敏感肌やアレルギー症状がある人でも安心して使える!かぶれない白髪染めの選び方-美髪ラボ

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敏感肌やアレルギー症状がある人でも安心して使える!かぶれない白髪染めの選び方
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敏感肌でも安心して使える白髪染めとは!?

白髪染めを続けると髪が傷むとはよく言われることですが、頭皮にも影響があります。

2剤式の白髪染めやおしゃれ染めなどのヘアカラー剤を何度使用しても全く問題ない人がいる一方で、1~2回の使用でもかゆみや炎症、かぶれなどを引き起こす人も増えているのです。

また、長年使用しているうちにトラブルが出るようになっても、たった数十分のことだから、と我慢を続けているうちに症状がさらに悪化し激しいアレルギー症状を起こすなどつらい思いをする人がたくさんいます。

今回は、そんな症状の危険性と、それを回避する方法についてお話しましょう。

敏感肌の方でも安心して使える!かぶれない白髪染めの選び方

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ヘアカラーで起こるかぶれや痒みは危険な兆候

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「かぶれ」とは湿疹や皮膚炎と呼ばれる、皮膚の表面に起きる炎症の一種です。
直接皮膚に触れた時にその場所と周辺に起きる炎症のことをいい、「接触性皮膚炎」とも呼ばれています。
これにはアレルギー性のものと非アレルギー性のものがあり、アレルギー性のものを「アレルギー性接触皮膚炎」、非アレルギー性のものは「(一次)刺激性接触皮膚炎」と分けて考えられています。

少しのかぶれでも放っておくと大変なことに・・・

刺激性接触皮膚炎は、石けんや洗剤などで起きる主婦湿疹や毒草に触れた時の炎症などが代表的です。
刺激が強い成分の原液など濃度が高いものに触れた時、誰にでも起こり得る皮膚炎です。
また、濃度が低くても1日に何度も使用すると皮膚が少しずつダメージを受けるため、やはりかぶれ症状を起こすことがあります。

刺激性接触皮膚炎は、接触した部分とその周辺以外に症状が広がることは基本的にありません。
これは、成分がその部分の皮膚細胞に直接障害を与えているからです。
その部分の皮膚が厚くなったりひび割れたり、逆に薄くなってしまうこともあります。

また、痒みなどが起こるためにその部分を引っかいて原因物質が指につき、その指で触れた別の部分もかぶれたり、血液を通して全身に広がったりすることもあります。

これに対しアレルギー性接触皮膚炎の場合、皮膚に触れたことで引き起こされるのは刺激性接触皮膚炎と同じですが、原因物質(アレルゲン)は人によって違い、誰にでも起こる訳ではありません。
身体がある物質を異物と判断し、全身の免疫システムを作動させて異物を取り除こうとすることで起こります。
そのため、接触した部分のみならず全身にアレルギー症状が起こりやすくなるのです。

アレルギー性接触皮膚炎は、最初にアレルゲンに接触した時には発症しません。
しかしその時に免疫システムが出来、二度目以降の接触でシステムが過剰反応することで痒みや発赤といった症状だけでなく、頭痛、吐き気、呼吸困難などが起こります。

アレルゲンは無数にあるとされていますが、よくあるのが金属(金、銀、ニッケルなど)や植物(ウルシ、銀杏など)、食物、酸化染毛剤、香料などです。

かぶれや痒み・痛みなどを感じた時、それが刺激性接触皮膚炎かアレルギー性接触皮膚炎か、すぐにわかるとは限りません。
最初の症状は同じようでも身体がその物質をアレルゲンと判断した場合、体内で免疫システムが作動し、二度目以降の接触で表面化してアレルギー症状を引き起こし、非常に重篤な症状に陥ることがあります。
そのため、少しの痒みやかぶれだからと軽視していると、後々危険な場合があるのです。

ヘアカラー剤がかぶれ等のトラブルを引き起こす主な原因

2剤式の白髪染めには、アレルギーを引き起こす可能性がある成分が多く含まれています。
現在のところ、それらがなければ永久染毛剤と呼ばれるおしゃれ染めや白髪染めは製造できないのですが、それらの薬剤によって死亡した例もあるのです。
その成分について、詳しく見ていきましょう。

アルカリ剤・過酸化水素・パラフェニレンジアミン

代表的なものがアルカリ剤・過酸化水素・パラフェニレンジアミンです。
アルカリ剤と酸化染料のパラフェニレンジアミンは1剤に、ブリーチ剤の過酸化水素は2剤に配合されています。

染毛のしくみを簡単に説明すると、1剤と2剤を混ぜ合わせて塗布した直後からこのようなことが起こっています。

① アルカリ剤が髪の表面のキューティクルをこじ開ける
② アルカリ剤が過酸化水素を分解し、酸素を発生させる
③ 酸素がキューティクルの奥にあるコルテックス部分のメラニン色素を破壊する
④ 同時に、酸素が酸化染料(パラフェニレンジアミン)を発色させる
⑤ 酸化染料の分子同士が結合してサイズが大きくなり、キューティクルの隙間から流出しなくなり、色が定着する

このうち、アルカリ剤と過酸化水素にはタンパク質を変質させる作用があります。
髪の主成分はタンパク質なので、髪が「かぶれ」を起こします。
髪の毛は死んだ細胞の集まりなので痛みや炎症が起こることはありませんが、肌のかぶれや炎症と同様、髪がボロボロになってしまうのです。
しかも死んでいるので自己再生能力がありませんから、一度傷んでしまった髪は二度と元通りになることはありません。

この現象は、毛染め剤を使用する回数が多いほど起こりやすくなります。
白髪を染める時、根元の黒い部分だけを染めるのをリタッチ、全体を染め直すのをベーシックカラーといいますが、ほとんどの人はベーシックカラーの次はリタッチ、その次はまたベーシックカラーというように染めていますよね。
すると、根元に近い部分は何度もアルカリ剤や過酸化水素、酸化染毛剤がつくことになり、ダメージがどんどん蓄積されてしまうのです。

さらに、これらの薬剤は頭皮にも刺激を与えます。
多くの方が白髪染めやおしゃれ染めなどのヘアカラー剤で、痒みや発赤などの症状が出た経験があるでしょう。
原因には色々ありますが、刺激性接触皮膚炎の場合はブリーチに使う過酸化水素が最も危険度が高いとされています。

過酸化水素は濃度6%を超えた場合劇物と指定されており、腐食性など皮膚への刺激が強い成分です。
しかし白髪染めやおしゃれ染め、特に明るい色の場合はしっかり元の髪を脱色しないといけないため、6%ギリギリまで配合されていると考えられます。
そのため、頭皮が刺激性接触皮膚炎を引き起こしやすいのです。

それに対し、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすいのが酸化染毛剤のパラフェニレンジアミンを始めとするジアミン系毛染め剤です。
白髪染めやおしゃれ染めをする度に、頭皮やすすぎ液が垂れた所に痒みや発赤、ブツブツや腫れなどが出る場合、ジアミンアレルギー反応の可能性があります。
特に、かぶれの症状が使用直後ではなく数時間後に起こり始め、48時間後頃に最もひどくなる場合、アレルギー性接触皮膚炎の可能性が非常に高くなります。

石油系界面活性剤

白髪染めには帯電防止や柔軟効果のために、石油系の界面活性剤も配合されているものがほとんどです。
例えばステアル(ステアリル)トリモニウムブロミドやステアラミドプロピルジメチルアミンなどがそれに当たり、刺激性接触皮膚炎を引き起こす可能性があるとわかっています。
皮膚のバリア機能が低下していき、慢性化や進行性に移行することもあります。

毛染めによるアレルギー性の皮膚炎には要注意

給食の食材でアナフィラキシーショックを起こし、死亡したという事件が後を絶たないことからもわかるように、アレルギーによる免疫システムは時に命に関わるほど強い反応を引き起こします。
そのため、アレルギー性皮膚炎と疑われる症状が出た場合は要注意です。

アレルギー性皮膚炎を発症したら即白髪染めの中止を

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たまの痒み程度であれば、アレルギー反応ではないかもしれません。
しかし、それを自己判断するのは大変危険です。
原因となる化学物質が体内に蓄積されていくため、ある日突然顔全体が腫れる、頭皮からぐじゅぐじゅした液が出てくる、猛烈な頭痛が起きるといった症状が出てくることがあります。
その程度ならまだしも、塗布後20分程度で突然呼吸困難になり、死亡してしまったという例も英国などで起きています。
そのため、かぶれの症状が出た場合はすぐ白髪染めの使用を中止し、皮膚科で診察を受けることをお勧めします。

また、美容室で毛染め中に頭皮に何らかの異常を感じたら、すぐに美容師に伝えてください。
美容室専売のヘアカラー剤は髪質やダメージ具合によって薬剤を調整できるため、出来合いのホームカラーよりはアレルギー症状を起こしにくいといわれています。
しかし、使用しているのは酸化染毛剤ですから、ジアミンアレルギーを引き起こす危険性は変わりません。

何となく言いにくいからガマンしようなどと思ってはいけません。
むしろ、ホームカラーより刺激を弱めているはずのサロン用ヘアカラー剤で刺激を感じたということは、かなり危険な状態なのだと考えてくださいね。

かぶれない(ジアミンを含まない)白髪染め

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最もかぶれを引き起こす可能性の高いパラフェニレンジアミンのほか、硫酸トルエン2,5-ジアミンなど「ジアミン」という名称を含むヘアカラー剤を特に「ジアミン系」と呼んでいます。
これらはアレルギー発症例が多いのですが、同時に白髪染めやおしゃれ染めに必ず配合されている成分です。
そのため、かぶれを防ぐためにはそれ以外の製品を考えなくてはいけません。
現在主に使用されている染毛料には大きく分けて4つあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

【カラートリートメント】のメリットとデメリット

現在最も使用されているのがカラートリートメントです。
頭皮にも髪にもやさしいので、2剤式白髪染めでアレルギー反応が出た人でも使用できます。

<メリット>

・ジアミン系ではなく、安全性の高いHC染料と塩基性染料、天然色素などを使用しているので、髪や頭皮が傷みにくい
・シャンプー後に10分程度使用するタイプが多く、楽
・自然に色落ちするので、白髪との境が目立ちにくい
・トリートメント効果があり、髪の状態が良くなる

カラートリートメントという名称の通りトリートメント成分が配合されており、髪を保護・補修する力があるのが大きなメリットです。
全体染めのベーシックカラーをしても、髪を傷める心配がありません。

<デメリット>

・一度ではきれいに染まらない
・乾いた髪に使用する場合、放置時間が30分程度必要
・色持ちが悪い
・シャンプーごとに色が落ちたり、寝具が黒ずんできたりする
・白髪染めに比べコスパが悪い

製品によってはシャンプー前に使用したほうが染まりが良いものもありますが、それだと普通の白髪染め以上に時間がかかり(30分~1時間)、しかも白髪染めほどしっかり染まらないというデメリットがあります。
また使用頻度にもよりますが、概してカラートリートメントのほうが1か月にかかる金額は高くなります。

【ヘアマニキュア(酸性染料)】のメリットとデメリット

ヘアマニキュアとカラートリートメントを一緒と見なす場合もありますが、染料が違います。
ヘアマニキュアはカラートリートメントより髪に吸着する力が強いタール系色素を使用しています。

<メリット>

・カラートリートメントより色持ちが良く、2~3週間持つ
・市販のものは塗布しやすくなっているので簡単
・カラートリートメントより色が豊富

<デメリット>

・染料の吸着力が強いため、皮膚につくと取れにくい
・地肌につけないように使用するため、根元まで染められない
・タール色素はHC染料や塩基性染料より毒性が強く、アレルギー反応が出ることがある
・トリートメント効果が弱く、段々髪の手触りが悪くなる

髪への吸着力が強いため色持ちしますが、その分髪や頭皮への負担も大きくなります。
そのため頭皮につかないよう染めなくてはいけないのですが、特に全体染めの場合自分で染めるとどうしても頭皮についてしまいます。
そのため、美容院でヘアマニキュア(酸性カラー)してもらい、次回までの間をカラートリートメントでリタッチするという方法がお勧めです。

【ヘナ】のメリットとデメリット

ヘナはインドで古くから使用されている植物性の染料で、オレンジ色に発色します。

通常はインディゴを混ぜて、あるいはヘナで染めた後にインディゴで再度染めることで落ち着いた黒褐色になります。

<メリット>

・髪や頭皮にダメージを与えない
・天然のトリートメント効果があり、髪がまとまる
・白髪染めほどしっかり染まらないが、その分伸びて来た白髪が目立たない
・洗浄作用があり、頭皮の汚れが落ちやすくなる

<デメリット>

・最初の数回はかなり色落ちする
・数日においが残る
・染めるのに時間がかかる
・脱色作用はないため、地毛を明るくすることは不可能
・ヘナやインディゴでアレルギーを起こすことがある

ヘナは回数を追うごとに色に深みが出て、色持ちも良くなるという特徴があります。
しかし、メーカーによっては数時間放置しなくてはいけないものもあるので、時間に余裕がないとなかなか染められません。
また、早くしっかり染めるために酸化染料などを配合してあるものがありますので、信用のおけるショップで購入するようにしてください。
美容院でも、時間短縮のために酸化染料を添加したヘナ染めは結構あるようです。

また、インディゴはマメ科なので、アレルギー反応が出やすいといわれています。
ヘナも、以前はアレルギーの原因になることはほとんどないと考えられていましたが、最近はヘナ100%でもかぶれを起こす人がいるようです。

【お歯黒式毛染め】のメリットとデメリット

非酸化染料で染めるもので、鉄イオンと多価フェノールと呼ばれる植物性染料で黒色色素を作り、髪を染色します。
過酸化水素を使用しないので脱色せず、髪の傷みが少なくなります。
現在ドラッグストアなどで市販されているのは「マロンマインドカラー」で、ジアミンアレルギーを起こした人が医師に勧められることもよくあるようです。

<メリット>

・ジアミン系染料を使用していないので、肌や頭皮にやさしい
・一度の使用でしっかり染まる
・1か月ほど色持ちする

<デメリット>

・硫黄系のにおいがする
・髪が段々ごわついてくる
・1剤と2剤を混ぜずに塗るため、時間が倍かかる
・染め上がりが紫あるいは青みがかった黒になりやすく、不自然
・パーマがかかりにくくなる

2剤式の白髪染めでアレルギーになった人でも使用でき、しっかり染まるのがメリットです。
しかし、マロンマインドカラーの場合、最初に1剤を塗って15分程度置いてから2剤を塗り、さらに15分程度放置する必要があります。
また、クリームを入れるカップは1剤を塗布後しっかり拭き取り、それから2剤を入れなくてはいけないなど、かなり面倒です。

根元からしっかり染まるという点ではカラートリートメントやヘアマニキュアより上ですし、カラーも2倍程度持続します。
しかし、カラートリートメントに比べると刺激が強く、刺激性接触皮膚炎やアレルギーを起こす場合があるので、パッチテストは必須です。
また、マロンマインドカラーの場合、トリートメント効果はない上に成分の特性上髪の表面がゴワゴワになってくるので、美髪を目指している女性にはおすすめしません。

安全性や使い易さで選ぶなら・・・

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一度でしっかり染まり、しかも髪も頭皮も傷めない…そんな商品があれば良いのですが、残念ながら現在のところそのような商品はありません。
染め上がりか、髪と頭皮の健康か、どちらか二者択一になります。
白髪は長期間染めるものですから、やはり髪と頭皮の健康を優先するべきでしょう。

カラートリートメントが最もおすすめです

染まり具合や色持ちの点から見ると、カラートリートメントは他のタイプのヘアカラー剤より劣ります。
これは、キューティクルを無理に開かせないためHC染料が奥にまで浸透せず、分子が小さいためキューティクルの隙間から逃げてしまいやすいからです。
また表面に吸着する塩基性染料は吸着力がそれほど強くないため、シャンプーごとに色落ちしてしまうのです。

しかしキューティクルに負担をかけないため髪が傷みにくく、刺激の強い成分の使用を極力抑えているので頭皮へのダメージも非常に弱くなっています。
頭皮がダメージを受けると髪の素となる毛母細胞や色素形成細胞メラノサイトにも悪影響を及ぼし、髪がどんどん細く弱くなったり白髪が増えたりします。
ほんの1~2週間きれいな染め具合をキープするために、髪と頭皮にダメージを与え、白髪を増やしてしまう危険性のある製品を使用し続けるのはおすすめできません。

また、カラートリートメントの多くはシャンプー後にトリートメント剤として使用できます。
満足のいく染め上がりになるまでには数回連続して使用しなくてはいけませんが、それ以降は週に1~2回シャンプー後にトリートメントとして使用するだけで、自然な色をキープできます。
しかもほとんどのカラートリートメントは髪にハリやコシ、ツヤを与える成分を配合していますから、髪の状態がどんどん良くなってきます。
使い慣れれば2剤式の白髪染めより簡単ですし、都合で1週間カラートリートメントできなくても、新しく生えて来た白髪との境がはっきりしないので目立ちにくいというメリットもあるのです。

更に安全性を求めるなら

現在、「ヘアカラートリートメント」と呼ばれる製品は優に50種類を超えます。
その中から最適なものを選び出すのは大変です。
しかし、最低限押さえる点について知っておくことで髪や頭皮をダメージやアレルギーから守り、さらに無駄な出費を抑えることができます。

製品情報をチェックし無添加の物を選びましょう

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何より大切なのは成分です。
「無添加」と書かれているものなら、髪にも頭皮にもやさしいのでおすすめです。
ただ、何が「無添加」かもチェックする必要があります。
本来「無添加」とは旧表示指定成分102種類を添加していない、という意味ですが、実際には1種類添加していないだけで「無添加」という表示をしているものがあります。
また、元々使用しない成分をわざわざ「無添加」と書いて安全性が高いように見せかけている場合もあるので、注意が必要です。

カラートリートメントの場合、刺激性やアレルギー発症の危険性が確認されている以下の旧表示指定成分が無添加なものなら、肌が弱い人でもかぶれないことがほとんどです。

ジアミン系染料/タール系色素/合成香料/防腐剤/安定剤/シリコーン/石油系界面活性剤/パラベン/鉱物油(ミネラルオイル)/アルコール/合成ポリマー/酸化防止剤 など

ただ化粧品扱いのカラートリートメントは、未開封の場合3年前後変質しないよう製造するか、消費期限を記載するという規則があります。
そのため、旧表示指定成分ではなくても似たような作用をする防腐剤や安定剤、酸化防止剤などは必ず配合されています。
こればかりは省くことができないので、あまり神経質にならず、使用者の口コミを確認するなどして情報を収集しましょう。

それぞれの成分をチェックしましょう

「(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー」なんて長いカタカナ名が成分表に書かれていると、ちょっと不安ではありませんか?
商品のサイトには全成分が記載されているはずですので、できれば商品購入前に成分のチェックをするようにしましょう。

http://www.recolor.jp/seibun/>に成分解説がありますので、面倒なようでも各成分の役割をチェックしたほうが、アレルギーや接触性皮膚炎の危険性が低くなりますよ。

どのような製品でもパッチテストは必須です

無添加と書かれていても、必ずヘアカラーの前にパッチテストを行なってください。
メーカーのほうでもパッチテストを行なうなど事前に検査はしていますが、人によって反応が出てしまう成分は違います。
かぶれないか、かゆみや痛みなどの反応が出ないか、パッチテストで必ず確認しましょう。
特に女性は生理前や妊娠中、出産後などに肌が過敏になりやすいので、その時期には毎回パッチテストすることをおすすめします。
また植物アレルギーを持っている人は、天然由来の成分が多い製品を使用する時には成分表をしっかり確認しましょう。

人によってかぶれる原因物質は違うため、使用してみないとわからないということは多いでしょう。
また、何年か使用していて突然異常が起きることもあります。
そういった危険を完全に防ぐことは不可能ですが、成分をチェックして化学物質が多いもの、無添加の種類が少ないものを避けるだけでも違ってきます。
口コミなども参考に、自分に合ったカラートリートメントを見つけましょう。

カラートリートメントって染まりにくい? 人気商品を比較

カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。

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