に入り込むHC染料がカラー剤に使われています。
髪が細い、あるいは軟毛なほどカラー剤が髪につきやすく入り込みやすいので、明るい色を選ぶとよく染まります。
ちょっと極端な色見本ですが、ダークブラウンと黄色/赤色を混ぜると元の色より明るくなっているのがわかると思います。
しかし、髪が細い・猫っ毛ということは1本1本の髪をコーティングしている染料の量は少なめです。
そのため色落ちしやすく、たとえかなり黒っぽいカラーを選んでもシャンプーごとに色が抜け、明るく(薄く)なりやすいのです。
また、太さや硬さに関係なく、髪が傷んでいる場合も色落ちが早くなります。
白髪染めトリートメントの塩基性染料は、ダメージへアのほうがよく吸着します。
そのため染めたばかりの時は染料でしっかりコーティングされるので濃いめになります。
しかしダメージへアはキューティクルが傷ついているため、中に入り込んだHC染料が抜け出しやいのです。
そのため、シャンプーすればするほどどんどん明るい色になってきます。
そのため、髪が細い、柔らかい、ダメージがある人で暗く染めたい人は、希望の色より1トーン暗めの色を選びましょう。
仕上がりが暗くなりやすい人の髪質
逆に、希望の色より仕上がりが暗く濃くなりやすいのはこんな髪質です。
・髪が剛毛である
・髪のダメージがあまりない
・地毛が黒っぽい
こういった髪質の人は染まりにくいので、標準時間放置しただけだと濃いめの色でも明るめというか、薄く染まることが多いです。
しかし、十分な時間放置すると、今度は濃いめに染まるのです。
前述したように、カラートリートメントに使用されるHC染料は、閉じたキューティクルの隙間から潜り込んで内側に定着します。
キューティクルはうろこ状になっていて、層は2~7層程度あるといわれています。
この層は髪が太く硬いほど多いので、その各層にしっかり染料が入り込むと色が濃くなるのです。
また、健康な髪の場合もキューティクルがしっかり閉じているので染料が入り込みにくく染まりづらいのですが、一旦入り込んでしまうと抜け出にくいため、濃い色が持続するのです。
なお、塩基性染料とHC染料の配合比率や各量、染料の分子の大きさなどは、各メーカーや商品によって違いがあります。
そのため、同じ「ダークブラウン」という名称のカラーでも、あるメーカーのものは濃いめに、別のメーカーの商品は明るめになることがよくあります。
髪質や量、ダメージ具合などによって、仕上がりや色持ち度にかなり差が出るのです。
白髪染めトリートメントで明るい色に染められる?
白髪染め用のカラートリートメントで、地毛より明るく染めたいと思っている人は多いです。
カラートリートメントの中にはかなり色にバラエティがある製品もあり、それを使えば明るく染まるような気になってしまいますよね。
しかし、残念ながら地毛より明るい色に染めるのは困難です。
黒髪はなかなか明るい色には染まらない
カラートリートメントの場合、髪をブリーチせず地毛の上から染料を乗せコーティングする仕様なので、地毛の色より明るい色を塗っても地毛の色のほうが勝ってしまいます。
毎日1時間以上染めれば若干は明るくなる可能性はありますが、染料が髪に入り込んだり表面に吸着したりする量には限りがありますから、やはりほとんど変わらないと考えたほうが良いでしょう。
カラーチャートが明るい色でも同じようには染まらないと思いましょう
白髪が多い場合は希望の色が出やすくなりますが、地毛の中に30%以下の場合、期待した色にはならないと考えましょう。
思ったような色が出るのは、白髪が70%以上の場合といわれています。
70%というと、分け目をぱっと見た時に薄いグレー~白に見える状態です。
この程度まで白髪が多くない場合は、カラートリートメントの色が明るくても、同じように明るい色にはならないと思ってください。
なお、髪色は光の加減によってかなり違って見えます。
蛍光灯の下では青みがかり、自然光の下では特に午後以降は時間によって黄~オレンジ~赤が強く見えるようになります。
蛍光灯の下ではわからなくても、午後の光の中では明るい色合いが出やすくなります。
また、白髪染めトリートメントにはケア効果の高い成分がたっぷり配合されています。
髪の表面を保護して滑らかになるので、光が当たると反射してツヤが出るようになってきます。
すると地毛より明るく、しかも輝いて見えますよ。
迷ったら少し明るい色を選びましょう
カラートリートメントの色を選ぶ時は、ネットなどでカラーチャートをチェックすると思いますが、色を決められないことってありますよね。
迷った時には少し明るめの色を選ぶようにしましょう。
その色が明るすぎた場合に、それより暗めの色に染め直すことは簡単ですし、白髪染めと違って連続で染めても髪や頭皮を傷めません。
2剤式の白髪染めとの併用はおすすめできません
2剤式白髪染めをメインで使用し、白髪染めカラートリートメントをリタッチとして使用している人は多いです。
少しでも髪のダメージを抑えたいからというのがその理由ですが、それはあまりおすすめしません。
その理由は3つあります。
・2剤式白髪染め1回でもかなり髪にダメージを与えるから
カラートリートメントでリタッチした部分は、確かに傷みません。
しかし、次に2剤式で全体染めをするのであれば、せっかくカラートリートメントでケアした部分も、刺激性の強い化学成分によってダメージを受けてしまうのです。
一例として、キューティクルの表面には18-MEAというビロード状の組織があり、これが頭皮の皮脂を髪全体に送り、ツヤを与えまとまりの良い髪にしています。
しかし2剤式白髪染めやファッションカラー1回で80%以上失われるといわれており、再生されることはありません。
たった一度の白髪染めでそんな状態になってしまうのですから、数か月に一度の白髪染めでも髪にダメージを与えるということは知っておきましょう。
・色味に差が出てくるから
これまでに書いてきたように、2剤式とカラートリートメントではヘアカラータイプが違います。
2剤式の場合、地毛をブリーチしているので元の髪色に戻ることはありませんが、カラートリートメントはコーティングしているだけなので、しっかりとは染まりません。
すると、最初から色味に若干差が出る上に、シャンプーするごとに色味の差が大きくなってしまいます。
特に市販のシャンプーのほとんどは洗浄力が強すぎて塩基性染料を洗い流しやすいため、毎日シャンプーすると数日で色味の差がかなり出てしまうのです。
・色が変色する可能性があるから
最近はあまり言われなくなりましたが、カラートリートメントを使用している人が白髪染めをすると、髪が緑や青に変色すると騒がれた時期があります。
原因は公表されていませんが、染料同士の成分に相性が悪いものがあり、色が変化してしまうのではないかといわれています。
あるいは、光に当たると染まっていくタイプのカラー剤と白髪染めの併用は成分が化学変化を起こし緑色になるので、そちらと混同したのではないか、という話もあります。
最近はそういった話を聞かなくなったので問題は解決したと思われますが、万が一のことを考えると白髪染めと併用しないほうが安心です。
使用したい場合は、各メーカーの公式サイトで確認するようにしましょう。
ブリーチは厳禁!取り返しのつかないことに
希望の色にしたい場合、髪をブリーチすれば確かに染まりやすくなります。
しかし、髪を大切に思うのであれば、絶対にやってはいけません。
ブリーチ剤は最も髪を傷める原因となる薬剤の一つで、キューティクルを剥がしてしまい、中のタンパク質や脂質、水分が抜けて髪がパサパサになってしまいます。
また、ブリーチ剤は髪から水分を奪ってしまうため、シャンプーの際水分を吸い過ぎて扱いが難しくなる上に、ドライヤーをかけると蒸発の速度が非常に早く、ドライヤーの熱でさらに傷んでしまうのです。
さらに、髪の成分の中には熱によってくせがつく部分があるのですが、それが抜けてしまうので、ヘアアイロンを使ってもなかなか髪が思い通りのスタイルにならなくなります。
このような状態になってしまうと、カラートリートメントをした時にはよく染まりますが染料が定着せず、シャンプーごとに激しく色落ちしてしまうのです。
さらに、最近の研究でブリーチ剤を繰り返し使用するとそれが蓄積され、白髪の原因になることがわかってきました。
ブリーチ剤だけでなく、2剤式白髪染めにも必ず配合されているので、これらを使用すればするほど白髪が増える可能性があるのです。
美容室では白髪染めトリートメントはしてくれないの?
白髪染めトリートメントは、カラーや放置時間など、髪質やダメージの具合などによって染まり具合や色持ちが違う、と書きました。
でも美容師にカラーリングしてもらえば、よりきれいに長持ちするよう染めてくれそうな気がしますよね。
しかし残念ながら、カラートリートメントで白髪染めをしてくれる美容室はほとんどありません。
美容室のメニューで髪にダメージの少ない白髪染めといえば、酸性カラー(ヘアマニキュア)です。
酸性カラーとはアルカリ剤や過酸化水素、酸化染毛剤を使わないカラーリングのことで、染毛料としてタール色素を使用しています。
HC染料や塩基性染料に比べると髪の表面に吸着する力が強いので、より長く色持ちします。
また、キューティクルを開かないので髪の成分が流出することがありません。
しかし、その吸着力の強さから頭皮につくと落ちにくいため、髪の根元から数ミリ離して塗るようになっています。
そのため、白髪が多い人が酸性カラーをすると、2週間程度で白髪が目立つようになります。
特に、市販のヘアマニキュアは手軽ですが、付属のブラシが根元5ミリ程度塗れない仕様になっているため、早ければ1週間で白髪がはっきりしてしまいます。
また、配合成分の特性上、トリートメント成分が効果を発揮しにくいというデメリットもあります。
そのため、ケア効果のある成分が配合されていても、使用を続けると段々髪がパサついたりごわついたりすることが多いのです。
カラーバリエが多い!おすすめ人気ランキングTOP3
できるだけカラーの種類が多いほうが、もし合わなくても別の色を探しやすいですよね。
そこで、カラーの種類が豊富なカラートリートメントをご紹介しましょう。
レフィーネ ナチュラルカラー(7色)
ゴールドイエロー、オレンジ、オリーブ、ローズブラウン、マロンブラウン、ダークブラウン、ナチュラルブラックと7色もあり、しかも2色以上を混ぜることができる画期的な製品です。
これなら色が明るすぎた時に、別の色を少し混ぜて色を調整することも簡単です。
一度ではしっかり色がつきませんが、3回程度連続して染めれば完全とまでは行かないものの、白髪が目立たなくなります。
染料は安全性の高いHC染料と塩基性染料のほか植物染料のクチナシも配合しています。
また、この製品はケア効果が高く、ダメージ補修成分や頭皮環境改善成分、保湿成分が配合されています。
全成分のうち79.6%が天然トリートメント成分(染毛成分20.4%)なので、他製品に比べると染毛力は若干劣りますが、ヘアケアしながら色を楽しみたい方におすすめです。
レフィーネ ヘッドスパトリートメントカラー(5色)
上と同じレフィーネの製品で、色はライトブラウン、ローズブラウン、マロンブラウン、ダークブラウン、ナチュラルブラックの5色です。
レフィーネ ナチュラルカラーと合わせて計8色、どれでも混ぜ合わせることができます。
染料はナチュラルカラーと同様、HC染料、塩基性染料、クチナシで、染まり具合は穏やかなので、白髪が多い人には向かないかもしれません。
ナチュラルカラーとの違いは、頭皮マッサージが出来て毛穴に詰まった汚れや皮脂まで取り除いてくれるところです。
そのほか髪のハリやコシをアップする美容成分、髪を補修する成分、頭皮環境を改善する成分など16種類を配合し、ナチュラルカラー以上にツヤを与え、まとまりのよいしっとりした髪にしてくれます。
ルプルプ ヘアカラートリートメント(5色)
ブラウン、ダークブラウン、モカブラウン、ソフトブラックに最近ナチュラルブラックが加わり、5色になりました。
カラーの種類が豊富なカラートリートメントの中で最も染まりも色持ちも良く、おすすめの人気製品です。
ただ色名とイメージが多少違い、ダークブラウンはあまりダークではなく、赤みの強い明るめの茶色で、落ち着いた暗めのアッシュ系はモカブラウンになります。
ソフトブラックは茶系、ナチュラルブラックはグレー系ブラックで、ほとんどの地毛の色にマッチします。
染料はHC染料、塩基性染料とベニバナ、クチナシ、藍の葉/茎を使用し、さらに微アルカリ性で髪を傷めず定着を良くするpHになっています。
また、バイオテクノロジーを生かしてガゴメ昆布からフコイダンという保水・保湿作用の強い美容成分を抽出し、髪、頭皮、細胞すべてを健康に導いてくれます。
このほか、「カラー・ド・ボーテ(7色)」「フラガール(5色)」などもありますが、染まり具合と色持ちの点で上記の商品に劣り、あまりおすすめできません。
最後に、4色で特色のある色合いはないものの、染まりも持続性も高い商品も紹介しておきましょう。
利尻ヘアカラートリートメント(4色)
ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ブラックと、オーソドックスな色味が揃っています。
ライトブラウンとダークブラウンは赤みが、ナチュラルブラウンは黄みがかった茶色で、ブラックはかすかに青みがかった落ち着いた色合いです。
染料にはHC染料、塩基性染料のほかウコン、シコン、クチナシ、アナトーの4種類の天然染料を使用しているので、使うほどに深みのある色になります。
色を楽しみたい人には向きませんが、染めた感を出したくない人には最適です。
28種のうるおい成分が入っているので、髪のハリやコシ、ツヤが増してしっとりしたまとまりの良い髪になります。
染まり具合、色持ち、トリートメント効果すべてが揃った優秀な製品です。
カラートリートメントは白髪染めと違い、地毛の色や髪質、状態によってかなり色味が違ってきます。
また、同じ色名でも各メーカーによって赤みがかっていたり黄みがかっていたりするので、口コミなども参考に最初は色々試して、自分に合った商品を見つけてくださいね。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
1ルプルプ ヘアカラートリートメント大人カラーが充実の人気商品
価格(税別) | 送料 | 内容量 | 月間コスト | 色持ち |
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1,980円 | 500円 | 200g (約7回) | 1,286円 | 9日間 |
2利尻ヘアカラートリートメント違和感のない自然な色味
価格(税別) | 送料 | 内容量 | 月間コスト | 色持ち |
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2,000円 | 500円 | 200g (約7回) | 1,389円 | 8日間 |
3マイナチュレ カラートリートメント人気女性用育毛剤ブランドによる渾身の製品
価格(税別) | 送料 | 内容量 | 月間コスト | 色持ち |
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3,000円 | 0円 | 200g (約6回) | 2,414円 | 7日間 |