何気なく地肌に触れたら熱い!ということってありませんか?
風邪や日焼けならわかりますが、そのどちらでもない場合、もしかすると良くない状態かもしれません。
「血行が良いんだ」と勘違いしてそのまま放置すると、髪トラブルを引き起こしてしまう可能性があるのです。
今回は、頭皮が熱くなる原因と、そのケア方法について解説しましょう。
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なぜ頭皮が熱を持つの?
体温は知っていても、自分の頭皮の温度を知っている人はほとんどいないと思います。
体温より1~3℃低いのが普通といわれていますので、33~35℃前後ということですね。
また、同じ頭皮でも位置や状態によっても違うといわれています。
薄毛になりやすい前頭部から頭頂部にかけての地肌は、さらに1~2℃低いことがあるそうです。
昔から「頭寒足熱」といわれるように、頭は冷えているほうがよいと考えられています。
これは「頭部には熱をこもらせるな」ということで、そちらのほうが脳機能が低下せず健康に良い、という意味です。
また、脳機能を正常に働かせるには充分な栄養素と酸素が必要で、それを届けるのが血液です。
ということは、「頭部が熱くない=脳が正常に活動する=血行が良い」ということになりますから、少なくとも血行が良いことと頭皮が熱くなることは関係がなさそうですね。
とすると、なぜ頭皮が熱くなるのでしょうか。
頭皮が熱いのは頭皮環境が悪化しているサイン
頭皮が熱いかどうか、はっきりわからない場合は、お腹と頭皮の温度差を指で確かめてみると良いでしょう。
腹部は大体34~35℃といわれ、正常な頭皮温度とほぼ同じです。
やっぱり熱いみたい…と感じたら、頭皮環境が悪化している可能性が高いです。
頭皮が熱いのは、つまり「炎症」を起こしているということです。
脳の視床下部という部位に体温調節中枢があり、全身の体温をコントロールしているため、頭皮だけが熱くなることは通常ありません。
病気などで熱が出た時には全身が熱くなりますよね。
ですから、風邪や頭部のケガ、日焼けなど以外で頭皮だけが熱い時は、その部分自体に問題がある可能性が高いのです。
「頭皮が熱い=血行が良い」ではありません!
血行が悪いと、その部分は冷えます。
しかし、血行が良い時に熱を持つということはありません。
もし熱を持つなら、血行が良ければ良いほど体温も上がってしまい、全身が熱くなるはずです。
しかし体温は体内酵素が最も活性化しやすい温度になるよう視床下部でコントロールしており、その温度は36.5~37.0℃程度です。
ですから、頭皮はそのマイナス1~3℃内に収まっていないとおかしいのです。
これは、頭皮だけのことではありません。
肩こりや首こり、腰痛などを訴える人の皮膚に触れると、熱を持っていることが少なくありません。
肩や首、腰などのこりは血行不良によって起こるものですから、同様に血行が悪いために頭皮が熱を持つことがあるのです。
頭皮の熱を放っておくと、かゆい→悪臭→白髪・薄毛の原因に
頭皮が熱を持つことで被害が大きくなるのは、男性のほうだといわれます。
頭皮が熱を持つと毛穴が開きやすくなり、中にある皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されやすくなります。
すると雑菌が繁殖し、フケやかゆみ、悪臭などの原因となります。
また、皮脂量をコントロールしているのは男性ホルモンなのですが、加齢とともにこのホルモンはDHTという抜け毛促進因子に変化します。
そのため、皮脂量が増えることで男性型脱毛症(AGA)になりやすくなるのです。
また女性も年齢とともに女性ホルモンが減ってくると、相対的に男性ホルモンが増えるため、同じような症状(女性男性型脱毛症:FAGA)になる場合があります。
また、そこまで行かなくても雑菌の繁殖によって、「脂漏性皮膚炎」を起こすことがあります。
脂漏性皮膚炎は常在菌のマラセチア菌というカビが増殖することで起こる炎症で、皮脂をエサにしているため、皮脂が増えると増殖してしまうのです。
この疾病になるとかゆみや炎症、荒れなどが起こり、悪化すると皮脂が剥がれてフケになり、皮脂が酸化されるため臭いが強くなります。
さらにその状態を放置することで、白髪や薄毛の原因になってしまうのです。
頭皮が熱っぽいのは炎症を起こしているから。その原因は?
帽子をかぶって一時的に頭皮が熱くなったというのであれば全く問題ありませんが、常に頭皮が熱い場合は頭皮が炎症を起こしているということです。
その原因にはいくつかあります。
過度なストレスによる自律神経バランスの乱れ
女性に多いのが、ストレス性の熱です。
自律神経は体温調節機能を持っているのですが、ストレスによって自律神経が乱れると、体温調節ができなくなるのです。
また、女性ホルモンの減少が体内にストレスを及ぼし、熱を発することもあります。
女性ホルモンの分泌量は30歳前後がピークで、それ以降どんどん減っていき、40代で約半分に、50代になると4分の1程度になります。
すると、性ホルモンの分泌をコントロールしている脳の視床下部は、もっと分泌するよう卵巣に指令を出します。
しかし、卵巣にはすでにそれだけの機能がなくなっているため、分泌することができません。
すると視床下部からは「命令しているのに分泌されない」ということで、さらに指令を強く出します。
この繰り返しによって同じ視床下部にある自律神経や体温調節の中枢の働きが影響を受け、熱をコントロールすることができなくなるのです。
更年期障害でよく「ほてり」や「発汗」が起こるのも、このためで、ストレス性熱の一種です。
また、ストレスからくるイライラで「頭に血がのぼる」という感覚を持つことがありますが、実際に頭部に血液が上っていることがあるそうです。
新宿ライフクリニックの須田医師によると、怒りやイライラで顔の筋肉に力が入ることで一時的に血流がアップし、その結果頭皮が熱くなることがある、と報告しています。
間違ったヘアケアや頭皮ケアによる頭皮へのダメージ
TVCMの美しい髪にあこがれて、その製品を買ってしまうことってありませんか?
しかし、TVCMを流す有名メーカーのシャンプーのほとんどが「高級アルコール系」です。
高級アルコール系シャンプーは刺激の強い合成界面活性剤から作られており、洗浄力と脱脂力が非常に強く、皮膚の皮脂をすべて取り去ってしまうのです。
皮脂には地肌を紫外線の害から頭皮を守り、雑菌の繁殖を抑えるという重要な働きがあります。
そのため、皮脂がすべてシャンプーでなくなってしまうと身体が指令を出し、皮脂を分泌させます。
また水分もシャンプーで奪われているため、その代わりとして皮脂が分泌されることもあります。
これが繰り返されると身体は水分と皮脂がいつも欠乏していると判断し、常に皮脂を分泌するようになるため、頭皮の皮脂が過剰になり、頭皮環境を悪化させてしまうのです。
さらに、高級アルコール系シャンプーに使用される界面活性剤は「アニオン系」と呼ばれる陰イオン界面活性剤で、髪の皮脂を洗い流してしまうため、そのままだと髪がパサパサになります。
そのデメリットを補うためにシリコーンが配合されているのですが、シリコーンは吸着力が強いため、皮脂やほこりを髪にも頭皮にも付着させてしまいます。
界面活性剤の威力が強いほどシリコーンも多く配合されるため、頭皮環境がどんどん悪くなってしまうのです。
その上、皮脂過剰な人ほど爪を立てて頭皮を洗うことが多く、皮脂が傷ついてしまいます。
それによって炎症が起こるだけでなく、界面活性剤やシリコーン、雑菌などが皮膚内に浸透しやすくなります。
こういったことが原因となって頭皮が炎症を起こし、熱を持ってしまうのです。
運動不足、睡眠不足、栄養不足等の悪い生活習慣
運動不足、睡眠不足、栄養不足といった不規則な生活習慣は、体内の生体リズムを狂わせてしまいます。
生体リズムとは体内時計のことで、この中枢は視床下部にあります。
視床下部にはそのほか自律神経や体温調節の中枢、ホルモン分泌の司令塔などもあるため、これらが相互に影響してしまいます。
それによって自律神経も体温調節機能も乱れるため、頭皮が熱を持つことがあるのです。
不規則な生活は血流を悪くさせるので、最初は手足や頭皮など末端部が冷えることが多いのですが、それが悪化すると体内時計が狂い、このような現象を起こすのです。
紫外線による炎症や帽子による蒸れの場合も
日焼けというと赤くなる、というイメージがありますが、肌の質によって赤くなりにくい人がいます。
そのため、頭皮の色は赤くなっていなくても髪とともに熱を吸収してしまい、頭皮が熱くなることもあります。
また、薄毛や白髪を隠そうとしてずっと帽子をかぶっていると、中が蒸れて熱くなることがあります。
一時的なものであれば問題はないのですが、常にかぶっていると頭皮が蒸れ、皮脂が過剰分泌されることで炎症を起こし、頭皮が熱くなることもあるのです。
炎症を予防改善する5つのケア方法
頭皮が熱いことが頭皮環境の悪化の原因になっている、あるいは頭皮環境の悪化によって熱が出ているのだとしたら、一日も早く改善しないと白髪や抜け毛、薄毛の原因になってしまいます。
ぜひ、以下の方法を試してみてください。
「ケア方法①:「頭皮を冷やす」或いは「下半身を暖める」
熱いということは熱がこもっていることですから、まずは冷気を当てましょう。
とはいえ、日焼けではないのであまり冷たくすると血管が収縮して血行が悪くなるため、回復力が遅れて逆効果になりかねません。
濡れタオルを頭に乗せ、扇風機を回せば短時間でも結構熱を取ることができますよ。
また、熱を運搬するのは血液の移動によるものです。
そのため、頭皮の血液をほかの部位に移動させると熱が下がりやすくなります。
女性は下半身が冷えている場合が多いので、できるだけ下半身を温めましょう。
その時のコツは、足首を重点的に温めることです。
足首には太い動脈があるので、ここを温めると短時間で効果が出ます。
また、服や靴下などがきついと血液が流れにくくなりますので、できるだけゆとりのある服を着て温めるようにしてください。
足湯などが簡単で効果が出やすいのでおすすめです。
ケア方法②:生活管理をしっかりして、充分に睡眠をとる
不規則な生活は自律神経を乱れさせます。
特に過剰飲酒や喫煙は交感神経を過剰に活発化させるため、熱を発生させます。
血液の中の白血球内には顆粒球とリンパ球がありますが、このうち顆粒球は細菌やウイルス、変質した細胞を攻撃する働きがあります。
最近の研究で、交感神経が過剰に働くと顆粒球が増えることが発見されました。
顆粒球は増加すると正常な細胞まで攻撃してしまい、その際に熱を発生させ、炎症を起こすのです。
さらに、顆粒球が増えると活性酸素も増加することがわかっており、数日で顆粒球が死ぬ際にも活性酸素を発生させるため、細胞に悪影響を与えてしまいます。
飲酒も喫煙もほどほどにしましょう。
また、不規則な生活や睡眠不足はストレスを生み出しやすくなります。
ストレスというのは脳で感じるものですから、脳がフル回転しエネルギーが集まります。
そのために熱を帯びることもあります。
なお、これは頭皮だけとは限りません。
ストレスの中でも怒りの感情は体温を上げるといわれています。
これは、相手を攻撃するには体温が多少高いほうが筋肉が動きやすくなるからです。
しかし実際にはその感情を抑え込んでしまうため、それが続くと体内に熱がこもってしまい、身体の一部または全身が熱くなることがあるのです。
よく、怒りで顔が真っ赤になると言いますが、それが頭部に熱がこもった状態なのです。
こういった状態の場合、一番良いのは充分な休息と睡眠でストレスを解消させることです。
交感神経が優位なままでは熱が逃げませんから、副交感神経を活発化させ、全身をリラックスさせましょう。
入浴などで全身がリラックスすると、その後の湯冷めで全身の体温が下がってきます。
体温が下がると眠りにつきやすくなり、熟睡できるようになるのです。
また、熟睡中は成長ホルモンが大量に分泌され、新陳代謝や細胞の修復、疲労の回復、脳内の整理などが行なわれるので、熱が下がるだけでなくストレスが溜まりにくくなります。
日頃からストレスが溜まりやすい人は、予防法として睡眠時間を充分取ることをおすすめします。
ケア方法③:刺激物を避け栄養バランスの良い食事を摂る
頭皮環境を悪化させる大きな原因は、食生活です。
栄養バランスの良い食事を摂ると内臓の調子が良くなりますから、消化吸収の流れが非常にスムーズになります。
すると頭皮の毛細血管に流れる血液の循環も良くなるため、熱がこもらなくなります。
また、老廃物も血液に取り込まれ、尿として体外に排出されるようになるので、頭皮環境も改善されるのです。
また、少量の刺激物は血行を促進させますが、刺激は脳にストレスを与えます。
するとアドレナリンが分泌されてそのストレスを回避しようとするのですが、アドレナリンには熱の放散を抑制する働きがあるため、脳や頭皮に熱がこもりやすくなります。
この症状が悪化するとうつやパニック障害を引き起こす場合があるので、刺激物の摂取はほどほどにしましょう。
ケア方法④:ヘアケア用品、洗髪方法、頭皮ケア全般を見直す
頭皮のコンディションを悪くする原因の一つがシャンプーであることは、すでに書きました。
とはいうものの、若いうちは頭皮の皮脂が多いため、高級アルコール系シャンプーでもしっかり洗い流せばそれほど問題はありません。
しかし、紫外線を常に浴びている頭皮は身体の中で最も刺激を受け、弱っています。
高級アルコール系のシャンプーで洗髪し続けると、最初は皮脂過剰になることで雑菌が増え、それが徐々に炎症という形で現われてくるのです。
しかも、その状態が続くとだんだん皮脂を分泌する能力が衰えてきます。
また、加齢によっても皮脂量が減っていくため、頭皮はどんどん乾燥してきます。
皮脂には紫外線から頭皮を守る働きがありますが、無防備になった頭皮は太陽の光を直接浴びることになり、熱がこもりやすくなります。
するとさらに皮膚が乾燥し、かゆみや痛みを伴う炎症を引き起こすことがあるのです。
これまで使用していたシャンプーが高級アルコール系で頭皮が熱くなっている場合は、シャンプーを刺激の少ないアミノ酸系やベビーシャンプーに変えましょう。
しかし、アミノ酸系シャンプーやベビーシャンプーは肌にやさしいのですが、洗浄力が弱いという欠点があります。
そのため、これまで以上に頭皮をゴシゴシこすってしまったり、大量に使用してしまったりと間違ったケア方法をして、結局頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。
それを防ぐためには、シャンプーを使用する前に2分程度湯シャンしてください。
湯シャンだけで髪の汚れの70%は洗い流せるといわれていますし、髪が水分をたっぷり含んでいると、少量のシャンプーでも十分に泡立ちます。
その泡で頭皮を中心にやさしくマッサージするように洗うと、頭皮の汚れはしっかり落ち、しかも皮脂は取り過ぎません。
ケア方法⑤:ヘアカラーやブリーチ、パーマを控える
もう一つ気をつけたいのが、ヘアカラーやパーマです。
特に自分でヘアカラーをする場合、頭皮にもべったりカラー剤をつけてしまいますね。
ヘアカラーに使用されている酸化染毛剤や過酸化水素は、接触性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎を引き起こすことがわかっており、炎症で頭皮が熱を持つ場合があります。
この場合、かゆみや頭皮が赤くなるといった現象も同時に起きることが多いです。
このような状態になった場合アレルギーを発症している可能性もあり、アナフィラキシーショックで死亡した例も報告されていますので、病院で検査を受けることをおすすめします。
ただ、アレルギーを発症してしまった場合は、治療しても元の状態に戻ることはありません。
それを予防するためにも、ヘアカラーやブリーチ、パーマの回数を減らす、できるだけ美容院で薬剤を頭皮につけないようお願いする、といった方法をおすすめします。
大切な脳を守る役割もある頭皮に対して、私たちはちょっと無関心すぎるような気がします。
頭皮は身体と精神のバロメーターですから、ちょっと熱いなと感じたら、ぜひこのコラムを参考にしてくださいね。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。
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