貧血といえば女性の定番症状と考えられているフシがあって、本人はあまり気にしていないことが多いものです。
一応目安となる基準値はあるものの、医師まで「まあ、女性は生理がありますからね…」と、数値が多少悪くてもスルーされてしまうことも。
でも、そんなことで本当に良いのでしょうか?
実は、貧血を甘く見ていると後々大変な問題が出て来る可能性があるのです。
今回は、貧血の怖さについて、お話しましょう。
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貧血の症状と原因
日本では、閉経前の女性の5人に1人が貧血だといわれています。
「貧血」は貧しい血と書きますが、何が貧しいのでしょうか。
貧血ってどんな症状のこと?貧血になるとどうなる?
貧血とは、ヘモグロビンの量が少ない状態のことです。
ヘモグロビンとは血液中に存在する赤血球内にあるたんぱく質のことで、HEMO(血、赤色素)+globulin(たんぱく質)から来ており、血色素とも呼ばれます。
酸素と結合して全身に酸素を運搬する働きがあります。
血液内のヘモグロビンが少ないということは身体中の筋肉や臓器に酸素が不足するということで、いわば身体が酸欠状態になることを「貧血」というのです。
基準値はヘモグロビンの数値で表わされ、女性の場合12.0g/dl以下、男性は13.0g/dl以下だと貧血という診断になります。
主な症状には、以下のものがあります。
・心臓…動悸、息切れ、胸痛
・筋肉…肩こり、倦怠感、疲れやすい
・皮膚…肌荒れ、口角が切れる
・その他…白髪・抜け毛・枝毛、爪が割れる、反りかえる、舌の表面がつるつるになる
貧血の原因の90%以上は鉄分不足によるもの
貧血にはいくつかの種類があります。
・鉄欠乏性貧血
赤血球の原料である鉄が不足して起こる。成人女性の約10%が鉄欠乏性貧血で、潜在的な鉄欠乏状態の女性は約40~50%ともいわれる
・悪性貧血(葉酸・ビタミンB12欠乏性貧血)
ビタミンB12や葉酸が不足することで正常な血液が作れなくなる
・再生不良性貧血
骨髄が血液を作る機能が低下し、血液の成分全てが減少する病気
・溶血性貧血
赤血球が通常の10分の1程度の寿命しかなくなる病気
・続発性貧血
内臓の病気によって起こる貧血症状
・失血性貧血
大けがなどで大量出血した時に起こる貧血
この中で最も多いのが「鉄欠乏性貧血」で、全体の90%以上といわれています。
鉄はヘモグロビンを形成する成分の一つで、不足するとヘモグロビンを合成することができなくなるのです。
通常、鉄分は体外に排出されるのはほんの少しです。
ところが女性の場合毎月のように生理があり、毎回鉄分は20~30mg、1日平均5mg以上損失してしまいます。
さらに、鉄分は非常に吸収の悪い栄養素で、吸収率は平均約8%程度といわれます。
厚生労働省では女性の鉄の食事摂取推奨量を1日10.5mg(日本人の食事摂取量基準(2015年版))と定めているのですが、実際に吸収できるのはそのうちのほんのわずか。
しかも実際の女性平均摂取量は、平成29年国民健康・栄養調査によるとどの年代でも非常に不足しています。
生理で毎月鉄不足になるのに加え、食生活の乱れやダイエットで摂取量が少ないため、女性は閉経まで慢性的に鉄欠乏性貧血になりやすいのです。
年齢 | 摂取推奨量 | 年齢 | 平均摂取量 | 不足量 |
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18~29歳 | 10.5mg | 20~29歳 | 6.4mg | 4.1mg |
30~49歳 | 10.5mg | 30~39歳 | 6.4mg | 4.1mg |
40~49歳 | 6.8mg | 3.7mg | ||
50~69歳 | 10.5mg | 50~59歳 | 7.3mg | 3.2mg |
60~69歳 | 8.2mg | 2.3mg |
「日本人の食事摂取量基準(2015年版)」「平成29年国民健康・栄養調査」より作成
貧血が髪の毛や頭皮に与える影響
貧血が身体によくないことはおわかりいただけたと思いますが、髪や頭皮にはどんな影響があるのでしょうか。
髪や頭皮は貧血の影響を受け易い位置にある
血液は骨髄で作られ、心臓の左心室から大動脈を通して全身に送り出されます。
その後古い血液が大静脈から心臓の右心室に戻され、さらに肺で古い血液の二酸化炭素を排出し、また酸素を取り込んで心臓の左心室に戻ります。
この一連の流れは心臓がポンプの役割をして大動脈から血液を送り出すことから始まります。
しかし、髪や頭皮は心臓から遠く、しかも重力の抵抗があるため、全身で最も届きにくい場所です。
ただでさえ届きにくいのに、貧血で心臓のポンプ機能が正常に働かなくなると重力を跳ね返す力が弱くなるため、最初に影響を受けてしまうのです。
さらに、イラストでわかるように耳のあたりまでは太い動脈があるのですが、それより上には細い毛細血管のみになってしまいます。
毛細血管は赤血球より幅が細いのですが、元気な赤血球は非常に柔軟性があり、形を変えて入り込むことができます。
ところが貧血で赤血球が柔軟性を失ってしまうと、毛細血管に入り込めなくなるのです。
すると色素細胞や毛母細胞が栄養不足で機能低下を起こし、これも白髪や脱毛などの原因となるのです。
貧血になると髪や頭皮にどんな影響が?
ここでは、女性の貧血の代表的な鉄欠乏性貧血と悪性貧血について見ていきましょう。
①鉄欠乏性貧血の場合
ヘモグロビンは酸素と結合することで色が赤くなるので、鉄分不足で酸欠状態になると赤い色に変化せず、顔色をはじめ全身が青白くなります。
そうなった時には、髪や頭皮にも悪影響が出ています。
髪を作る毛母細胞やメラニン色素を作る色素細胞は、新陳代謝することで機能を継続させています。
しかし、新陳代謝には酸素が不可欠なので、酸欠状態が続くと細胞が新陳代謝できなくなり、古い細胞がいつまでも留まることになります。
しかし、古い細胞には新陳代謝する力が残っていないため、髪の成長に支障が起こり、脱毛や細毛、白髪などが起きやすくなるのです。
さらに、貧血状態が続くと呼吸が浅くなり、これは交感神経が活性化しているのと同じ状態になります。
するとイライラや不快感が強まり、ストレスが溜まりやすくなります。
ストレスは血管を収縮させる働きがあるため、頭部に十分な血液が送られなくなり、白髪などの髪トラブルにつながってしまうのです。
また、鉄はコラーゲンの合成に必要な成分で、不足すると髪の直径が減少しパサパサになったりうねりが出たりしやすくなります。
その上、鉄不足で貧血になると栄養素や酸素が不足するため、臓器の働きを維持しようと血液が身体の中心部に集まります。
すると頭皮や髪などの末端にまで血液が回らなくなり、白髪ができてしまうのです。
②悪性貧血の場合
鉄欠乏性貧血に次いで多いのが、「悪性貧血(葉酸・ビタミンB12欠乏性貧血・巨赤芽球性貧血)」です。
ビタミンB12には髪のメラニン色素を作る色素細胞メラノサイトを活性化し、色素を増やす働きがあります。
そのため、ビタミンB12が不足すると色素細胞の活動が抑制され、髪の色がつけられなくなります。
また、葉酸はビタミンB12とともに赤血球の形成を促進させる作用があります。
そのため、葉酸が不足すると髪を生み育てる毛母細胞が栄養不足になり、髪が細くなったり脱毛したりするのです。
貧血のチェック方法
会社で健康診断を受けられれば自分の血液の状態がわかりますが、その機会がない場合でも自分である程度貧血をチェックする方法があります。
貧血の兆候がないか自分でチェックしてみましょう
貧血で起こりやすい症状は色々ありますので、いくつもあるようなら一度検査してもらうことをお勧めします。
・朝なかなか起きられない
・顔色が悪い
・めまいや立ちくらみが頻繁にある
・肩こりや首こりがいつもある
・朝食は食べないことが多い
・店屋物・外食・コンビニ弁当などが多い
・ファーストフードやインスタント食品、冷凍食品をよく食べる
・ダイエットをしている
・口角炎がよくできる
・舌の表面がつるつるになり、しみる
・髪が抜けやすくなった
・階段や坂道ですぐ動悸・息切れがする
・爪が白っぽく、反り返る、あるいは割れやすい
運動をしている人は注意!「スポーツ性貧血」
スポーツをしている場合に気を付けてほしいのが「スポーツ性貧血」です。
汗によって鉄分が排出されやすくなり、また血流を良くするために一時的に赤血球や白血球などが減り、血漿(けっしょう)が増加するために起こる貧血です。
さらに足を地面に強く打ち付ける行為によって赤血球が壊れやすくなります。
これは体操競技や陸上長距離、バレーボールやバスケットボールのように足を地面に打ち付けるスポーツをよく行っている人に多い貧血です。
貧血と低血圧は症状が似ていても違う
ここで、一つ知っていただきたいことがあります。
「貧血」と「低血圧」は症状が似ているために同じものと考えられがちですが、実は全く違います。
低血圧の主な症状は以下のようなものです。
・朝が弱く、頭がぼーっとしてなかなか起きられない
・疲れやすく、疲れが取れにくい
・頭痛や肩こりがある
・立ち上がった時などにめまいや立ちくらみする
これだけ読むと、貧血とかなり似ていますね。
しかし、「低血圧」とは「血流が弱い」ことを指します。
言ってみれば、貧血は荷物(酸素)を運ぶトラック(ヘモグロビン)が不足しているのに対し、低血圧はトラックはあるがガス欠になってしまい、荷物(酸素)がなかなか運べない状態といえます。
心臓から送り出された血液が血管を広げようとする力を「血圧」といい、血液の量、血管の柔軟性などによって圧力が変わってきます。
低血圧の場合、この圧力が弱いために全身に十分な血液が供給されにくくなり、細胞が栄養や酸素不足になるために諸症状が起こるのです。
また、低血圧になると自律神経も影響を受け、一瞬の動きに対応できなくなるため、立ち上がったり急に動作したりすると脳への血流が遅れて、めまいや立ちくらみなどの症状が起こりやすくなります。
朝なかなか起き上がれないのも、同様の現象が起きているからです。
ただ、原因は違うものの血流が悪くなることはやはり白髪の原因になります。
低血圧の多くは「本態性低血圧」という原因不明の症状なのですが、食生活の乱れ、ストレス、運動不足などが大きく関わっているとされていますから、生活習慣を見直すことが大切です。
貧血の改善に必須である鉄分を多く含む食品とは
貧血の改善には鉄分を摂ることが必要だということはご存知だと思いますが、鉄分には「ヘム鉄」「非ヘム鉄」の2種類あり、しかもどちらも吸収率が非常に低いことはあまり知られていません。
詳しくご説明しましょう。
①ヘム鉄
ヘム鉄は動物性食品に多い鉄分で、レバーや肉、魚貝類に多く含まれています。
ヘム鉄の特徴は、鉄の周りをポルフィリン環という有機化合物が囲むような形で存在していることです。
ポルフィリン環は鉄が吸収される時に胃壁や腸管を荒らす作用を抑える働きがあり、さらにタンニンや食物繊維などで吸収が阻害されるのを防ぐ作用もあります。
しかしそれでも吸収率は低く、調査機関によって差があるものの、25%前後とされています。
②非ヘム鉄
非ヘム鉄は主に植物性食品に多く、緑黄色野菜、海藻、大豆製品に多く、また例外として動物性食品の卵黄にも含まれています。
ヘム鉄と違いポルフィリン環が周りにないため、胃壁や腸管を荒らすことがあります。
また、消化吸収されにくい構造になっており、動物性たんぱく質やビタミンCなどを摂ってヘム鉄に変化してから吸収されます。
そのため吸収率は非常に低く、平均で5%前後とされています。
非ヘム鉄の吸収率を良くするためには、動物性たんぱく質やビタミンCを同時に摂るようにしましょう。
また、タンニンが吸収を阻害するため、食事で摂る際には緑茶やウーロン茶をあまり飲まないようにしてください。
ヘム鉄・非ヘム鉄の含有量が多い食材は以下のようになります。
ヘム鉄の食品 | 100g当たりの量 | 非ヘム鉄の食品 | 100g当たりの量 |
---|---|---|---|
豚レバー | 13.0mg | ひじき(中国産) | 61.5mg |
鶏レバー | 9.0mg | 〃 (日本産) | 6.2mg |
あゆ(焼き) | 5.5mg | 切り干し大根(乾燥) | 9.7mg |
シジミ | 5.3mg | 卵黄 | 6.0mg |
赤貝 | 5.0mg | 油揚げ | 4.2mg |
いわし(丸干し) | 4.4mg | 納豆 | 2.6mg |
牛レバー | 4.0mg | 枝豆 | 2.5mg |
あさり | 3.8mg | レーズン | 2.3mg |
コンビーフ(缶) | 3.5mg | 小松菜 | 2.1mg |
牛肉(ヒレ) | 2.5mg | 豆乳 | 1.2mg |
かつお | 1.9mg | ほうれん草 | 0.9mg |
プルーンが鉄分豊富といわれますが、実際には100g(約10個)当たり1.0mgと決して多くなく、下痢を起こすことが多いため、摂取には注意しましょう。
効率よく鉄分を摂るには動物性食品から、ということになりますが、残念ながら日本人はその85%を非ヘム鉄から摂取しているという結果が出ています。
魚貝類の摂取が減り、しかも普通食べる牛・豚・鶏肉はレバー以外はそれほど鉄分を含んでいないため、結果的に大豆製品や緑黄色野菜などから非ヘム鉄を多く摂っていると考えられます。
できるだけ魚貝類を摂り、外食の際は和食系のお店やホルモン焼きのお店を選ぶなど、日頃から意識して鉄分を摂るようにしてください。
また健康のことを考えると、サプリメントも活用したほうが効率が良いでしょう。
特に白髪が気になる方は、十分な量を摂取することをおすすめします。
鉄分の過剰摂取による副作用には要注意!
いくら身体に良いからといって、何でも過剰摂取は危険です。
鉄分の場合、日本人の食事摂取量基準(2015年版)では15歳以上女性の1日の耐容上限量を40mg(男性は30~49歳が55mg、それ以外は50mg)と定めており、この量を上回ることはまずありません。
しかし、サプリメントや薬で長期間摂取すると肝臓が障害を受け、肝硬変や肝がんを引き起こすことがあります。
そこまで行かなくても便秘、下痢、嘔吐、腹痛、不整脈などの症状が出る場合がありますので、摂取量には注意しなければなりません。
特に摂取後6時間以内にこのような症状が出た場合は、過剰摂取の可能性があります。
なお、ヘム鉄は吸収率が良いのに過剰摂取の影響をあまり受けません。
これは、ヘム鉄にはヘムオキシゲナーゼという酵素が含まれており、過剰摂取した場合分解してくれる働きをするからです。
ですから、食事からもサプリメントからもヘム鉄を摂取したほうが安全です。
鉄分だけではダメ!赤血球の質を高めるには食事のバランスが大切
ヘモグロビンを合成するためには鉄分が必要ですが、それだけで赤血球ができる訳ではありません。
まず骨髄内で細胞が分化し、DNAを合成し、ヘモグロビンを合成するまでにビタミンA、ビタミンB12、葉酸、たんぱく質、鉄が必要です。
また、鉄を運び込むために銅が、銅の代謝のために亜鉛も必要です。
さらに赤血球になるまでにコレステロールやビタミンEも不可欠です。
ですからたんぱく質、ビタミン、ミネラルをしっかり摂らないと、貧血を根本的に解決することは難しいのです。
逆に言えば、貧血が治れば血液が正常になり、顔色が良くなって身体も良く動くようになりますし、頭皮や髪にも良い影響を与えるということですね。
身体の緊張を解すには深呼吸やストレッチが効果的
鉄不足による貧血は体内に酸素が不足している状態ですから、できるだけ体内に酸素を取り入れるようにしなければいけません。
貧血の人は呼吸が浅い傾向がありますが、実はストレスを受けている時も呼吸が浅くなるのです。
呼吸が浅いと脳が指令を出して交感神経を優位にしてしまいます。
すると筋肉や血管が収縮されるため血流が悪くなり、さらに貧血を起こしやすくなります。
また、貧血を起こすと呼吸が荒くなることがありますが、これは身体が酸素を要求しているからです。
ところが酸素を取り込み過ぎると血中の二酸化炭素濃度が少なくなるため、めまいや動悸、胸痛、息苦しさなどを感じるようになります。
このような状況を避けるためにも、日頃から深呼吸をして副交感神経を活発化させるようにしましょう。
また、筋肉の緊張をほぐすためにストレッチやヨガを行うのも効果的です。
全身をゆっくり動かすことで血流がよくなりますし、呼吸も深くなるので一石二鳥ですね。
激しい運動は避けるべきですが、運動は心肺機能を高め、血流をよくするにはとても効果的ですし、新陳代謝が促進されることで赤血球の合成も活発になります。
散歩やウォーキング、サイクリングなども取り入れるようにしましょう。
貧血がひどい時は病院で治療を受けましょう
女性の場合必要量を摂取しても、生理があるうちは貧血になりやすい体質になっており、成人女性の約半数が貧血か貧血予備軍だといわれます。
しかし、貧血の症状が出るのは身体が備蓄している鉄分をすべて使い切った時ですから、実はかなり深刻な状態なのです。
たとえば、貧血が悪化すると身体は出血が危険であると認識し、生理の周期を遅らせたり、止めたりしてしまいます。
すると生理不順から不妊になりやすくなったり、更年期が早く訪れたりする可能性があるのです。
貧血を当たり前のことだと思わず、かなり危険な状態になっている可能性を考え、食事やサプリで改善しない時は病院で治療を受けることをおすすめします。
知ってる?毛染めで危険な貧血になることも
これはあまり知られていませんが、白髪染めやおしゃれ染めなどのヘアカラーで貧血になる可能性があります。
これらは二剤式の染毛剤で、どちらもパラフェニレンジアミンやアミノフェノールなどのジアミン系・フェノール系毛染め剤が使われています。
これらの染毛剤に、特殊な貧血を引き起こす危険性があるといわれているのです。
①メトヘモグロビン血症
メトヘモグロビン血症とは、鉄分も酸素もあるにも関わらず、この2つが結合できない症状です。
原因とされることはいくつかありますが、その一つとして、ヘモグロビンがジアミン系・フェノール系の毛染め剤によって酸化することで起こる、という調査報告があります。
メトヘモグロビンは酸素を運ぶ機能がないため、全身が酸欠状態に陥ります。
すると貧血を起こしやすくなり、場合によってはチアノーゼや呼吸困難を引き起こし、命に関わることもあるのです。
②再生不良性貧血
1988年に日本血液学会が発表したところによると、ジアミン系・フェノール系の染毛剤に再生不良性貧血を引き起こす可能性があることがわかりました。
血液は骨髄で作られますが、その機能が弱まって赤血球、好中球、血小板すべてが少なくなり、貧血を起こすのです。
進行が軽ければ投薬で済みますが、悪化すれば骨髄移植や輸血などが必要になります。
また、血小板には止血作用があるため、減少すると出血が止まらなくなり、生命に関わってくることもあります。
二剤式毛染め剤でヘアカラーしたからといって、これらの特殊な貧血が発症することはめったにありませんが、頭の片隅に入れておきましょう。
日本人女性の鉄分の摂取量は、毎年厚労省が調査するたびに減っています。
女子力の低下を防ぎ、白髪のない艶やかな美髪のために、毎日の食生活を見直し、和食中心に栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
また、貧血の中には命に関わる危険な種類もあるため、食事やサプリで好転しない場合は、病院で検査を受けることをおすすめします。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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