最近前頭部の白髪が目立つ・・・これって老化?他にも原因はあるの?-美髪ラボ

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最近前頭部の白髪が目立つ・・・これって老化?他にも原因はあるの?
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前頭部にだけ増える白髪の問題点とは?

前頭部とはおでこの生え際あたりのこと。
いつも前髪を下ろしているとなかなか気づきませんが、いざ見つけると自分で確認できる場所だけに、とても気になってしまいます。
つい、抜いてしまう人も多いのではないでしょうか。

でも、そうしているうちにどんどん増えてしまうことも。
ほかの部分にはそれほどないのに前頭部だけが増える場合、何か問題があるのでしょうか。

前頭部の白髪が急に増えたんだけど・・コレって何か老化以外に原因があるの?

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原因によって白髪の生え方は変わる

白髪が生える原因の多くは、血行不良によって髪の毛の色を作る色素細胞メラノサイトに栄養が届かなかったり、色素の素となるアミノ酸が不足していたりすることによります。
しかし、それ以外にも原因があると考えられています。

加齢による白髪は全体的に生えることが多い

加齢の場合、ある部分だけが衰えるということは考えられません。
全身の細胞全体が老化してくるのが普通ですから、髪のメラニン色素を作る色素細胞すべても老化します。
そのため、加齢による白髪は全体的に生えることが多いのです。

ただ、人によっては後頭部や下のほうには白髪がほとんどないのに、側頭部や頭頂部、前髪のあたりにはたくさん生えている、ということはあります。
これは、血管の太さの違いに原因があります。

心臓から送られてきた血液は、首を通って頭頂部まで送られます。
心臓近くの血管は太い動脈ですが、段々細くなっていき、さらに耳のあたりからは動脈が分かれて毛細血管だけになります。
毛細血管は髪の毛の10分の1程度の太さしかないため、上に行くほど血液が送られにくくなり、量も減ってしまいます。
すると色素細胞や髪の元となる毛母細胞が栄養不足から機能低下を起こし、白髪や抜け毛、細毛などになりやすくなるのです。

しかし、左右のどちらかだけとか、こめかみあたり、前頭部だけというようにある部分だけが増えるようになるのは、何か問題があることが多いのです。

急に狭い範囲に集中して生える白髪には要注意

これまで、白髪はどこに生えても「白髪」の一括りでしたが、最近は血管や神経、筋肉と白髪の関係が研究されるようになりました。

例えば、目を酷使していると目の回りの筋肉が硬直します。
するとその筋肉のそばにある血管が収縮して血流が悪くなるので、こめかみあたりのメラニン色素が作られなくなり白髪ができやすい、と考えられるようになりました。
これは西洋医学の見解で、現象と身体の特徴を照らし合わせて原因を特定する方法です。

また、これとは別に、東洋医学から見た白髪の原因というものもあります。
中国医学では、女性の場合42歳頃から白髪が全体に出始める、と考えられています。
逆にいえば、40代以前に白髪が増えてきたり、全体ではなく一部分にだけ集中して生えてきたりするのは、身体が不健康な状態になっている、ということなのです。

前頭部に生える白髪の原因とは

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前述の通り、前頭部の白髪の原因には西洋医学、東洋医学それぞれの考え方があります。
それぞれを簡単に説明しましょう。

西洋医学では、脳の使い過ぎと眼精疲労が大きな原因

脳の前頭部分を「前頭葉」といい、脳内の最高中枢と考えられています。
その中でも前頭前野部分は意欲や計画、思考、創造、実行、コミュニケーションなどを司る部分です。
そのため、日常的に身体より頭脳を使っている人や、接客業など人とのコミュニケーションで神経を使っている人は、前頭部に白髪が増える可能性があります。

また、眼精疲労が原因になることもあります。
目を開けたり閉じたりする時には眼輪筋はもちろん、おでこの前頭筋も使われています。
しかし、パソコンやスマホをずっと見ていると目を見開いたまま瞬きの回数が減り、前頭筋がずっと緊張してしまいます。
するとおでこ部分の血行が悪くなり、メラニンが作られなくなったり色素細胞の機能が低下したりして、白髪の原因となるのです。

東洋医学では、胃や肛門の不調や病気の可能性を疑います

東洋医学では、前頭部は「脾(ひ)」と関係があると考えられています。
「脾」とは西洋医学でいう脾臓とは少し違い、胃腸の働きのほか、消化・吸収によってエネルギー(気)や血液に変化させ、心臓や肺に送るという働きがあります。

私たちが口から摂取したものは、そのままの形では吸収できません。
そのため、まず胃液と胃の収縮運動によって食物を溶かします。
その後、蠕動運動をして十二指腸に送り込むと、十二指腸や小腸で分泌された消化酵素によって食物はさらに分解されます。

そうして、ようやく小腸から栄養分が吸収されるようになるのです。
この機能がうまく働かないといわゆる消化不良を起こし体内で腐敗し、便秘や口臭、嘔吐などを引き起こすと考えられています。

また、脾には血管から血液を漏らさないように管理する働きがあり、これを「統血作用」と呼んでいます。
統血作用が狂うと、血便など肛門の不調症状が起こるとされています。

つまり「脾」が不調になると、胃腸や肛門に影響が出てくるのです。

胃の不調や病気と白髪の関係性と改善策

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では、なぜ脾の不調が胃腸や肛門に影響を及ぼし、さらに前頭部の白髪の原因となるのでしょうか。
これらと白髪の関係についてお話しましょう。

胃の不調や病気で前頭部の白髪が増える理由と改善策

<白髪が増える理由>
東洋医学では、全身は何本もの「経絡」が走っており、それぞれが臓器と関係があると考えられています。
前頭部にあるのは「足陽明胃経」という経絡で、足の指先から頭部にまでつながる長い経絡です。
頭部にあるツボを頭維(ずい)といい、前頭部生え際の角にあり、頭痛やめまい、顔面神経痛、脱毛、白髪などの症状に関係があるとされています(図の赤丸部分)。

また、胃腸の部分には不容(ふよう)や承満(しょうまん)、梁門(りょうもん)など多くのツボがあります(図の緑丸部分)。
そのため胃腸に不調が起こると、同じ経絡状にある前頭部の白髪が増えることがあるのです。

「胃腸の不調は誰にでもあること」と考えるのは危険です。
というのは、東洋医学では足陽明胃経が損傷すると、ひどい場合「高所に登り歌ったり、服を脱いで走り回りたくなったりする」という症状が出ることがある、とされているのです。

そこまでいかなくても、悪寒やあくび、音に敏感になり怖がる、精神が不安定になる、引きこもりがちになる、などの症状がよく出ると考えられています。
つまり、東洋医学では、胃腸の不具合が心身に大きなストレスを与えると考えられているのです。

ストレスには血管を収縮させる働きがあるため、頭頂部まで充分な栄養が届かなくなります。
すると色素細胞や毛母細胞の機能が低下してしまい、白髪や抜け毛、薄毛などを引き起こすのです。

また、西洋医学的に考えても、胃腸の調子が悪ければ食物が栄養にならず排出されてしまいますから、全身が衰弱してしまいます。

少ない栄養は心臓をはじめとする生命維持の臓器に送られてしまいますから、当然末端組織である髪の元には栄養は届かなくなります。
髪のメラニン色素はアミノ酸のチロシンという成分から作られているので、それが届かなければメラニンが作られなくなり、髪の毛が白髪になって生えてきてしまうのです。

<胃腸の不調を改善する対策方法>

これを改善するには、以下の方法があります。

①よく噛んで食べる

噛んでいる時点で、唾液からは消化酵素が分泌されています。
そのため、噛めば噛むほど胃に届くまでに食べた物が消化されやすくなり、胃腸の負担が軽減されるのです。

②あまり柔らかいものばかり食べない

胃腸が不調だとつい柔らかいものを食べたくなりますが、柔らかいとあまり噛まないまま飲み込んでしまうため、かえって消化不良を引き起こしやすくなるといわれています。
本当に胃腸が疲れている時には流動食も必要ですが、それ以外の時はむしろ硬めの食材を時間をかけて噛んで食べるほうが良いのです。

③味付けは薄めに

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味付けが濃いとご飯を食べ過ぎてしまい、タンパク質やビタミン、ミネラルをたっぷり摂ることが難しくなります。
また、お茶の量も増えがちですが、食事中に水分を摂りすぎると胃液が薄まり、せっかく食べた物が消化吸収されにくくなってしまいます。

水分は味噌汁とお茶1杯程度で済むような薄めの味付けを心がけましょう。

④リラックスして食べる

胃腸は副交感神経が活発な時によく働くといわれます。
寝起きの胃腸はまだ本調子ではない上に朝バタバタしている時に食べると、胃腸がうまく働きません。
早めに起きてゆったりした気分で食事を摂りましょう。

夜も、TVやスマホなどを使用しながら食べると噛むことがおろそかになりがちですから、ながら食事は避けましょう。

⑤冷たいものは避ける

胃腸は冷たいものが苦手です。
大体体温と同じか少し高い位だとよく消化するといわれますので、たとえ夏でも冷たいものを飲食するのはできるだけ控えてください。
野菜も、サラダより消化のよい温野菜にして食べましょう。

⑥睡眠を重視する

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疲れて夜遅く帰宅した時は、思い切って夕食を抜くのも手です。
食べてから2~3時間は起きていられる場合には夕食を食べ、それが無理なら食べないほうが良いのです。
睡眠中も胃腸が働いていると胃腸が休む時間が短くなるので、どんどん胃腸に疲労が溜まってしまいます。

また、寝不足や質の悪い睡眠も同様に胃腸が休む時間が短くなるため、胃を荒らす原因となります。
夕食顔はのんびり入浴をしたりストレッチやヨガをしたりして、熟睡できるようにしましょう。

肛門の不調によって発生する病気と予防改善策

「肛門の不調」というのは、肛門という臓器自体に問題がある場合もありますが、主に便秘や下痢など、主に便に原因がある症状のことを指します。

便秘や痔の「種類」「症状」「原因」一覧

便秘・痔と一言でいっても、その症状には色々あります。
一覧表にしましたので、当てはまるものがどれか調べてみてください。

便秘の種類 症 状 原 因
機能性便秘 弛緩(しかん)性便秘 肌荒れ 大腸の筋力低下
内臓下垂
ダイエット
水分不足
痙攣(けいれん)性便秘 下痢と便秘が交互に起こる
下腹部の痛み
便が硬く小さい
ストレスによる自律神経の乱れ
腸の蠕動運動過剰
直腸性便秘 便意を感じない 便意を我慢することが続き、感覚が鈍くなる
器質性便秘 腹痛
吐き気・嘔吐
発熱
胃腸、肛門自体の不調
痔の種類 症 状 原 因
痔核(いぼ痔) 内痔核 痛みはほとんどなし
排便時に出血
肛門から飛び出ることがある
排便時のいきみ
長時間同じ姿勢を取る
外痔核 腫れて痛む
出血はほとんどなし
冷え
ストレス
アルコール過剰摂取
裂肛(切れ痔) 排便時非常に痛む
出血がある
硬い便を押し出そうとして切れる
下痢の炎症
痔瘻(あな痔) 膿が溜まり、出口まで貫通する 大腸菌などの感染による炎症

 
機能性便秘というのは、生活習慣や食生活など日常的な行為が原因となる便秘のことです。
対して、器質性便秘というのは、内臓や器官に問題があり、それが原因で起きる便秘のことをいいます。
器質性便秘から疑われる病気には腸閉塞や卵巣腫瘍、甲状腺機能低下症、大腸・直腸ガンなどがあります。

弛緩性便秘を予防改善するには

<弛緩性便秘の特徴と原因>
弛緩性便秘というのは女性がなりやすい便秘で、大腸を支える筋力の低下や腹筋力が弱い場合に起こることが多いものです。

便は、腸が蠕動運動することによって少しずつ肛門のほうに落ちていき、最後に押し出されます。

蠕動運動は腸自身が動くのではなく、平滑筋という大腸の回りにある筋肉によって起こりますから、筋肉や筋力が不足していると蠕動運動があまり起こらなくなります。
また便を押し出すには腹筋が必要ですから、腹筋が弱いことでも便秘になりやすくなるのです。

大腸内に留まった便からは、水分が体内に吸収されることでどんどん硬くなっていきます。
すると押し出すためにはさらに筋力が必要になるので、平滑筋や腹筋の力が弱いと便秘が慢性化しやすいのです。

便秘になると、便に含まれている老廃物が血中に溶け出し、全身を巡ってしまいます。
すると血液がドロドロになったり汚れたりして、頭皮に充分な栄養が届かなくなるため、白髪になりやすくなるのです。

<弛緩性便秘の予防・改善対策>

弛緩性便秘を予防・改善するには、何より運動をすることです。
お腹付近の運動というと腹筋運動が思い浮かびますが、上体を上げ下げする方法だと案外お腹の下のほうは力が入っていません。

そのため、上体ではなく足を上げ下げする運動が良いといわれます。
腹筋が弱い場合は、最初は脚を曲げて行なうと無理なく腹筋を使うことができます。

あるいは、足を心持ち高く上げての散歩や強歩でも十分効果があります。
脚を使うことで振動が胃腸に伝わり、蠕動運動と同じような効果を生むのです。

さらに食物繊維が多い根菜をたくさん食べ、水分を少し多めに飲んでみるなどの方法も試してください。

痙攣(けいれん)性便秘を予防改善するには

<痙攣性便秘の特徴と原因>
痙攣性便秘は、ストレスや疲れによって自律神経が乱れることで、下痢と便秘を繰り返すタイプの便秘のことです。
腸の蠕動運動が非常に活発になると水分がうまく吸収されず、便と一緒に出てしまうことで下痢になります。

逆に腸の蠕動運動がなくなると、便が排出されずに便秘になります。

腸の働きがスムーズになるのは、自律神経のうち副交感神経が活発な時です。
そのため、ストレスで常に交感神経が活発になっていると腸の蠕動運動が起こりません。
本来人間は夕方になると交感神経と副交感神経が入れ替わり、朝までは副交感神経のほうが活発になり、その日食べた物を消化吸収するために働きます。

ところが、ストレスや疲れで精神が興奮状態にあるといつまでも副交感神経が優位にならないため、腸が動かず便秘を引き起こすのです。

そして、しばらくこういった状態が続くと自律神経はコントロールを失い、時間に関係なく副交感神経が活動を始め、激しく蠕動運動をするようになり、下痢になってしまうのです。
この便秘と下痢を繰り返すのが、痙攣性便秘です。

<痙攣性便秘の予防・改善対策>

元々腸は神経細胞が多く、脳の影響を受けやすい臓器です。
そのため、脳がストレスを感じると腸の働きが鈍くなり、さらに胃の動きもストップしてしまうのです。

こういった場合は、とにかくストレスを少しでも解消しなくてはいけません。
週末を利用して好きなお稽古ごとをする、スポーツクラブで全身を思い切り動かすなどの方法や、毎晩アロマを焚いたりバスタイムを長めに取ったりしてリラックスすることを心がけましょう。

また、生活習慣を改善することも重要です。
人間は朝日を浴びることで体内時計が切り替わり、自律神経も同様に副交感神経から交感神経に切り替わるようになっています。

その作用がスムーズに行われるよう、夜型の生活を改め、できる限り毎日同じリズムで生活できるように努力しましょう。
そうすることで便秘や下痢が解消されるだけでなく、自律神経の働きが正常になることで血行が正常になり、白髪の改善にもつながります。

直腸性便秘を予防改善するには

<直腸性便秘の特徴と原因>
直腸性便秘は女性に多い便秘で、便意があっても我慢しているうちに便意を感じなくなってしまうタイプの便秘です。

通常、便は直腸まで降りてくると便意が起こるものですが、その時にトイレに行けない状態で我慢することを繰り返していると、だんだん直腸の感覚が鈍くなり、脳にサインを送らなくなってしまい、便が直腸に溜まってしまうのです。

しかも直腸は大腸より管が太いため、溜まる量も多くなり、排出がますます困難になります。
時々激しい腹痛を起こしますが便意はなく、トイレに行っても排便できません。
直腸型便秘は量が多く、しかも長期間体内に滞留するので便が発酵して有害物質を発生させ、大腸ガンなどを発症する原因になるといわれています。

<直腸性便秘の予防・改善対策>
直腸性便秘の予防改善は、とにかく決まった時間にトイレタイムを設けることです。
家族がいる場合なかなか難しい場合もありますが、便意を感じるようになれば、例え30分後にトイレに行っても排便できるようになってきます。
それと同時に、根菜など食物繊維をできるだけ多く摂り、水分補給も欠かさずしましょう。

なお、どの便秘の場合もできるだけ下剤は避けましょう。
身体が下剤に慣れてしまうと自力で蠕動運動をしなくなってしまうため、下剤なしでは排便できなくなってしまいます。

しかも直腸の感覚がどんどん鈍るため下剤の効果も次第に薄れてしまい、次々に強力な下剤を使用しなくてはならなくなります。

さらに、大阪大学医学部が調査したところによると、下剤を常用している女性は脳血管が詰まる確率が1.45倍になったそうです。
脳の血管が詰まれば当然頭皮への血流も悪くなりますから、白髪が増える可能性も高くなるのです。

腸内環境を良くするためには下剤に頼らず、発酵食品を積極的に摂りましょう。
味噌や醤油、納豆、ヨーグルトなどが代表的ですが、ヨーグルトの場合使用されている菌によってはあまり効果がない場合があります。
人によって合う菌が違うため、色々試して自分に合うヨーグルトを見つけましょう。

各種の痔を予防改善するには

<各種の痔の特徴と原因>
痔核(いぼ痔)や裂肛(切れ痔)は、便秘で無理にいきむことが原因です。
いきむことでうっ血や出血したり、切れたりしてしまうのです。
痔瘻(じろう)の場合は、下痢が主な原因です。
便の中の大腸菌などの細菌が入り込み、化膿して膿が出たり出血したりしてしまいます。

<痔の予防・改善対策>
もし既に痔になっている場合は、病院に行くことをお勧めします。
最近はほとんどが保存療法で、軟膏や座薬で治療することができ、手術になることはほとんどありません。
また手術になっても15分ほどで、手術後の痛みもかなり改善されています。

予防するには、便秘や下痢にならないよう日頃から注意することが一番です。
また、痔の場合は決まった時間をトイレタイムにするのはあまりよくありません。
便意をもよおしていないのに無理に出そうとすると、肛門にかかる力が非常に強くなるため、痔になりやすくなるのです。

日頃からしっかり栄養バランスの取れた食事をし、食物繊維の多い和食を中心にした献立を考えましょう。
また、できるだけ運動して平滑筋を鍛えたり、歩いて腸を動かしたりしましょう。
それに加えて、特に便が詰まりやすいといわれるS字結腸のある左の下腹あたりをマッサージしたり押したりすると、便が出やすくなります。

男性より女性の方が胃や肛門の不調や病気になり易い!?

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胃や肛門の不調は特に女性のほうが多いとされていますが、その原因とされているものは3つあります。

その理由は「ホルモンバランス」「筋力」「妊娠」の3つ

<ホルモンバランスの乱れ>
女性ホルモンのプロゲステロンは生理前になると多く分泌されるホルモンです。
このホルモンには胃腸の働きを鈍くする働きがあります。
これは、プロゲステロンが元々妊娠状態を継続させるために分泌されるホルモンで、栄養素を体内に貯め込もうとする作用があるからです。

さらに、生理前に急にプロゲステロンの量が増えると、ホルモンバランスが乱れます。
性ホルモンと自律神経をコントロールする脳の部位は同じなので、自律神経も乱れてしまいます。
すると血流が悪くなり、髪にも悪影響が出やすいのです。

<筋力の低下>
女性は男性に比べて筋肉が付きにくくなっています。
これは女性ホルモンのエストロゲンの作用の一つで、男性ホルモンが筋肉をつけやすいホルモンなのに対し、エストロゲンは脂肪を蓄えやすいのです。

運動などによって男性ホルモンに似たIGF-1という因子が分泌されることがわかっていますが、普通の生活をしている場合この因子は出ません。
また、筋力も鍛えれば一般の男性並みの強さにはなるといわれていますが、筋トレでもしない限り女性は腹筋や平滑筋が弱く、また衰えやすいのです。

このような原因で便秘になりやすくなれば、当然肛門の不調にもつながってきます。
水分を失ったカチカチの便を無理に押し出すため、特に女性は裂肛(切れ痔)になりやすいとされています。

<妊娠>
女性ホルモンは元々バランスが乱れやすいのですが、妊娠すると一気にホルモンの量が増えます。
すると腸の働きが悪くなりやすくなります。
さらに、腸内の水分を羊水として使用したり、胎児へ送るために水分を吸収したりする働きがあるため、便に充分な水分が行かなくなるため、便がカチカチになってしまうのです。

また、つわりがあるとあまり食べられなくなるため、便が出にくくなります。
さらに、段々お腹が大きくなると腸が圧迫されますし、トイレであまり踏ん張ることができなくなるため、さらに便秘が悪化してしまうのです。

ただし、妊娠中は白髪が減る人が多いようです。
これは、女性ホルモンのエストロゲンに髪の健康を維持する働きがあるためで、妊娠中は多い時で妊娠前の100倍のエストロゲンが分泌されるといわれています。

出産後はエストロゲンの量が元に戻ってしまうので、一気に白髪が増えることがありますが、これは一過性のものなのであまり心配する必要はありません。

 
便秘や下痢、痔などが前頭部の白髪につながるというのは、西洋医学的に証明されていることではありません。

しかし、栄養が体内の隅々まで届かなくなるのですから、白髪が増える原因となることは間違いありません。
これらの症状を一日も早く改善することが、白髪の改善にもつながりますよ。

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