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頭皮に湿疹がある人のための白髪染め対策とは?
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頭皮湿疹を引き起こす4種類の皮膚炎を解説!

季節の変わり目や刺激物に触れた時などに起こりやすい湿疹。
これが頭皮にできるとかゆいし腫れるしで、とても白髪染めなどできませんよね。
とはいえ、白髪はどんどん伸びてくるし、湿疹はいつ治るかわからないし…。
そんな時の対処方法について、解説しましょう。

頭皮に湿疹がある人のための白髪染め対策とは?

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ひどい湿疹で染めたいのに染められない!

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湿疹は「湿」という文字を使いますが、実際はかゆみのある皮膚炎すべての総称です。
そのため、水泡が現れる場合もあれば、肌が荒れてカサカサになる、あるいは炎症を起こして赤くなるといったこともあります。
誰にでも起こりますが、特に肌が弱い人やアレルギー体質の人が湿疹になる傾向が強いといわれています。

湿疹やかゆみ、痛みを我慢しながらの白髪染めは危険

湿疹が起きている時は皮膚がとても敏感になっていますから、2剤式カラーリング剤で白髪染めをするのは非常に危険です。

2剤式カラーリング剤とは最も多く市販されている永久染毛剤のことで、白髪染めのほかおしゃれ染めもあり、染めた部分は永久的に色が変わらないという特徴があります。

しかし、2剤式白髪染めは皮膚のタンパク質を変質させる成分が多く配合されているため、湿疹が起きている時に使用するとさらに症状が悪化し、肌の組織が破壊されてしまうこともあるのです。
すると、髪を作る毛母細胞や髪の色素を作るメラノサイト細胞が機能不全になり、髪が生えて来なくなったり白髪になったりしかねません。

また、配合された酸化染毛剤はアレルギー反応を起こしやすいジアミン系のカラーリング剤が多く、湿疹が全身に広がり真っ赤に腫れ上がったりただれたりする危険性もあるのです。

元々頭皮湿疹を起こしているところに2剤式カラーリング剤の刺激による湿疹が起こると、症状が悪化するだけでなく複雑になり、皮膚科での治療に非常に時間もお金もかかってしまうことになります。
それを防ぐためには、頭皮湿疹が治まるまで他の方法でカラーリングするか、帽子やポイントウィッグなどで対処したいところです。

頭皮湿疹の原因となる4種類の皮膚炎

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頭皮湿疹は、見た目は同じようでも様々な原因があります。
代表的な4種類について解説しましょう。

【脂漏(しろう)性皮膚炎】の特徴・症状と主な原因

<特徴>

皮脂の分泌量が多いところや蒸れやすいところにできる湿疹で、鼻の回りや耳の後ろ、頭皮、脇の下、太ももの付け根などによく見られます。
主に男性に起こる皮膚炎で、抜け毛やハゲの原因になるといわれています。

<症状>

初期症状は髪がべっとりして頭皮が脂っぽくなります。
また、しっとりした大きなフケが出るようになり、場合によっては1センチ片以上の大きさになります。
その後痒みや炎症が起こるようになり、そのままにしておくと悪臭やかさぶた、痛みが出てきます。

<主な原因>

脂漏性皮膚炎の原因はまだ明らかになっていません。
現在のところ通説となっているのは、常在菌の一つマラセチア菌の異常繁殖によるものです。

頭皮には常在菌が棲み付いており、頭皮を弱酸性に保つ役割があります。
ところが皮脂が過剰分泌されると、それをエサにして常在菌のマラセチア菌が異常繁殖します。
皮脂をエサにしたマラセチア菌は遊離脂肪酸を排出し、これが皮膚に刺激を与えるのです。

皮脂の分泌をコントロールしているのは男性ホルモンなので、主に男性に起こりやすいといわれていますが、ストレスやビタミン不足、睡眠不足などの原因によって女性にも湿疹が起こることがあります。

マラセチア菌は真菌、つまりカビの一種なので、自然に治癒することは期待できません。
皮膚科でステロイドや抗真菌薬、抗ヒスタミン剤を処方してもらうことで治療します。

なお、脂漏性皮膚炎に適したスカルプ系のシャンプー剤が市販あるいは通販で販売されていますが、シャンプー剤だけで完治させるのは困難です。
中には脂漏性皮膚炎の専門家が開発したと謳うものもありますが、成分によっては脂漏性皮膚炎が悪化したり、別の皮膚炎を発症したりすることもあります。
自己判断はせず、必ず医師の指示を仰ぐようにしてください。

【接触性皮膚炎】の特徴・症状と主な原因

<特徴>

何かが皮膚に接触したことで湿疹が起こる症状で、いわゆる「かぶれ」のことです。
接触性皮膚炎には「一次刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」があります。

<症状>

一次刺激性接触皮膚炎は洗剤や漂白剤など刺激物に触れて起こるものです。
刺激物に触れた直後に起こる場合と少しずつ悪化する場合があり、接触した部分とその回りに湿疹ができ、かゆみや痛み、腫れなどを伴います。

アレルギー性皮膚炎は、その人特有の原因物質(アレルゲン)に何度も触れることで起こる、アレルギー反応です。
症状は様々ですが、初期はかゆみ、痛み、炎症、水泡などが多く、悪化すると吐き気や呼吸困難などの重篤な症状が起こることもあります。

即時型と遅延型があり、即時型の場合アレルゲンと接触して15~30分後、遅延型の場合48時間後頃に症状が出ることが多いとされています。

<主な原因>

一次刺激性接触皮膚炎の場合、その物質自体に毒性や刺激性があるため、それに触れることで湿疹が出ます。
洗剤や漂白剤、植物や虫の毒など身近なものも多く、誰にでも起こります。

アレルギー性皮膚炎は、ある特定の物質に対して過剰に反応が出てしまうために起こります。
頭皮の場合、以下の成分が代表的です。

・シャンプーに含まれるコカミドプロピルベタイン
・ヘアカラー剤の酸化染毛剤パラフェニレンジアミンなどの「ジアミン系」やパラアミノフェノールなどの「フェノール系」
・ヘアマニキュア(酸性カラー)の赤色225号

【アトピー性皮膚炎】の特徴・症状と主な原因

<特徴>

湿疹が全身に起こる疾病で、皮脂の分泌量が非常に少ないために肌が常に乾燥し、さらに皮脂のバリアがないためちょっとした刺激にも抵抗力がなく、かゆみや炎症を起こします。
かゆみは激しく、その部分を掻くことでさらに湿疹の症状が悪化します。

<症状>

湿疹は主に顔や首、胸、腕、背中などに多く現れますが、頭皮に起こることもあります。
頭皮が乾燥してフケが出たり、紅斑や発疹、掻きむしりによるかさぶたが出来たりすることが多いです。

常に引っかいているため皮膚の新陳代謝が乱れたり細菌に感染したりすることも多く、皮膚が厚く硬くなってしまいます。
肌の色素がなくなって白くなる、あるいはどす黒くなることもあります。

また、皮膚が刺激に過敏になっているため、シャンプーやヘアケア製品はもちろん、汗やお湯の塩素などによっても症状が悪化します。

<主な原因>

現在のところ、アトピー性皮膚炎の原因ははっきりしていません。
遺伝や食生活の乱れ、不摂生、ストレス、ハウスダストなどが誘因と考えられています。

また、本人または家族にアレルギー体質の人がいると、発症しやすい傾向があります。
元々肌が弱く乾燥肌や敏感肌の場合、アレルゲンに対して抵抗力がないため反応しやすく、それがアトピーを引き起こしたり悪化させたりするといわれています。

【皮脂欠乏性皮膚炎】の特徴・症状と主な原因

<特徴>

乾皮症とも呼ばれ、皮脂の分泌が減るために水分が蒸発しやすくなり、乾燥してしまう症状です。
加齢とともに起こりやすく、また秋~冬に多くなることが多いため、軽い症状の場合は病気というより自然現象といえます。

<症状>

特に膝から下に多く、粉がふいたり肌がかさついたり、ひどくなるとひび割れが起こり、かゆみや炎症が起こることもあります。

また、皮脂のバリアが失われるため、引っかくと細菌に感染しやすくなります。
皮脂が少ない女性のほうが多く、さらに秋冬に症状がひどくなりますが、暖かくなると新陳代謝が活性化するので症状がなくなることもよくあります。

<主な原因>

加齢によって皮膚の水分を保持する天然保湿因子やセラミドが減少し、水分が蒸発しやすくなることがこの湿疹の主な原因です。
また、洗浄力や脱脂力の強いシャンプーで毎日洗髪したり、1日2回以上シャンプーしたりすると皮脂の分泌が追いつかなくなるため、若い人でも起こります。

頭皮湿疹の女性でも白髪染めはできる?

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頭皮湿疹になったからといって、白髪は伸びるのを待ってくれません。
特に女性の場合、頭皮湿疹の部分が髪に隠れて見た目にわからないことも多く、白髪を放置しているだらしない女だと思われかねません。

治るまで待つのが良いことは理解していても、いつ治るかわかりませんし、アトピーのように完治が難しいといわれている場合もありますから、何とかして染めたいもの。
頭皮湿疹でも染める方法があるのか、あるとしたら何が良いのでしょうか。

2剤式の白髪染めやおしゃれ染めなどの染毛剤は絶対NG!

頭皮湿疹の種類が何であれ、皮膚が過敏になっていることは同じです。
そのため、刺激が強いといわれているものは絶対に避けるべきです。

2剤式白髪染めやおしゃれ染めはその最たるもので、成分のアルカリ剤、過酸化水素、酸化染毛剤は非常に肌に刺激を与えます。

アルカリ剤の代表的なものはあのツーンとする臭いのアンモニアで、キューティクルを開かせて酸化染毛剤を浸透させやすくする働きがあります。
皮膚にかかると火傷、目に入ると失明、吸入した場合は呼吸停止を誘発する危険性のある物質です。

白髪染めに使用されるレベルですから通常であればそれほど問題は起こりませんが、頭皮湿疹で過敏になった肌には刺激が強すぎ、湿疹を悪化させます。

また、最近はアンモニアの臭いがしない毛染めが増えていますが、それは別のアルカリ剤を使用しているからです。
臭いが少ないほうが髪や頭皮への刺激が強いことが多く、しかも残留しやすいという特徴があるため、臭いがしないから安全と考えるのは間違いです。

また、過酸化水素(ブリーチ剤)は酸素系漂白剤(オキシドール)のことです。
黒髪の色を抜いて白髪との差が出にくくする目的で配合されています。
洗濯時に使用する漂白剤の濃度は約3%ですが、それでも肌が弱い人が触れるとヒリヒリしますよね。

白髪染めに配合されている濃度は公表されていませんが、3~6%程度といわれています。
6%を超えると劇物指定となるため、超えないギリギリまで濃くしているのです。
肌が弱くない人でも毛染め中にぴりっとしたり痒くなったりすることがよくありますが、これは皮膚のタンパク質が溶けているのです。
そんな薬剤を頭皮湿疹の人が使用すると、さらにかぶれてしまう危険性があります。

さらに、ジアミン系やフェノール系の酸化染毛剤は30年以上前からアレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性が高いことが知られており、特にパラフェニレンジアミンは旧表示指定成分になっている染毛剤ですから、非常に危険です。

毛染め中に感じる違和感は、アルカリ剤や過酸化水素によって起こる一次刺激性接触皮膚炎の場合もありますが、中にはアレルギー反応の場合もあります。
これを放置していると症状がどんどん悪化し、ヘアカラーアレルギーで全身蕁麻疹や呼吸困難、血圧低下などを引き起こすこともあるのです。

これらのことから考えて、湿疹がある時には2剤式白髪染めは絶対におすすめできません。

ヘアマニキュアや美容院の酸性カラーは比較的安全ですが…

市販されているヘアマニキュアや美容師に染めてもらう酸性カラーは、アルカリ剤、過酸化水素、酸化染毛剤を使用していないタイプのカラーリングです。
2剤式白髪染めほどではないにせよ、一度でよく染まります。
しかも頭皮につけないよう塗布するため、2剤式白髪染めに比べればはるかに安心です。

ヘアマニキュアを頭皮につけないよう塗布するのは、染料の吸着力が高いため、頭皮につくとなかなか色が落ちないから、とされています。
また、これは明記されていないものの、ヘアマニキュアに配合されているのはタール系色素で、安全性が確認されているとはいえ旧表示指定成分です。

しかも、欧米では発がん性や脳障害の危険性があるとして禁止になっている色が、日本のヘアマニキュアの一部には使用されています。
そういった意味からも、頭皮につけるのは避けたいものです。

市販品の場合、特殊な形状のブラシを使用するため、根元から1センチ程度塗ることができないようになっており、頭皮につくことはありません。
しかし、ヘアマニキュアは泡状で噴射式になっているため、ボトルをプッシュした時に泡が飛び散って顔につくことがあります。
そのため、使用前に水分をはじくクリームをたっぷり塗らなくてはいけないなど、結構面倒です。
しかも、タール色素は非常に吸着力が強いため、洗い流す時に素手で行なうと手がかなり染まってしまい、洗ってもなかなか落ちません。

また、根元まで染められないと白髪はすぐに目立ってしまいますから頻繁に染めることになり、頭皮につく可能性は少ないものの湿疹を起こしている場合良くありません。

その点、美容師に染めてもらうと頭皮ギリギリまでカラーリングしてくれるので、白髪が目立ちにくくなります。
全体染めは美容院で、リタッチはセルフで、と使い分けると良いでしょう。

ヘナで頭皮湿疹が悪化?湿疹が治まるまで中止しましょう

髪にも頭皮にもやさしい天然の植物由来成分といえば、ヘナです。
ヘナはインドで古くから使用されてきた染料で、髪だけでなく手や顔、足などに模様を描く時に使用されているものですから、安全性は非常に高いです。

とはいえ、これはあくまで古くから使用してきた場合です。
日本人にとってヘナは未知の植物ですから、身体がどこまで対応できるかはわかりません。
アレルギーはほとんど起こらないといわれてはいますが、ゼロではありません。

また、ヘナ100%だとオレンジ色にしか染まらないため通常はインディゴも使用するのですが、インディゴはアレルギー反応が出やすいマメ科の植物です。
そのため、アレルギー性皮膚炎を発症する人も少なからずいます。

その上、ヘナはインド国内でも偽物や混ざり物が大量に流通しています。
ヘナと見た目が似ている別の植物と合成染料のみだったり、別の植物を半分以上混ぜたり、染色力のないヘナの根や茎を混入させたり、染色力の落ちた古い葉を使用したり、砂をヘナ色に着色したりと、やりたい放題です。

中にはヘナの倉庫に侵入した動物のフンが入っていることもあるそうです。
しかしインド人から100%だと言われたら、日本人バイヤーには見分けがつきません。
また美容室の中には、自店舗内で混ぜ物をしているところもあるようです。

ヘナを使用する時は信頼のおける店で購入するか、ヘナの専門家がいる美容室に行き、まずはヘナ100%のもので試すようにしましょう。
もちろん、事前のパッチテストは忘れずに。

天然由来成分たっぷり、無添加のカラートリートメントをおすすめ

頭皮湿疹の人に一番おすすめしたいのが、カラートリートメントです。
カラートリートメントで使われている染料はHC染料と塩基性染料といい、酸化染毛剤やタール色素に比べると染まりは穏やかで、色持ちも1週間前後です。
しかし、頭皮や肌につけても刺激となりにくく、安心して染めることができます。

また、真正のヘナのように添加物ゼロという訳にはいかないものの、天然の植物由来成分を多く配合し、しかも髪と頭皮に刺激が強い添加物を使用していない商品が多いのです。

また、そういった商品の中にはメーカー側がアレルギー・パッチテストを行なっていることを公表しているものもあります。
絶対にアレルギーや頭皮湿疹が起きないとは限りませんが、少なくとも安心材料になりますよね。

実際、当サイトでお勧めしている利尻ヘアカラートリートメントルプルプレフィーネヘッドスパなどは、アトピーでも使用できるというレビューが多く寄せられている商品です。
トリートメント効果も高いので、なかなかヘアケアができない頭皮湿疹の人にお勧めできます。

カラーシャンプーは便利だが、染まりは弱い

カラーシャンプーは、シャンプー剤に染毛料をプラスしたもので、カラートリートメントより手軽に髪をカラーリングすることができます。

しかし、洗浄剤が主成分ですから、どうしても染毛料も洗い流されてしまいます。
そのため、目立たなくなるまで染めるには10回程度かかります。

しかし、カラートリートメントのように放置時間を置く必要がないので、多忙な女性には良いのではないでしょうか。

なお、カラーシャンプーは一度ブリーチしてから使用して赤や紫などファッションとして染めるものと、利尻カラーシャンプーのように白髪を染めるタイプがあり、白髪を染めるタイプのほうが頭皮のケアまで考えられています。
しかし、どちらのタイプを使うにせよ、頭皮湿疹の場合は最初にパッチテストで肌に刺激がないか確認しましょう。

頭皮湿疹を悪化させないために

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頭皮湿疹は頭皮が非常に弱っている状態ですから、染める前に以下の注意事項を必ず守るようにしましょう。

シャンプーには気をつけて。湯シャンもおすすめ

頭皮湿疹の原因には様々あるものの、どれも頭皮を清潔にすることが大切です。
しかし、シャンプーのし過ぎは頭皮を乾燥させ、逆効果になってしまいます。
症状がひどい時はシャンプーを使用せず、お湯だけで洗う湯シャンをおすすめします。
お湯だけで髪や頭皮の汚れの7~8割は落とせるといわれていますから、ぬるめのお湯で丁寧に髪と頭皮を洗いましょう。

また、シャンプーはアミノ酸系がおすすめです。
頭皮湿疹に良いといわれるシャンプーはいくつかありますが、前述のように頭皮湿疹には4種類あり、それぞれ必要、あるいは害となる成分が違います。
アミノ酸系シャンプーは私たちの体内にあるアミノ酸から構成されていますから、シャンプーの中では最も低刺激です。

育毛剤を使用中の人は、一旦使用を中止して

頭皮湿疹の中には、脂漏性皮膚炎のように髪が抜けやすくなるタイプがあります。
しかし、この場合育毛剤を使用しても刺激となるため、逆に悪化してしまうことが多いのです。
頭皮湿疹になってから抜け毛が増えた人は、皮膚炎が改善すれば症状が改善されますから、それまでは育毛剤の使用を中止しましょう。

症状が酷い場合は、染める前に皮膚科に相談を

頭皮湿疹にはいくつもの種類があり、単なる湿疹だと思っていたらアレルギーだったりアトピーだったりすることもあります。
また、脂漏性皮膚炎の場合、カビが原因ですから抗真菌薬を使用しなければ完治しません。

自己判断で染めてしまうと、2剤式白髪染めはもちろん、カラートリートメントやヘナでも症状が悪化してしまうことがあります。

湿疹ができてからしばらく経っても良くならない、あるいは悪化した場合は、必ず染める前に皮膚科に相談しましょう。

なお、皮膚科経由でしか購入できないのですが、頭皮湿疹の人でも使えるという白髪染めに「アクセーヌ ナチュリエ ヘアカラーN」があります。
一種のお歯黒式で、植物性染料を使用しており、しっかりは染まらないもののダメージが抑えられています。
メーカー側で成分を公表していないため安全とは言い切れませんが、興味がある方は皮膚科で尋ねてみると良いでしょう。

パッチテストを行うことは必須です!

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パッチテストの必要性は前から言われているものの、大半のカラー剤使用者が一度も行なっていません。

ヘアマニキュアの場合は、市販品の中には「パッチテスト不要」と書かれているものがありますが、2剤式白髪染めはもちろん、ヘナにもカラートリートメントにも「パッチテストを行なってください」という表記があるはずです。
これは、どんな成分でも一次刺激性接触皮膚炎やアレルギー性皮膚炎を発症する可能性があるためです。

パッチテストは塗布後30分と48時間後の2回行なうのが良く、塗布後30分以内に反応が出れば一次刺激性接触皮膚炎の可能性が高く、48時間後にかぶれが見られたらアレルギー性皮膚炎を発症したと考えられます。
しかし、30分以内に症状が出ても、アレルギー性皮膚炎の初期症状、あるいは即時型アレルギーの場合もあります。

パッチテストを行なわずに髪に塗布し、頭皮や顔がかぶれたり真っ赤に腫れ上がったりしてからでは治療も長期になりますし、完治は難しいかもしれません。
そんなことにならないよう、頭皮湿疹があるなしに関わらず、必ずパッチテストを行なうようにしましょう。

頭皮湿疹を発症した場合は、まずは病院で治療を受けて状態を落ち着かせることが一番です。
カラートリートメントをお勧めはしましたが、できれば湿疹の状態が安定するまでは帽子やウィッグなどで白髪を隠し、頭皮に余計な刺激は与えないほうが良いと思います。
症状が収まってから、頭皮への負担が少ないカラートリートメントできれいに染めてくださいね。

カラートリートメントって染まりにくい? 人気商品を比較

カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。

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