「生まれた時から黒髪だから、何が黒髪を作っているかなんて考えたことないわ」
…ですよね。
でも、その黒髪にいずれ白髪が混じるようになったら…。
黒髪は何からどうやって作られるのか、白髪を増やさないにはどうしたら良いか。
白髪が増えて来た、という女性はもちろん、まだ白髪なんかないわという方も、黒髪が作られるメカニズムとそれを維持する栄養素について知ってくださいね。
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このページの目次
黒髪を作っているのはチロシンと銅
美しい黒髪の維持には、アミノ酸のチロシンとミネラルの銅が重要な役割をはたしています。
そのため、これらが不足すると髪は黒くならず、白髪で生えてきてしまいます。
しかし、これらの栄養素は通常の食事で充分摂取できるはずで、特に銅の場合、日本女性の1日平均摂取量は必要量を超えていることになっています。
それならなぜ白髪が増えてきてしまうのでしょうか。
黒髪のメラニン色素を作るのはチロシン
まずは、チロシンについて説明しましょう。
チロシンはアミノ酸の一種で、体内で作られる非必須アミノ酸です。
しかし、フェニルアラニンという必須アミノ酸から作られるため、食べ物からフェニルアラニンを充分摂取しないと、チロシンも不足します。
さて、私たちの髪色を決めるのはユウメラニンとフェオメラニンという2種類のメラニン色素です。
ユウメラニンは黒褐色、フェオメラニンは橙~赤色で、この2つの配合によって髪色が決まります。
これらの色素を作っているのが、チロシンです。
そのため、チロシンが不足すると髪に色がつかず、白髪になってしまうのです。
銅ミネラルが不足すると黒髪が白髪になる!?
次に、銅の働きについて簡単に説明しましょう。
銅には非常に多くの役割があります。
鉄分の酸素運搬を助ける働き
銅の最も大きな働きは、食事で摂取した鉄分を血液の材料として使えるようにすることです。
鉄分は赤血球のヘモグロビンの成分で、酸素を全身に送り届けるために不可欠な成分です。
しかし、食事で摂った鉄分はそのままの形ではヘモグロビン成分として使うことができず、一度酸化させることが必要です。
その酸化を促すのが、銅なのです。
銅ミネラルはセルロプラスミンというタンパク質に含まれており、鉄分が体内に入ると酸化させ、ヘモグロビンの構成成分として使用できるようにします。
そのため、銅が含まれている食べ物の摂取が不足するとセルロプラスミンも不足するため、せっかく摂った鉄分を有効に活用することができなくなるのです。
元々女性は生理や出産、授乳などで鉄分が不足しがちです。
その上少ない鉄分を酸素運搬のために使用できないとなると、全身が酸欠状態に陥ってしまいます。
細胞が酸欠状態になると新陳代謝できなくなるため、髪の色素細胞メラノサイトの活動能力が衰えてしまい、黒髪の元となるメラニン色素を作れなくなってしまうのです。
このように、いくら鉄分の摂取量が多くても銅が少なければ、あるいは銅が充分でも鉄分が不足すれば細胞は酸欠状態によって機能を充分果たせなくなるため、白髪が増えてしまうのです。
SOD酵素の成分として、身体の酸化を防止する働き
SOD酵素とは体内に元々存在する酵素で、活性酸素によって細胞が酸化するのを防ぐ抗酸化物質です。
銅ミネラルはSOD酵素の成分で、この酵素は赤血球の内部に多く存在し、全身を巡って活性酸素を除去しています。
そのため、銅が不足するとSOD酵素が充分に働けなくなり、メラノサイト細胞が活性酸素によって酸化、老化して、メラニン色素を作れなくなってしまうのです。
また、SOD酵素は銅だけでなく亜鉛やマンガン、タンパク質などから作られているため、たとえ銅を多く摂取していてもその他の栄養素が不足すれば充分に機能しなくなり、やはり白髪が増えてしまいます。
血管や皮膚を強化する働き
銅ミネラルは多くの酵素の成分の一つで、生命維持に欠かせません。
特に真皮層や血管のコラーゲンやエラスチンを合成するための酵素に不可欠で、これらは柔軟性や伸縮性を保つために働いています。
そのため、銅ミネラルが不足すると酵素の働きが悪くなり、コラーゲンやエラスチンの合成ができなくなって頭皮や血管が硬くなってしまいます。
頭皮が硬くなるとその下の毛細血管が圧迫され、さらに血管が硬くなると伸縮性を失うため、血流が悪くなります。
すると頭皮に充分栄養が届かなくなるため、白髪や薄毛の原因になるのです。
銅ミネラルの役割とチロシンとの関係性
これまでの内容で、チロシンと銅ミネラルはもちろん、銅と協力して働く栄養素が不足することでも白髪になりやすくなるのはおわかりいただけたと思います。
さらに、銅はチロシナーゼという酵素の構成成分です。
この酵素はチロシンと結合し、髪のメラニン色素を作り出す役割があります。
この2つがメラノサイト細胞の内部で結合してメラニン色素を作り、その色素を髪の元となる毛母細胞に渡します。
毛母細胞から生まれたばかりの髪は白髪で、メラニン色素を受け取ることで髪が黒くなります。
しかし、銅ミネラルが不足するとチロシナーゼの量が減るためメラニン色素が作れず、白いままで生えてきてしまうのです。
また、銅ミネラルを充分摂取してチロシナーゼ酵素がたっぷりあっても、チロシンが不足していればやはり白髪が増えやすくなります。
摂ってるようで意外と摂れていないチロシンと銅ミネラル
チロシンは乳製品や大豆製品、魚介類に多く含まれており、普通に食事をしていれば不足することはありません。
しかし近年、アレルギーや偏食で不足する人が増えているといわれます。
フェニルアラニンも同じような食品に多く含まれているため、同様に不足しがちなのです。
銅の場合は、摂取量の平均は必要量を超えています。
これは平成29年国民健康・栄養調査の結果で、1日の必要摂取量が0.8mgなのに対し、20歳~69歳女性の平均摂取量は1.03mgになっています。
しかし、これはあくまで平均で、実際には不足している女性は少なくありません。
レバーやイカ、エビ、エスカルゴ、タコ、牡蠣など好き嫌いが出やすい食材に多く含まれており、これらが苦手な人は、銅不足になる可能性があります。
また、銅は胃と十二指腸で吸収されますが、吸収率は30~50%です。
胃腸が弱い人は当然吸収率も落ちますから、摂取量は目安摂取量を超えていても、吸収できないまま排出されている場合もあるのです。
さらに、銅を摂取した後で吸収されるには2種類の経路があり、そのうちの1つはDMT1と呼ばれる、鉄を細胞に送る輸送物質と結合して吸収されます。
しかし、DMT1は本来鉄分を吸収するための物質なので、鉄分を多く摂取すると銅の吸収が減ってしまいます。
そのため、鉄分を食事やサプリメントなどで大量に摂取していると、せっかく銅ミネラルを摂っても便や尿となって排出されてしまうのです。
また、これは亜鉛と銅にも同じことが言え、亜鉛の摂り過ぎは銅の吸収を阻害してしまいます。
亜鉛は牡蠣やレバー、牛肉、卵黄などに多く含まれていますが、吸収率が10~30%程度と低いため、通常の食事では不足することはあっても過剰摂取はまずありません。
しかし、近年亜鉛が白髪や抜け毛の防止、二日酔いの防止、生活習慣病の予防改善効果などが知られるようになり、サプリメントで摂取する人が増えています。
こういったものを摂取し過ぎると吸収量のバランスが崩れ、銅ミネラルを必要量体内にキープすることができなくなってしまうことがあるのです。
亜鉛と銅は10:1の割合で摂取すると良いといわれています。
チロシンはどんな食べ物に多い?
チロシンはタンパク質に含まれていますが、その中でも多いのが以下の食べ物です。
以下は、それぞれ100g中の含有量です。
食品名 | 含有量 | 食品名 | 含有量 |
---|---|---|---|
かずのこ | 3700mg | 卵 | 2200mg |
チーズ(ナチュラル) | 2700〜1000mg | 豆腐 | 1500mg |
鰹節 | 2600mg | しらす干し | 1500mg |
干しだら | 2400mg | 豚肉(ヒレ) | 1400mg |
高野豆腐 | 2200mg | チーズ(プロセス) | 1300mg |
湯葉 | 2200mg | 鶏肉(むね) | 1300mg |
チロシンは必要摂取量が決まっていないのですが、1日500~2000mg程度が望ましいといわれています。
白髪の予防・改善のためには、毎日2000mg摂ることを目指しましょう。
チーズをおやつ代わりに食べたり、味噌汁に豆腐や高野豆腐を入れたりすれば、簡単に摂取できるのでおすすめです。
なお、チロシンの摂り過ぎでメラニン色素が増えすぎると、お肌のシミやそばかすの増加にもつながります。
さらに、ノルアドレナリンという神経伝達物質の分泌を促進させる作用があり、交感神経を活性化させるため動悸や手の震え、血圧の上昇、睡眠障害などが起こりやすくなります。
そのため、摂り過ぎには注意しましょう。
また、髪の毛が成長するのは睡眠中なので、それに合わせてベッドに入る2時間ほど前に摂取すると効率が良いといわれています。
さらに、チロシンには集中力を高めたりストレスを軽減したりする作用もあります。
銅を含む食べ物と銅を摂取する際の注意点
銅を一度の食事だけで毎日必要量摂取するのは難しいですが、多くの食材に微量ずつ含まれているので、1日に0.8mg摂取するのは比較的簡単です。
以下は、それぞれ100g中の含有量です。
<銅の多い食品>
食品名 | 含有量 | 食品名 | 含有量 |
---|---|---|---|
レバー(牛肉) | 5.3mg | ゴマ | 1.68mg |
ココア | 3.8mg | うなぎ(きも) | 1.08mg |
しゃこ | 3.46mg | レバー(豚肉) | 0.99mg |
ほたるいか | 3.42mg | 牡蠣 | 0.89mg |
エスカルゴ | 3.07mg | 湯葉(生) | 0.7mg |
イイダコ | 2.96mg | 豆味噌 | 0.66mg |
サクラエビ | 2.05mg | イセエビ | 0.65mg |
おきあみ | 2.3mg | 納豆 | 0.61mg |
イカの塩辛 | 1.91mg | ズワイガニ | 0.56mg |
カシューナッツ | 1.89mg | しじみ | 0.42mg |
また、含有量はそれほど多くないものの、日常的に食べるものにも含まれています。
以下の表を見ていただくとわかるように、主食はもちろん野菜やおやつにも微量ながら含まれています。
食品名 | 含有量 | 食品名 | 含有量 |
---|---|---|---|
ごはん1杯 | 0.16mg | ハム1枚 | 0.02mg |
食パン6枚切り1枚 | 0.07mg | 油揚げ1枚 | 0.06mg |
スパゲティ(乾)100g | 0.28mg | 豆腐(絹ごし・木綿)半丁 | 0.23mg |
フランスパン0.5本 | 0.17mg | にんじん0.5本 | 0.03mg |
カップラーメン1個 | 0.14mg | じゃがいもM1個 | 0.14mg |
納豆1パック | 0.31mg | チョコレート100g | 0.55mg |
ゆで卵1個 | 0.05mg | ポテトチップス100g | 0.21mg |
一例を挙げると、朝食として以下のものを食べるだけでも1日分の8割近く摂取できます。
ご飯1杯(0.16mg)、豆腐とわかめの味噌汁(0.09mg)、納豆1パック(0.31mg)、ハムエッグ(0.07mg)=0.63mg
これにチョコレートを3分の1枚食べれば、もうクリアです。
ですから、特別な食材を購入しなくても色々な食材を組み合わせるだけで、比較的簡単に0.8mg以上摂取することが可能なのです。
サプリメントで摂取するのも悪くはありませんが、摂りすぎると前述したように鉄や亜鉛の吸収を阻害してしまいます。
鉄や亜鉛は食事から摂るのが難しいという女性が多いのでサプリメントの利用をおすすめしますが、銅ミネラルに関しては過剰摂取に注意しましょう。
なお、銅を過剰摂取しても、通常は排泄されます。
しかし、吐き気や嘔吐、下痢を引き起こすことも知られており、大量摂取によって腎臓が破壊されたり赤血球が破裂したりする危険性も知られています。
また、アメリカでの研究によると、銅ミネラルの過剰摂取によって活性酸素の生成が促進され、酸化ストレスを引き起こして生活習慣病や腎不全、心疾患の悪化などを引き起こすとされています。
さらに、銅の過剰摂取によって亜鉛や鉄分の吸収が抑えられると、鉄欠乏性貧血や味覚障害、性機能低下、脱毛、下痢などが起こる危険性もあります。
現在のところ、日本人にとっての銅の耐容上限量は研究されておらず、アメリカでの研究を元に10mg/日とされています。
しかしこれは個人差があるので、白髪を減らしたいからといって必要以上にサプリメントなどで摂取するのはやめましょう。
なお、遺伝性疾患にウィルソン病があり、肝臓が余剰銅ミネラルを排出しないため、肝炎、肝硬変、ふるえ、運動障害、人格変化などが起こることがあります。
日本人の100~150人に一人といわれ、多くは20歳までに発症しますが、中には40歳前後ということもあります。
早期発見によって予後を改善することが可能なので、肝臓の調子が悪いと感じたらすぐに診察を受けるようにしましょう。
まとめ~白髪を減らしたいのなら・・・
チロシン、銅ミネラルと白髪の関係について説明しました。
しかし、読んでいただいてわかるように、この2種類だけの摂取では充分な白髪対策とはいえません。
タンパク質や鉄、亜鉛、マンガンなどのミネラルも、髪の健康維持やメラニン色素を作るのに不可欠です。
また、白髪を増やす大きな原因はメラノサイト細胞の酸化や老化です。
これは加齢のほか活性酸素によるものが多く、紫外線や喫煙、アルコール、食品添加物、激しい運動、ストレス、大気汚染など様々な原因によって日々増えていきます。
そのため、いくらしっかり食べ物やサプリでチロシンや銅を摂取しても、白髪がなかなか改善されないことがあります。
そのため、チロシンや銅の摂取はもちろん大切ですが、生活習慣を見直し、活性酸素の発生を少しでも抑える対策を取りましょう。
また、それと同時に抗酸化作用のある以下の栄養素の摂取もおすすめです。
・ミネラル…亜鉛、セレン
・フィト(ファイト)ケミカル…ルテイン、リコピン、βカロテン、アントシアニン、イソフラボン、セサミノール、アリシン、サポニン、カプサイシン など
特に最近注目されているフィトケミカルを含む食品は、緑茶(カテキン)や大豆(イソフラボン)、ニンジンやかぼちゃ(βカロテン)、トマト(リコピン)、ほうれん草(ルテイン)など、私たちの食卓によく上るものがたくさんあります。
これらを含む食べ物を毎日摂って活性酸素の発生を抑制し、さらにチーズや大豆製品でチロシンやフェニルアラニンを補給して、白髪の改善に役立てましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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